新型BRZに全19本をCGで合成して検証
2021年後半は新型86&BRZの話題で持ちきりになりそうだ。ウワサによればスバルBRZが夏頃、GR86が秋頃の発売を予定しているという。初代86&BRZはスポーツモデル好きやチューニングユーザーに幅広く支持されてきた。当然、新型についても同様にカスタマイズベースとして活躍してくれるはず。そうなれば、まずは足元のメイクが気になる。周囲と差を付けるためには、どのアルミホイールを選べばいいか? クルマを手に入れる前に、頭の中で組み合わせるホイールを妄想しておきたい。そこで、すでにお披露目されている新型BRZの写真にCGを駆使。各ホイールブランドのイチ押しモデルを合成マッチングしてみた。
見た目だけで選ぶと「車検NG」「タイヤバースト」のリスクあり! 「ホイール交換」で憶えておくべき5つの項目
長きにわたり支持される定番モデル!
【RAYS VOLK RACING TE37 SAGA S-plus】
1996年の誕生以来、性能重視の本格ホイールとして指示されている「TE37」シリーズ。その最新モデルとなるのが「TE37 SAGA S-plus」となる。伝統の6本スポークが最新の解析技術と製造技術によって超ハイスペックなスポーツモデルにも対応する性能を手に入れた。現行86&BRZでも支持率の高いホイールだ。
【ADVAN Racing GT BEYOND】
タイヤメーカーでもある横浜ゴムが展開するホイールは、走り好きからの人気も高い。中でもスポーツモデルの代名詞とも言える5本スポークを採用する「ADVAN Racing GT」は86&BRZ乗りからの支持率も高い。2020年にデビューした「GT BEYOND」はディープリムとコンケーブの融合が圧倒的存在感を誇る。
【BBS RE-V7】
メッシュホイールの代名詞とも言える「BBS」は、クルマ好きの中でも「いつかは履きたい」という存在。「RE-V7」もその伝統を継承したY字の7本スポークとなる。レースで培ったノウハウを惜しみなく投入し、駄肉をそぎ落とした無駄のないデザイン。従来20インチのみのラインアップだったが18インチも登場。
【OZ Racing Ultraleggera】
イタリア発のホイールブランド「OZ Racing」は国産・輸入車オーナー問わず人気。この「Ultraleggera(ウルトラレッジェーラ)」はウルトラ=超、レッジェーラ=軽量という意味。約20年前から長く支持されているモデルであり、F1用に開発されたホイールからヒントを得たと言われている。本格スポーツモデル。
【ENKEI Racing GTC02】
日本最高峰のツーリングカーレースであるスーパーGTにも参戦するエンケイ。そのノウハウを惜しみなくストリートに落とし込んでいるのが「Racing GTC02」だ。レーシングホイール同様の2×6本デザインは、軽量化だけでなく、ブレーキの冷却をも視野に入れる機能重視。スポーク根元の窪みも軽量を追求した証。
官能的ラフメッシュでスマートな足元に
【RAYS VOLK RACING G025】
大人になっても遊び心を忘れない。そんなクルマ好きにピッタリなのが「VOLK RACING G025」だ。レイズの鍛造技術を駆使して高剛性と高性能を持ちながら、他では作れない繊細なデザインを実現した。その造形もさることながら、定期的に限定カラーを出すなど色にもこだわりあり。シックな佇まいはお見事だ!
