現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜ順位逆転!? トヨタ「シエンタ」超えたホンダ「フリード」の魅力とは

ここから本文です

なぜ順位逆転!? トヨタ「シエンタ」超えたホンダ「フリード」の魅力とは

掲載 更新 52
なぜ順位逆転!? トヨタ「シエンタ」超えたホンダ「フリード」の魅力とは

■日本の道路に「ちょうどいい」サイズのフリード

 ホンダのコンパクトミニバンとなる「フリード」は、国内の普通車市場において、コンパクトカーの「フィット」とともに同社の売れ筋モデルです。
 
 では、フリードのオーナーは、どのような部分を評価しているのでしょうか。

トヨタ車が100万円以下!? シエンタより小さい 人気ミニバン「カリヤ」とは

 初代フリードは、同社「モビリオ」の後継車として2008年に登場。運転しやすいコンパクトカー並みのサイズと、ミニバンのような室内空間のゆとりを持つ「ちょうどいい」コンパクトミニバンとして誕生しました。

 現行フリードは、2016年に登場した2代目モデル。モデル展開としては、3列シート仕様のフリードと、2列シート仕様「フリード+(プラス)」を設定。フリード+は、3列目を無くすことでラゲッジスペースの積載力を向上させています。

 また、2019年にはマイナーチェンジが施され、外観デザインではフロント周りのグリルやバンパーの形状が変更され、インテリアでは木目調パネルのデザイン変更やシート表皮も刷新。

 また、同時にSUVテイストを盛り込んだ新グレード「クロスター」を追加するなど、最近のSUV人気のトレンドを上手く取り入れました。

 パワートレインは、1.5リッターガソリン車、1.5リッターハイブリッド車の2種類を設定。駆動方式は、エントリーモデル「B Honda SENSING」は2WDのみの設定となっていますが、それ以外のモデルでは4WDも選択可能です。

 トランスミッションは、ガソリン車がCVT、ハイブリッド車には7速DCTが搭載されます。燃費性能は、ガソリン車が15.6km/Lから17.0km/L、ハイブリッド車が19.8km/Lから20.8km/Lです。

 価格は、ガソリン車が199万7600円から297万2200円、ハイブリッド車が256万1900円から327万8000円となっています。

※ ※ ※

 日本自動車販売協会連合会が発表した販売台数ランキング(軽自動車をのぞく)によると、2020年上半期(4月から9月)の販売台数は3万2393台となり、全体7位を記録する人気ぶりを見せています。

 そんな好調なフリードに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。

■実際フリードに乗っている人はどこが良くてどこがダメだと感じるの?

 フリードの外観デザインの評価を見てみると、「個人的にかっこいいです。好みのデザイン」と高評価な意見もあれば、「一貫性のないデザイン力の低いプレスラインには、目を覆いたくなる」との意見もあります。

 また、新たに追加されたクロスターグレードに関しては「さりげないバンパーのプレートがいい感じ」や「シルバーのアクセントが際立っていて良い」と概ね高評価なようです。

「フロントはかっこいい。リアは最初こそ気に入らなかったが、徐々に気に入ってきた」「古くさく感じない。可もなく不可もなくといったところ」などの意見もあります。

 ライバルとされるトヨタ「シエンタ」や、売れ筋コンパクトカーのトヨタ「ヤリス」のような個性的なデザインではないため、やはりインパクトには欠けるようですが、万人に受け入れられるデザインであることもわかります。

 内装に関しては、「ステアリングとメーターの間の収納があるのが良い」「ドリンクホルダや引き出し式のテーブルなど、使える収納が多い」など、機能性に関しては高評価なようです。

 ただし、「エアコンの吹出口が後席になく、とくに3列目は非常に暑かった」「大人が乗ると、ひざが前のシートにつくので長時間はしんどい。小学生までなら大丈夫」「3列目はかなり酔いやすい」など、3列目シートの快適性を指摘する意見が多い様子です。

 そのため、3列目を使う機会がないのであれば、フリード+を選択するのが良いかもしれません。

 走行性能に関しては「市街地、高速、山道で常時エアコンがオンの状態でしたが、不満なく走りました」「高回転に張り付いてからの加速はホンダエンジンらしさを感じます」と高評価なようです。

 反対に、「エンジン音はかなり大きく、車内に漏れてきます」「凄い唸る…」など、ホンダサウンドを煩わしく感じる人も多いようです。

※ ※ ※

 最近では、ライバルのシエンタに販売台数で負けている状態が続いていましたが、直近では逆転している状態が続いています。

 今後もホンダの主流ミニバンとして期待される一台です。

こんな記事も読まれています

コース上で“停車リセット”もなお最速。フォードの怪物EVトラック『F-150』が総合優勝/PPIHC
コース上で“停車リセット”もなお最速。フォードの怪物EVトラック『F-150』が総合優勝/PPIHC
AUTOSPORT web
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
LBXの影にしたくない! 小改良 レクサスUX 300hへ試乗 第5世代HVで198psに 喜び多き所有体験
AUTOCAR JAPAN
30年もカスタムし続けた日産「フェアレディZ」は「LFA」風!?「R32GT-R」「ポルシェ」「S13シルビア」などのパーツを駆使して仕上げました
30年もカスタムし続けた日産「フェアレディZ」は「LFA」風!?「R32GT-R」「ポルシェ」「S13シルビア」などのパーツを駆使して仕上げました
Auto Messe Web
首都高で初の“たたき上げ社長”誕生! この道40年の首都高マン「3つのNEW」に注力
首都高で初の“たたき上げ社長”誕生! この道40年の首都高マン「3つのNEW」に注力
乗りものニュース
アウディ、主力SUVの『Q5』系にダンピングコントロールサス装着の“S line dynamic edition”を設定
アウディ、主力SUVの『Q5』系にダンピングコントロールサス装着の“S line dynamic edition”を設定
AUTOSPORT web
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
くるまのニュース
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
AUTOCAR JAPAN
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
Auto Messe Web
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
AUTOCAR JAPAN
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
レスポンス
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
グーネット
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
AUTOSPORT web
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
くるまのニュース
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
Auto Messe Web
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
WEB CARTOP
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
motorsport.com 日本版
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
レスポンス
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
GQ JAPAN

みんなのコメント

52件
  • フリードがシエンタを逆転しているのではなく、シエンタ検討者がライズ、やヤリスクロスに逃げていると言った方が良いでしょう。
    フリードもブレーキホールドシステムやパドルシフトが付いて、後部がもう少し長くなれば文句は無いのですが…惜しいところです。
  • シエンタを超えたというよりは
    シエンタが落ちた感じじゃないの
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8392.2万円

中古車を検索
シエンタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8392.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村