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Da-iCE花村想太×ハーレーダビッドソン──Vol.1 X350

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Da-iCE花村想太×ハーレーダビッドソン──Vol.1 X350

ハーレーダビッドソンをこよなく愛する5人組アーティスト「Da-iCE」の花村想太。彼と元バイク雑誌編集長・カワニシが、さまざまなハーレーダビッドソンについて語り合う。まずは新型「X350」だ!

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河西啓介(以下、カワニシ) 花村さんはハーレーを乗り継ぎ、現在も複数台所有するほどの“ハーレー好き”なんですよね。

花村想太(以下、花村) 父が昔からバイクに乗っていて、子どものころ、バイクで小学校に迎えに来てくれたりしたんです。それがきっかけでバイク好きになりました。そのときの父はヤマハの「ドラッグスター」(クルーザータイプのバイク)に乗っていて。だから自然とアメリカン・タイプのバイクが好きになったんだと思います。

カワニシ ハーレーを知ったきっかけは?

花村 小学校高学年ぐらいのとき、自分の好きな映画について話す機会があったんです。そのころ『ターミネーター2』が大好きで、シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)がハーレーのファットボーイ・ロウに乗っているシーンがすごく印象的で。「いつか乗りたいな」と憧れたんです。

カワニシ バイクの免許を取ったのはいつごろですか?

花村 遅かったですね。20代の半ばです。バイクには憧れていたんですけど、ずっと「ボーカリストになる」という夢を追いかけて時間もお金も費やしていたので、なかなか免許を取る機会がなくて。Da-iCEでデビューしてからしばらくして、少し余裕がでてきた頃に普通二輪免許を取り、ドラッグスター400を買ったんです。

カワニシ そこから一気に大型二輪免許取得、ハーレーへと?

花村 じつはその後、クルマの免許を取って、しばらくは興味がすべてクルマのほうに持っていかれちゃったんです。でもやっぱり「ハーレーに乗りたい!」という気持ちが沸き上がってきて、大型二輪免許を取って初めてのハーレー、「ストリート750」を買いました。

カワニシ 2014年に登場して2020年まで生産された、水冷750ccVツインエンジンを積んだモデルですね。当時は教習車にも採用されたり、と、ハーレーのエントリーモデル的な位置付けでした。

花村 やっぱり映画なんですが、『アベンジャーズ』に出てくるキャプテン・アメリカがストリート750に乗っていたんです。全身ブラックアウトされた車体にビキニカウルのカフェレーサー・スタイルがカッコよくて。

普通二輪免許で乗れるハーレーカワニシ まず試乗してもらうのは、ハーレーダビッドソンX350です。花村さんが乗っていたストリート750と同様、水冷エンジンを積んだハーレーのエントリーモデルですが、こちらはなんと日本の普通二輪免許で乗れる353ccという排気量が特徴です。加えて言うならエンジン形式はハーレーの伝統であるVツインではなく、並列ツイン。税込みで70万円を切る価格も含めて、いろんな意味で“新世代”のハーレーなんです。

花村 実は気になっていて、ハーレーのショップに見に行ったりしたんです。だからめちゃくちゃ楽しみでした(笑)。実際に乗るのは今日が初めてですが、跨った瞬間に「乗りやすそう」と思いました。シートは少し高めで、いわゆるネイキッドバイクのポジションですよね。

カワニシ そうですね。ハーレーの特徴である、低いシートに腰を下ろし、足を前に投げ出すような姿勢ではなく、シートは高めでステップ位置は少し後ろにある、スポーツバイクに近いライディングポジションです。

花村 教習所で普通二輪免許を取得したばかりの人にも勧めたいと思いました。大きさも教習車に近いですし、エンジンの特性も低回転からトルクがあってすごく乗りやすいんです。とはいえ大人しいわけじゃなくて、フィーリングもサウンドもかなり元気があって楽しい。

カワニシ Vツイン・ハーレーの「ドドッ、ドドッ、ドドッ……」という生き物のような鼓動とは違いますが、ビュンビュン回る軽やかな並列ツインを操って走るのは楽しいですよね。

花村 そう、乗った感じは400ccクラスのネイキッドスポーツバイクなんだけど、ハーレー好きの僕にとって、いちばん大事なのは「HARLEY DAVIDSON」のロゴが入っていること(笑)。二輪免許を取って、「ハーレーに乗ってみたいな」と思っている人が、まずこのX350に乗ってバイクライフに慣れていく、というのはとてもいいなと思いました。

カワニシ 水冷エンジンだけでなく、前後17インチホイールを履き、41mm径の倒立フォークやウェーブタイプのダブルディスクブレーキを備えるなど、足まわりも現行のスポーツバイクらしいしっかりしたつくりなんです。そう考えるとアンダー70万円という価格も魅力的に思えてきます。

400ccで“アメリカン”なハーレーがほしい花村 X350のスタイルやカラーリングは、1970年代に活躍したハーレーのフラットトラックレーサー「XR750」をモチーフにしたものですよね。

カワニシ そうです。高めの位置にセットされたワイドなハンドル、小ぶりなフューエルタンク、シートを経て跳ね上がったテールへとつながるデザイン。かなり今のトレンドを意識していますね。ハーレーはこのX350を発表したとき「ファッション・ライフスタイルコンシャスな都市型コミューターモデル」と謳っているんですよね。

花村 “ハーレー”というブランドに憧れている若者にとっては、嬉しい選択肢だと思います。でもこのX350に乗ってみて、「400ccクラスで、アメリカンタイプのハーレーも見てみたい、乗ってみたい」と、思っちゃたんですよね。90年代にはドラッグスターとかホンダ「スティード」とか、400ccクラスのアメリカンバイクが人気だった時代があったんだけど、ある時期からすっかり姿を消してしまった。でも最近、ホンダ「レブル」やカワサキ「エリミネーター」などのクルーザータイプが、若いライダーに人気なんですよね。

カワニシ バイクだけの話じゃないですが、流行は一定のサイクルで循環するものですからね。アメリカン、ビッグスクーター、スポーツバイクという順番で流行がめぐって、この頃はかつて“アメリカン”と呼ばれていたクルーザータイプが人気になっている。

花村 そうなんですよ。ドラスタなんて以前僕が買ったときに比べて、中古価格がグンと上がっている。だからハーレーがドラスタぐらい車格のある400ccクラスクルーザーを出したら、売れそうな気がするんだけどなぁ。

カワニシ 花村さんぐらい影響力のある人が、声を大にして言ったら、ハーレーも動くかもしれないですよ。

花村 えー、それはムリでしょ~。でもいちおう、言ってみようかな(笑)

花村想太(はなむらそうた)1990年8月15日生まれ。兵庫県出身。Da-iCEのボーカル兼パフォーマー。Da-iCE楽曲の作詞・作曲も行う。男性では珍しい4オクターブ高音ボイスを持つ。2020年には自身のバンドプロジェクト「Natural Lag」を始動。ブロードウェイ・ミュージカル「RENT」、「ジャージーボーイズ」では主演を務めた。

文・河西啓介 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)

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