フェラーリ、GTC4ルッソを世界初公開

フェラーリは3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに、世界初公開となる新型4シーター「GTC4 ルッソ」を出展すると明らかにした。同モデルは、2011年に登場した「フェラーリFF」の進化版にあたる。

GTC4 ルッソは従来モデルのFFに比べ、バンパーやスポイラーなどエクステリアデザインが変更されているほか、インテリアも小径のステアリングホイールや10.25インチの大型ディスプレイ付きの最新のインフォテインメントシステムを搭載するなどの進化を遂げている。

エンジンは6262ccのV12を搭載する。スペックは最高出力507kW（690ps）、最大トルク697Nmを発生。「FF」に比べ、パワーが22kW（16ps）、トルクは14Nmほど向上している。0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は335km/hと公表される。

技術的なトピックは、AWDシステムの“4RM”が、新たに後輪の操舵機構付きの“4RM-S”へと進化したこと。横滑り防止装置や電子制御ダンパーもバージョンアップし、より洗練された車両統合制御が実現しているという。

フェラーリはGTC4 ルッソを、街中から雪山まで、路面コンディションに関係なく最大3名の乗員とともにドライビングを楽しめる万能なフェラーリ、とアピールする。