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スズキ「カルタス クレセントワゴン」と聞いて姿を思い出せる人はエンスーです! 2002年まで生産されたレアモデルとは

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スズキ「カルタス クレセントワゴン」と聞いて姿を思い出せる人はエンスーです! 2002年まで生産されたレアモデルとは

ワゴンは2002年夏ごろまで販売が続けられていた

1989年に初代モデルが登場し、瞬く間に日本にステーションワゴンブームを巻き起こしたスバル レガシィツーリングワゴン。その成功を見た他メーカーも同様のステーションワゴンモデルを矢継ぎ早にリリースしたのが、コンパクトカーメーカーの雄として知られるスズキが、遅ればせながら1996年2月に登場させたのが「カルタス クレセントワゴン」だったのだ。

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少し複雑なカルタスシリーズ

この時期のカルタスシリーズのラインナップはやや複雑で、1Lモデルを中心とする最もベーシックなモデル(2代目カルタス)は1988年から継続して販売されていた。一方で、4ドアセダンとして登場した「カルタス エスティーム」は、1995年1月にカルタスの上級版として登場した「カルタス クレセント(3ドアハッチバック/4ドアセダン)」と入れ替わる形で終売。

そのカルタス クレセントをベースとしたステーションワゴンとして「カルタス クレセントワゴン」が登場。1998年5月のマイナーチェンジのタイミングでクレセントシリーズからクレセントの名前が外れて単に「カルタス」となり(カルタスクレセントワゴンもカルタスワゴンとなる)、結果的にカルタス クレセントシリーズが3代目カルタスという形となるという非常にややこしい状態となっていた。

スズキのやる気が感じられる仕様もあった

そんなややこしいカルタスファミリーの新たな一員として登場したワゴンモデルは、4ドアセダンをベースにリアセクションを延長したスタイル。クレセントシリーズ全てに設定されていた1.5Lエンジンのほか、国内ではワゴン専用(セダンにも設定の案があったが市販化には至らず)となる1.8Lモデルも設定された。

レガシィツーリングワゴンのターボモデルに比べれば大人しい出力となる1.8Lモデルではあるが、新開発のアルミブロック+鋳鉄スリーブ構造のツインカムエンジンとなっており、1.8Lモデルのグレード名も「GT」とするなど、スズキのやる気が感じられる仕様となっていた。

快適な乗り心地を実現するセルフレベライザー付きリアサスペンションを装備

車名をカルタスワゴンに改めた1998年5月のマイナーチェンジでは、フロントマスクを初代エクスード似の角ばったものから、2代目エクスード風の丸みを帯びたデザインに変更した。そのほか、物を積んだ際の沈み込みを抑えて快適な乗り心地を実現するセルフレベライザー付きリアサスペンションやABSをワゴン全車に標準装備。

後期型カルタスのCMには当時TOKIOに所属していた長瀬智也氏が起用されており、上記のセルフレベライザーをアピールしていたのでうっすら記憶している人もいるかもしれない。

なお、前期型では「GT」となっていた1.8Lモデルは「TZ」と改名されており、ハッチバックやセダンがラインナップから姿を消すなか、ワゴンは2002年夏ごろまで販売が続けられていた。

その後、スズキのラインナップにはステーションワゴンは存在していないが、2005年から短期間のみ、シボレー オプトラ(セダン/ワゴン)をスズキ販売店で販売し、ラインナップを補完していたが、こちらもカルタスクレセントワゴンに負けず劣らずマイナー車であるため、機会があればこちらも紹介したいところだ。

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みんなのコメント

20件
  • 形もスズキらしからないスマートさで、大きさも国内使用ではベストサイズでしたが。
    スズキのkeIと同じく高齢ゾーンや田舎での使い勝手が良い車ではなかったかと。

    ただ矢張り販売力が無く、ヒット車にはならなかった。
    エンブレムがTマークならば売れたんでしょうが。

    この時代のスズキは今とは違いチャレンジしてたよな。
    社員も販売店も面白かったと思う。
    総花的な車造りでは、モチベーションも上がらないと思う。
    「夢」を見させる企業であって欲しいものです。
  • レアというほどではない。
    そこそこ走っていたな。
    実はカローラワゴンと比較検討しようとしたことがあるんだが、ディーラーで
    「他に見てみたいクルマがあるんで」
    と購入の即答を避けたら、
    「それってスズキですか」
    と訊いてくるほど意識しているようだった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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