酷使されたポンコツ車両をベースにレストア&カスタム
オーバーフェンダー&深リムで硬派に仕上げたS13シルビア
「リターン組オーナーの情熱が注がれたS13シルビア改」往年のワークススタイルで魅せる!
若かりし頃に乗っていたクルマは、いくつになっても輝かしい思い出として記憶に残るもの。そんなクルマを、大人になって経済的な余裕ができたタイミングで「もう一度乗りたい」と考えるリターン思考のカーガイは多いだろう。
このS13シルビアのオーナーは、まさにその一人。生活に余裕ができた年齢からサーキット走行にハマり、そのままの勢いで昔乗っていたS13をもう一度購入。
ドリ車として長年酷使されてきた個体であったが、神奈川県の“55モータース”にて時間をかけながらレストアとカスタムを進め、理想のスペックを作り上げたのだ。細部を見ていこう。
耐久性に気を配ったというSR20エンジンは、トラストのT518Zタービンをセットした340ps仕様。レブリミットは余裕を持って7500rpmに設定されているが、ヘッドには高回転時のロッカーアーム飛びを防ぐラッシュキラーを組み込んでいる。光り輝くサージタンクはトラストの大容量タイプだ。
さらに、エンジンルームはサビや溶接剥がれなどの劣化をリフレッシュした上でマットブラックに塗装。各部の配管類をメッシュホースに交換するなど、美観も追求している。
足回りは、エンドレスのジールファンクション車高調でセットアップ。アーム類も調整式を多数投入している。ブレーキ系チューンにも余念はなく、フロントキャリパーにはS14純正よりも軽いECR33純正を流用し、ローターにはBNR32Vスペック用の324mmスリットを装備する。
インテリアは、惚れ惚れするほど美しい仕上がりだ。ダッシュボードはアルカンターラを貼り込み、ステアリングはナルディクラシック、シートはレカロのフルバケットにそれぞれ変更。サーキット仕様のため、エアコンなどの快適装備は撤去している。車重は1100kgだ。
コンソールのパネル類は、フルカーボン製に置き換えてレーシーなイメージを演出。デフィの追加メーターは、エアコン吹き出し部にブースト/油圧/油温の3つを、コンソール上部に水温/排気温の2つをインストールしている。
ボディはフルストリップ状態からレストア&補強を敢行。サーキット仕様とはいえドンガラでは味気ないため、サイドの内装パーツやリヤシート部はカーボン製のパネルで置き換えている点も見逃せない。ロールケージは7点式だ。
TRA京都のオーバーフェンダーはフロント40mm、リヤ60mm。そこに深リムのワークマイスターS1を組み込み、フロント3度&リヤ3.5度のネガティブキャンバーを与えている。GTマシン風のミラーはクラフトスクエア製だ。
主要エアロパーツも全てTRA京都で統一。インタークーラーコアにフレッシュエアを効率よく導入するために、バンパーには横長の3連ダクトを追加している。
古き良きワークススタイルと耐久性重視のパワーユニット、そして美しいコクピット。誰もが羨むような、余裕のある大人に相応しいサーキットスペックだ。
●取材協力:55モータース 神奈川県横浜市青葉区鉄町703 TEL:050-1004-9595
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みんなのコメント
S13もそんなオーナーのこだわりが表れていてカッコいいし!
強いて言えばGTウイングじゃなくてダックテールの方が良かったかも!