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最強ミドルSUVトヨタハリアー購入ガイド 価格、お薦めグレード、ライバル、値引き

掲載 更新 14
最強ミドルSUVトヨタハリアー購入ガイド 価格、お薦めグレード、ライバル、値引き

 2021年1~6月の累計販売台数は48,271台で、車名別月販台数(登録車)ランキングでなんと第5位を記録したハリアー。現在、世界的な大ヒット市場となっているミドルクラスSUVジャンルにおいて、ある程度以上の価格帯でありながらもこの販売台数は驚異的といっていい。

 そんなハリアーだが、純ガソリン仕様とハイブリッドがあり、2WDと4WDが用意され、グレードも豊富。ちょっと欲しいけどどれを買えばいいか迷っている…というユーザーも多いはず。ディーラーへ行く前に読むと得する記事を用意しました。

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文/諸星陽一
写真/TOYOTA

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■2020年6月に発売された新型ハリアー

2020年6月に発売されたトヨタハリアーは高級SUVとして圧倒的な人気を誇る。ボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm

エレガントなクーペフォルムがハリアーの特徴だ

 初代ハリアーは1997年に当時のカムリをベースとして作られたモデルで、翌1998年には兄弟車となるレクサスブランドのRXも登場します。

 それまでのSUV系はプレミアムというジャンルとは無縁で、レンジローバーが唯一プレミアムSUVとして認識されていました。

 ハリアーはフルサイズ系以外のSUVにおいて初めて登場したプレミアムSUVで、現在あらゆるクラスで隆盛を極めるプレミアムSUVの起爆剤になったモデルとも言われています。その後ハリアーは2003年にフルモデルチェンジし2代目に移行、2代目は2013年まで製造されます。レクサスRXも2003年にフルモデルチェンジしますが、ハリアーのフルモデルチェンジを待たずに2009年にRXはフルモデルチェンジしハリアーとは系統が分かれます。

 3代目ハリアーは2013年から2020年まで製造。現行モデルは2020年に登場した4代目で、登場後改良、変更は行われていません。

 現行ハリアーに用意されるパワーユニットはFF車の場合2.0リットルガソリンエンジン(171馬力/207Nm)と2.5リットルガソリンエンジン(178馬力/221Nm)+モーター(120馬力/202Nm)のハイブリッドとなります。

 ガソリンモデルの4WDは駆動トルクをプロペラシャフトによってリヤアクスルに伝達する機械式ですが、ハイブリッドはE-Fourと呼ばれるリヤアクスルをモーター(54馬力/121Nm)で駆動するタイプとなります。

2Lエンジンを搭載するガソリン車と、2.5Lエンジン+モーターのハイブリッド車を選択可能。ハイブリッド車のWLTCモード燃費は22.3km/L(2WD)

■グレードと装備

 グレード展開は非常にシンプルで、ガソリンエンジン、ハイブリッドともに同一でボトムからS、G、Zの順でGとZにはレザーパッケージというグレードが用意されます。

 以下に特徴的な装備差を列記します。

●タイヤホイール
Z:225/55R19タイヤ&高輝度シルバー塗装アルミホイール(Zに標準装備)
G:225/60R18タイヤ&切削光輝+ダークグレーメタリック塗装アルミホイール(Gに標準装備)
S:225/65R17タイヤ&シルバー塗装アルミホイール(S標準装備)


●サンルーフ
・調光パノラマルーフ:Zにのみオプション設定。19万8000円

●ハイビーム調光
・アダプティブハイビーム:ZとGに標準装備
・オートハイビーム:Sに標準装備

●ITS関連
・ITSコネクト:全車オプション。2万7500円

●安全装備
・リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ、後方接近車両)、ブラインドスポットモニター:Zに標準装備、GとSにオプション。6万8200円

●オプティトロンメーター
・7インチTFT:ZとGに標準装備
・4.2インチTFT:Sに標準装備


●シート
・運転席8ウェイパワー:ZとGに標準装備
・運転席6ウェイパワー:Sに標準装備
・助手席4ウェイパワー:レザーパッケージに標準装備
・助手席4ウェイマニュアル:レザーパッケージ除く全車に標準装備
・革シート:レザーパッケージに標準装備
・ファブリック+人工皮革:レザーパッケージを除くZとGに標準装備
・ファブリック:Sに標準装備
・運転席4ウェイランバーサポート:レザーパッケージに標準装備
・運転席2ウェイランバーサポート:レザーパッケージを除くZとGに標準装備
・運転席オートスライドアウェイ:レザーパッケージに標準装備
・運転席&助手席快適温熱シート+シートベンチレーション:レザーパッケージに標準装備

