ラストロウ・シュートアウトでトップ3に残れず、第103回インディ500の予選落ちを喫したフェルナンド・アロンソ。マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、ライバルチームのエントリーを買い取るつもりはないと認めたため、アロンソがインディ500を戦う可能性はほぼなくなった。
公式予選1日目、わずかの差で予選30番手に届かず、決勝出走をかけたラストロウ・シュートアウトに回ったアロンソ。土俵際の3番手でカイル・カイザー(フンコス・レーシング)のアテンプトを見守ったが、決勝出走最後のグリッドを勝ち取ったのはカイザーの方だった。
■インディ500予選2日目:アロンソ予選通過できず! パジェノーがポール獲得
インディ500ではこれまで、ドライバーとスポンサーを決勝レースに参加させるため、ライバルチームのエントリーを買い取るという事例が何件かあったが、ブラウンはAP通信に対し、エントリー買い取りはしないと述べた。
「我々は戦うために再び戻ってくるだろう。買い取りはしたくない。我々はそれを手にしたいのであって、買うことは誰でもできる。自分たちの功績でそれを勝ち取りたい」
フンコス・レーシングは、プラクティス開始前に主要スポンサーを失い、カイザーは走行4日目までカラーリングされていない真っ白なマシンを走らせていた。予選日にはグリーンのカラーリングが施されたものの、スポンサーのロゴは入っていない。
そんな状況にあるフンコス・レーシングだが、オーナーであるリカルド・フンコスに、もしマクラーレンからエントリーを買い取りたいと言われたらどうするかと問うと「我々は来週、レースを戦っている。それで話は終わりだ」と、motorsport.comに答えた。
今年のインディ500のグリッドは、103年間の歴史の中で最も僅差となった。ポールポジションを獲得したシモン・パジェノー(ペンスキー)と、30番手のピッパ・マン(クローソン・マーシャル・レーシング)の平均速度差はわずか2.748mphだった。ラストロウ・シュートアウトで勝ち残った3人の他、アロンソも最終的にはピッパ・マンのタイムを上回っているのだ。
プラクティス初日に電気系統の問題に見舞われ、2日目にはクラッシュを喫するなど、最初から歯車が噛み合っていなかったアロンソ。自身2度目のインディ500挑戦は、一足早く終わりを迎えることになりそうだ。
アロンソは自身のツイッターで、次のようにその心境を綴った。
『難しい1週間だったのは間違いない。今日は全く違うセットアップとアプローチを試し、全力を尽くした。4周を通して全開だったけど、十分な速さがなかった。ここで227mph以上の速度でドライブするのは簡単ではなかったけど……』
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