現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > そりゃないぜフォード! 日本から撤退して6年で「超イケてる」メーカーに変身してた

ここから本文です

そりゃないぜフォード! 日本から撤退して6年で「超イケてる」メーカーに変身してた

掲載 46
そりゃないぜフォード! 日本から撤退して6年で「超イケてる」メーカーに変身してた

 この記事をまとめると

■2016年に日本撤退したフォードの本国ラインアップを見返してみた

【フォードだけじゃない】残念ながら日本から撤退した輸入自動車ブランド4選

■SUVでは電気自動車マスタング・マッハEとブロンコファミリーが魅力的

■ピックアップのFシリーズにもEVが登場し、スーパーカーのGTもいまだ現役

 ちょっと見ないあいだに魅力的なモデルがいっぱい

 総務にいたちょっと小ぎれいだけど目立たない女性が転職して、数年ぶりに会ってみたらかなりキレイになっていて、しかも意識高い系女子の様相まで!

 6年前に日本から撤退してしまったフォードを例えると、こんな感じでしょうか。とにかく、マスタングやエクスプローラーの印象くらいしかない方には、ちょっと驚きの展開になっています。なにしろ、本国ではGMに続く2番手、世界でも5位に入るメーカーですから、極東の島国のひとつやふたつ撤退したって屁でもなかったのでしょう。

 本国のラインアップを見てみると、さすがメガメーカーだけあってコンパクトSUVからスーパーカーまでなんでも揃ってます。アメ車、なんて呼び方はすでに昭和の昔であって、もはやモーターライフメイカー、略してモーメー(モーパーをもじっています)なんてのがふさわしいかと(笑)

 たとえば、おなじみのマスタングは2.3リッター、エコブーストと呼ばれるターボを装備したベーシックモデル(2万7470ドル/約385万円)を筆頭に、マッスルモデルのシェルビーGT500(7万9420ドル/約1114万円)まで3モデル/10グレードが用意されています。

 ってここまでなら驚くこともありませんが、マスタング・ファミリーにミディアムSUV、しかもフルEVモデルが加わってるとなったら「!」じゃありませんか。

 マスタング・マッハEと名付けられた新型モデルで、フロントマスクにはマスタングが貼り付けられ、テールランプも3本ライトのアイコンを踏襲。スタイリングも最近はやりのハッチバッククーペ風で、航続距離247マイル(400km弱)や、フォードCo-pilot360と呼ばれるドライバーサポートまで標準装備。ベーシックモデルのお値段4万3895ドル(約615万円)はかなり戦略的なものではないでしょうか。

 また、最上級グレードのカリフォルニア・ルート1になると、航続距離は314マイル(約500km)まで伸びて、0-60mphも4.8秒となかなかの俊足ぶり。パノラミック・グラスルーフもついて、お値段は5万2450ドル(約735万円)とこれまたいいところを指しているでしょう。

 本国でも納車が間に合わないほど人気のブロンコ

 もっと驚くのがフォードの名作中の名作F-150トラックにもEVモデル、その名もF-150ライトニングが追加されたこと! フルカスタムのマッスルトラック、ラプターも驚かされましたが、いくらアメリカでもファミリートラックまで電動化するとはずいぶん思い切った商品です。

 笑っちゃうのが、電動化によってエンジンが載っていたスペースが荷室にされており、フロントフードあけるとすっからかんのトランクになってんです。見慣れないせいか、なんだかお間抜けに見えてしまうのは筆者だけではないでしょう。しかも、3万9974ドル(約560万円)から設定されたお値段もかなりなお手頃感。そのぶん、航続距離は230マイル(約370km)と、広大なアメリカで果たしてどうなのって感じですがね。

 さらに、モーメーマニア(笑)や、オフロードカーマニアならご存じでしょうが、往年のオフロードカー、ブロンコがリバイバルデビューしたのが2020年、いまやブロンコ・ファミリーは成長の一途を辿っているようです。

 初期は2ドアのみでしたが、すぐさま4ドアモデルが投入され、現在は4ドア専用のブロンコスポーツSUVまでラインアップ。また、F-150同様にファクトリーカスタムのマッスルバージョンたるラプターや、初代をイメージしたヘリテージなどなど、「なんで日本にいるときに出さなかった?」てなモデルがぞろぞろいます。さすがにEVはラインアップしていませんが、それも時間の問題でしょうね。

 さらに、スーパーカーファンならフォードGTの動向も気になるところ。現状、ヘリテージコレクションが2022年で生産終了すると決定されていますが、デイトナ・モデルやアランマン・レーシング仕様などスペシャルエディションが続々とリリースされ「ほんとにディスコンか?」と勘繰りたくなるほど。

 おそらく、しばらく中断した後にバージョンアップ、マイナーチェンジなどが施され、ニューフェイスが登場するのは間違いないかと。なにしろ、すべて完売なうえにFPV(Ford Performance Vehicle)はGTをじゃんじゃん作れるほどキャパシティがあると公言していますからね。

 それにしても、ル・マン優勝というレガシー(遺産)をここまで商売にできて、しかも成功しているのはポルシェとフォードくらいのもの。新興メガスポーツブランドが歯噛みして悔しがっているのが目に浮かぶようです。

 意外性のあるEVやブランド価値を活かした商品づくりなど、日本にいた頃のフォードからはちょっと想像がつかない変貌。ぜひ、公式サイトでチェックしてみてはいかがでしょう。ちなみに、アメリカらしくウェブでのオーダーも可能なので衝動買いにはくれぐれもご注意くださいませ!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
バイクのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
ベストカーWeb
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レスポンス
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
motorsport.com 日本版
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
motorsport.com 日本版
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
乗りものニュース
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
レスポンス
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
バイクのニュース
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
AUTOSPORT web
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
Merkmal
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
モーサイ
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

46件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索
カリフォルニアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村