【RAYS GRAMLIGHTS 57FXZ】
過酷なシチュエーションが続くドリフト。しかもハイパワーなマシンが競演する「D1GP」で鮮烈なデビューを飾った「57FXZ」。「GRAMLIGHTS」ブランドのフラッグシップモデルであり、軽量&高剛性を誇る。Y字スポークの交点部にマシニングされたウエイトレスホールが設けられており、アイキャッチとなる。
スポーツテイスト満点の王道スポーク
【RAYS GRAMLIGHTS 57CR】
チューナーサイズが設定された人気の5本スポークモデル。スポークの立ち上がり部やセンターへと落とし込まれるコンケイブデザインが秀逸のデザイン。剛性と軽量を優先して設計された「GRAMLIGHTS 57CR」はリム幅によってスポークの落ち込みが異なる専用フェイス設計を採用しているのもポイントである。
【ADVAN Racing TC-4】
フルフェイスと呼ばれる5本スポークモデルながら、リム付きモデルのような湾曲をプラスしたデザインが特徴。スポークの付け根と先端にのみサイドカットを施して、軽量と強度を高レベルでバランスしている。定番カラーだけでなく、レーシングキャンディレッドというビビッドなカラーもマッチするデザインだ。
【WORK EMOTION T5R】
スポーティでありながら高い質感を目指した「EMOTION T5R」は大人層からの人気も高い。5スポークの2ピースモデルで、伸びやかなスポークがホイールを大きく見せる。シルバーやホワイトだけでなく、マットグラファイトなど色も特徴のひとつ。コンケーブによって、一層の迫力を際立たせていることも注目だ。
【MiD RMP RACING R60】
人気急上昇中のホイールブランド「MiD」が手掛けるスポーティなデザインが好評を博している。最新作となる「RMP RACING R60」はスポークのデザインが特徴的な鋳造1ピースモデル。スポーク中央にはスリットが設けられており、付け根部はシェイプアップホールを追加。軽量化だけでなくアクセントにもなる。
マルチスポークの美しき誘惑
【RAYS VOLK RACING ZE40】
繊細なデザインの「VOLK RACING ZE40」はその美しい見た目だけでなく、性能面も魅力的だ。最新の解析技術によって生まれた剛性の高いスポーク断面やリムフランジ形状で、レーシングホイールとしても一線級の実力を持つ。いかにもな無骨な5~6本スポークもいいが、10本スポークのシャープさも捨てがたい。
【RAYS GRAMLIGHTS 57Xtreme REV LIMIT EDITION】
2×6本スポークの端正な顔立ちを持つ「57Xtreme」。全体の表情を引き締める効果を見せるのがリムフランジとスポークサイドに刻まれたレッドラインとロゴ。見栄えと色あせを考慮した最新技術を採用し、マシニングによる加工が施した。ダイヤモンドカットした部分に電流を流し、切削部のみに色付けしている
【RAYS GRAMLIGHTS 57Transcend UNLimit Edition】
ネオン調のイエローがリムを一周し、スポーツモデルらしい鮮やかな印象を与える「GRAMLIGHTS 57Transcend UNLimit Edition」。正面から見れば10本スポークだが、スポーク断面は剛性を考慮したデルタ構造。薄肉化に貢献する「RCF(レイズ・キャスト・フローフォーミング」を採用する玄人好みモデル。
【ADVAN Racing RSIII】
高性能へのあくなき追求により、第3世代へと突入した「RSIII」は鋳造モデルの代表作として高い人気を誇る。細身の10本スポークは最新の強度解析技術を投入。先代のRSIIよりもスポーク天面を細く、タテ断面を稼ぐ形状に仕上げている。また、サイドカットを入れることでよりアグレッシブな印象になったのも特徴。
【WEDS SPORT SA-99R】
性能やデザインはもちろん、コストパフォーマンスの高いモデルを揃えるウェッズスポーツ。新たな提案として登場したのが「SA-99R」だ。奇をてらわず、スポーツを追求し、軽さや剛性を研ぎ澄ませている。フィン形状の9スポークで、側面から付け根までサイドカットを施し、センター部を可能な限り低く設計している。
【SSR GT X04】
スポーツカーからセダン、ミニバンまで幅広いホイールをラインアップするSSR。GTシリーズはレーシングテクノロジーをフィードバックしたモデルとして人気。「GT X04」は鋳造1ピースで、シリーズ最軽量に仕立てられている。リムはフローフォーミングをさらに高度化したFFT-R製法を採用。強度も申し分なし!
【WORK EMOTION ZR10】
スポーツホイールの代表格の一角を担う「EMOTION」シリーズ。生誕20周年を記念してリリースされたのがこの「EMOTION ZR10」だ。シリーズ初の10スポークで大胆なコンケイブが特徴。エッジの効いたデザインで、インナーリムにはフローフォーミング製法を採用している。カラーバリエーションも豊富に用意。
【ENKEI PerformanceLine PF09】
スポーツホイールの基本性能とトレンド感のあるデザインを取り入れた「PerformanceLine」の最新作。スタイリッシュな9スポークで、最新のCAE技術により細部を最適化している。リムエンドから立ち上がるスポークがきれいな曲線を描いており、研ぎ澄まされた美しさと筋肉質な力強さをうまく表現しているのだ。
まとめ:ホイール選びは慎重かつ大胆に!
カスタマイズにとって、ホイールは基本であり奥が深い。そしてホイール選びの正解はひとつではない。サイズという制限はあるものの、選択の自由度は豊富である。スポーティに見せたいのか、落ち着いた雰囲気を作りたいのか。もしくは華やかにしたいのか、ヤンチャに仕上げたいのか。ホイール単品で見るのとタイヤを組み合わせた場合の印象も変わるし、いざクルマに履かせると、予想とは別の表情を見せたりもする。容易に買い換えられるパーツではないので、購入の際にはしっかり吟味したい。
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みんなのコメント
個人的にはTE37ぽい「ゴキッ」とした太い6スポークのタイプかな。