■日本の道路に「ちょうどいい」サイズのフリード
ホンダのコンパクトミニバンとなる「フリード」は、国内の普通車市場において、コンパクトカーの「フィット」とともに同社の売れ筋モデルです。
では、フリードのオーナーは、どのような部分を評価しているのでしょうか。
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初代フリードは、同社「モビリオ」の後継車として2008年に登場。運転しやすいコンパクトカー並みのサイズと、ミニバンのような室内空間のゆとりを持つ「ちょうどいい」コンパクトミニバンとして誕生しました。
現行フリードは、2016年に登場した2代目モデル。モデル展開としては、3列シート仕様のフリードと、2列シート仕様「フリード+(プラス)」を設定。フリード+は、3列目を無くすことでラゲッジスペースの積載力を向上させています。
また、2019年にはマイナーチェンジが施され、外観デザインではフロント周りのグリルやバンパーの形状が変更され、インテリアでは木目調パネルのデザイン変更やシート表皮も刷新。
また、同時にSUVテイストを盛り込んだ新グレード「クロスター」を追加するなど、最近のSUV人気のトレンドを上手く取り入れました。
パワートレインは、1.5リッターガソリン車、1.5リッターハイブリッド車の2種類を設定。駆動方式は、エントリーモデル「B Honda SENSING」は2WDのみの設定となっていますが、それ以外のモデルでは4WDも選択可能です。
トランスミッションは、ガソリン車がCVT、ハイブリッド車には7速DCTが搭載されます。燃費性能は、ガソリン車が15.6km/Lから17.0km/L、ハイブリッド車が19.8km/Lから20.8km/Lです。
価格は、ガソリン車が199万7600円から297万2200円、ハイブリッド車が256万1900円から327万8000円となっています。
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日本自動車販売協会連合会が発表した販売台数ランキング(軽自動車をのぞく)によると、2020年上半期(4月から9月)の販売台数は3万2393台となり、全体7位を記録する人気ぶりを見せています。
そんな好調なフリードに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。
■実際フリードに乗っている人はどこが良くてどこがダメだと感じるの?
フリードの外観デザインの評価を見てみると、「個人的にかっこいいです。好みのデザイン」と高評価な意見もあれば、「一貫性のないデザイン力の低いプレスラインには、目を覆いたくなる」との意見もあります。
また、新たに追加されたクロスターグレードに関しては「さりげないバンパーのプレートがいい感じ」や「シルバーのアクセントが際立っていて良い」と概ね高評価なようです。
「フロントはかっこいい。リアは最初こそ気に入らなかったが、徐々に気に入ってきた」「古くさく感じない。可もなく不可もなくといったところ」などの意見もあります。
ライバルとされるトヨタ「シエンタ」や、売れ筋コンパクトカーのトヨタ「ヤリス」のような個性的なデザインではないため、やはりインパクトには欠けるようですが、万人に受け入れられるデザインであることもわかります。
内装に関しては、「ステアリングとメーターの間の収納があるのが良い」「ドリンクホルダや引き出し式のテーブルなど、使える収納が多い」など、機能性に関しては高評価なようです。
ただし、「エアコンの吹出口が後席になく、とくに3列目は非常に暑かった」「大人が乗ると、ひざが前のシートにつくので長時間はしんどい。小学生までなら大丈夫」「3列目はかなり酔いやすい」など、3列目シートの快適性を指摘する意見が多い様子です。
そのため、3列目を使う機会がないのであれば、フリード+を選択するのが良いかもしれません。
走行性能に関しては「市街地、高速、山道で常時エアコンがオンの状態でしたが、不満なく走りました」「高回転に張り付いてからの加速はホンダエンジンらしさを感じます」と高評価なようです。
反対に、「エンジン音はかなり大きく、車内に漏れてきます」「凄い唸る…」など、ホンダサウンドを煩わしく感じる人も多いようです。
※ ※ ※
最近では、ライバルのシエンタに販売台数で負けている状態が続いていましたが、直近では逆転している状態が続いています。
今後もホンダの主流ミニバンとして期待される一台です。
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みんなのコメント
フリードもブレーキホールドシステムやパドルシフトが付いて、後部がもう少し長くなれば文句は無いのですが…惜しいところです。
シエンタが落ちた感じじゃないの