Z“Leather Package”のインテリア


●空調
・S-FLOW運転席集中モード付き左右独立温度コントロール付きオートエアコン:ハイブリッド車
・S-FLOW前席集中モード付き左右独立温度コントロール付きオートエアコン:ガソリン車
・静電式ヒーターコントロールパネル:Zに標準装備、GはTコネクトSDナビとセットオプションで装着可能
・ダイヤル式ヒーターコントロールパネル:GとSに標準装備


●ナビゲーション
・TコネクトSDナビ:Zに標準装備、Gにオプション。36万9600円
・ディスプレイオーディオ:G、Sに標準装備
・シースルービュー付きパノラミックモニター:Zのみオプション装着可能。6万500円

■グレード間の価格差

 ハリアーの価格帯はガソリンエンジンモデルが299万円~443万円、ハイブリッドモデルが358万~504万円となります。グレード展開は前述のようにボトムがS、中間がG、トップがZとなり、GとZにはレザーパッケージを用意。全グレードにFFと4WDが設定されます。価格差は以下のようになります


●FFに対し4WDはいくら高いか?
・ガソリン車:+20万円
・ハイブリッド車:+22万円

●ガソリン車に対しハイブリッド車はいくら高いか?
・FF:+59万円
・4WD:+61万円

●Sグレードに対しGグレードはいくら高いか?
・42万円

●Gグレードに対しZグレードはいくら高いか?
・52万円

●Sグレードに対しZグレードはいくら高いか?
・94万円

●標準仕様に比べてレザーパッケージはいくら高いか?
・30万円

ハリアー グレードと価格

■ハリアーのお薦めグレード

快適装備の充実度で選ぶならZ“Leather Package”がお薦め。19インチの大径タイヤ&ホイール、T-Connect SDナビゲーションシステム、本革シート等を標準装備する最上級グレード。価格は482万円(2WD)

 装備品を軸にしたグレード選択を考えていきましょう。

 衝突回避機能付きブレーキやACCといったトヨタ・セーフティセンス(ASV=先進安全自動車)関連の装備は基本的な装備が全車で標準装備となります。リヤクロストラフィックオートブレーキはZに標準ですが、ほかのグレードでもオプションで装着可能です。

車道を横断する自転車や夜間の歩行者も検知するプリクラッシュセーフティをハリアー全車に標準装備

 ハリアーはタイヤのオプションが設定されていないので19インチタイヤが欲しい場合はZ、18インチならG、17インチならSとなります。サンルーフを装着したい場合はZグレードを選択しオプションで選ぶ以外にありません。

 純正のTコネクトナビはZには標準でGにオプション、Sには装着ができません。純正のTコネクトナビが欲しいならZグレードを選んでしまっていいでしょう。ナビにはこだわりがなく、スマホ連携でいいならGグレードでもいいでしょう。

 ハリアーはボトムグレードでも装備が充実しています。ガソリンエンジンモデルのFFならば約300万円ですが、一通りの装備が付いています。一般的に装備が充実したクルマのほうがリセールバリューが高く、下取り額が上がることが多いのですが、ハリアーはどのグレードも平均して下取り額が高くなっています。

 その理由のひとつはトップグレードが500万円もしてしまうことでしょう。

 フル装備モデルの下取りがいいのは当たり前ですが、絶対値としての価格が高いため中古車として売るときはちょっと苦労します。しかし、リーズナブルなモデルは中古車としても売りやすいので下取りもいいというわけです。

■ライバル車種は?

ライバル車の多いハリアーは値引きに期待ができる。過去に60万円の値引きを引き出した例も

 人気モデルのハリアーですが、カテゴリー的にも人気のためライバルも多く。値引きはけっこう期待できるということです。国産車では同じトヨタのRAV4やマツダCX-5、三菱アウトランダーなどがライバルとなります。

 また、輸入車ではメルセデス・ベンツGLC、BMW X3、アウディQ3などもライバルとなります。これらのクルマと競合していくことでハイブリッドZレザーパッケージで60万円の値引きという例も見かけます。

 高額値引きは、競合だけでなく、決算期であるとか商談しているディーラーが販売台数を稼ぎたい時期であったなどさまざまな理由があり、いつでもこの額を引き出せるわけではありませんが、ひとつの期待としておきたくなる額です。

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みんなのコメント

14件
  • 納期の事は書かないのですね?
  • 左のミラーに装着される耳たぶ(補助ミラー)は、いらない

    半導体不足で、今契約しても来年2月以降みたい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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