最新の最先端安全装備を搭載している!
レクサスは、フラッグシップセダン「LS」の改良新型モデルを世界初公開した。日本市場への導入時期は、2020年初冬を予定している。
【ムービー】レクサスLSのチーフエンジニアに開発コンセプトを直撃インタビュー
1989年に初代が登場し、高い静粛性と快適性を兼ね備えたモデルとして世界中で高評価を得た、レクサスの原点といえる存在。現行モデルは2017年に登場し、クーペライクな洗練されたスタイリングで注目を集めている。今回の新型モデルは、レクサス独自の乗り味「Lexus Driving Signature」の深化を目指すべく、パワートレインはもちろんサスペンションからシートの縫い位置まで徹底的にこだわった。
ガソリン車のLS500は、日常でよく使う走行領域でのエンジントルクの立ち上がり方を改良。車両の加速レスポンスをさらに向上させている。また、トランスミッションのシフトタイミングも変更。各ギヤ段での加速できる領域を広げ、加速時のシフトダウンタイミングを低減させている。これにより、さらに力強さを感じられるフィーリングに仕立てられた。
ハイブリッド車のLS500hは、日常の走行領域における加速時のバッテリーアシスト量を増加。より余裕のある加速を実現した。加えて発進加速時のエンジン最高回転数を下げることで、静粛性も高めている。
ガソリン車、ハイブリッド車ともに足まわりも手を加えている。AVSソレノイドを新開発して減衰力を低減。ランフラットタイヤは縦バネ剛性とスタビライザーバーの剛性も最適化している。加えてエンジンマウント内のオリフィス変更し減衰特性を変更。室内に伝わる振動を低減させた。
シート表皮は縫い位置をさらに深い位置へ変更。ウレタンパッドは低反発素材を新採用したことで、振動を吸収して柔らかな座り心地を提供。快適性をさらに高めている。
このほか、新たに最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate」を採用。ドライバーとクルマが気持ちの通った仲間のようにお互いを高め合い、ともに走るというトヨタ独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発されている。これはPerceptive(高い認識性能)、Intelligent(知能化)、Interactive(ドライバーとクルマの対話)、Reliable(信頼性)、Upgradable(ソフトウェアアップデート)という5つの技術的特長が与えられた。
Advanced Driveは、高速道路など自動車専用道路においてドライバーが監視していることを前提に、クルマが実際の交通状況に応じてシステムが適切に認知・判断・操作を支援。車線・車間維持・分岐・レーンチェンジ・追い越しなどをサポートしてくれる。カーブや追い越しなどは、凄腕ドライバーの走りから学んだ、人に寄り添った乗り味を実現してくれる。
Advanced Parkは最新の高度駐車支援技術。駐車場での操作において、ドライバーが監視していることを前提に、カメラと超音波センサーを融合して車両の全周囲を監視し適切に認知・判断・操作を支援する。ハンドル操作、アクセル&ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援。俯瞰映像に切り返し位置や目標駐車位置をつねに表示させることで、安心・安全な駐車を実現した。
エクステリアデザインもブラッシュアップされている。ハイライトの美しい輝き、そして奥行きを感じさせる深い陰影感を特徴としたシルバーの外板色「銀影ラスター」を新規開発した。
さらにフロントバンパーのコーナー部には縦基調のキャラクターラインを配置し、スタンスの良さを強調させた。また、フロントバンパー下端のメッキモールがサイドまで回り込むことで、伸びやかさもプラスしている。ヘッドライトは新意匠の小型3眼ランプユニットとL字型を際立たせたクリアランスランプを組み合わせている。
サブラジエターグリルをスクエア形状として外側に配置。レクサスの象徴であるスピンドルグリルのメッシュカラーをダークメタリックに変更した。よりフォーマルなシーンにもマッチする上品さを与えている。
テールランプは内側のメッキモールをピアノブラックに変更。厚みを感じさせる形状としたことで、ヘッドライトと雰囲気を似せて統一感を高めた。
スポーティさが際立つF SPORTは、サブラジエターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込ませることで、ワイド感を強調。そのほかにも専用色のスピンドルグリル、20インチアルミホイールを採用した。
インテリアもエクステリアに合わせてコーディネイト。ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類はブラックで統一。視認性を向上させつつ端正な雰囲気も与えた。また、使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加。操作性を向上させている。
マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用。スマートデバイスリンク/アップルカープレイ/アンドロイドオートに対応し、スマートフォンを12.3インチタッチワイドディスプレイと連携し、画面操作や音声操作が可能となっている。
なお、まだメーカー希望小売価格などは公開されていない。世界に誇るフラッグシップセダンのレクサスLS。最新テクノロジーを追加され、ますます魅力がアップしたことは間違いないだろう。
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みんなのコメント
特にフロントフェイス真正面から、あとは全体にシュッとして、パーソナル感が強まったかな。
あとは、リアの一文字ラインライトはレクサス全車採用のアイコンにするつもりでは無いんだな、と。