MotoGPに参戦するファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)はマレーシアGPとバレンシアGPを欠場するが、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はその代役としてWSBKのニッコロ・ブレガを推している。
ジャンアントニオは第11戦オーストリアGPの初日、プラクティスの走行中にクラッシュしてしまい、左肩を脱臼。オーストリアGPは欠場したが、その後アラゴンGPで復帰。万全とは言えないコンディションで戦ってきたが、第18戦タイGP後に手術を受け、終盤2戦は欠場することが決まった。
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そのためVR46は最終2戦で代役を立てる必要が出ているのだが、ドゥカティはかつてドーピング疑惑で4年間追放処分を受けたアンドレア・イアンノーネを起用するのではないかと言われている。
現在MotoGPのランキングトップ3につけるホルヘ・マルティン(プラマック)、バニャイヤ、マルク・マルケス(グレシーニ)はイアンノーネがMotoGPに復帰する可能性を歓迎しているが、バニャイヤはイアンノーネだけではなく、WSBKルーキーのブレガを推している。
ブレガはVR46アカデミー出身でもあり、今年はWSBKにドゥカティファクトリーチームからデビューし6勝、ランキング2位という好成績を残している。
「僕としてはブレガがこのバイク(デスモセディチGP)に乗っている姿が見たいね。MotoGPバイクを試せる機会があるなら、それを掴むべきだ。もちろん、イアンノーネは(代役が実現すれば)大いに楽しむことになるだろう」
バニャイヤはそう語る。
「セパン(マレーシア)は簡単なコースじゃない。僕らは昨年のバウティスタ(アルバロ・バウティスタ/ドゥカティからワイルドカード参戦)でもそれを見てきたけど、彼もMotoGPを楽しみ、素晴らしい瞬間として捉えるだろうね」
イアンノーネはアプリリアから出走していた2019年MotoGPマレーシアGPで、禁止薬物となっているステロイド(筋肉増強剤)の陽性反応が検出されたことが問題となった。
彼はドーピングを否定していたため、疑惑と処分を巡る動きはCAS(スポーツ仲介裁判所)へと付託されることになった。そして最終的にイアンノーネの訴えは認められず、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)の求める4年間の出場停止処分が下された。
そして2024年現在、処分解除となったイアンノーネは、WSBK(スーパースポーツ世界選手権)をドゥカティ陣営のGo Elevenで戦っており、既に初優勝も挙げるなど活躍。2025年もチーム残留が決まっている。
そんなイアンノーネがMotoGPに代役としてでも復帰を果たせれば、それは嬉しいことだとマルティンとマルケスは語る。
「僕としては彼(イアンノーネ)がMotoGPに戻ってくるのを見られれば、それは嬉しいことだ」とマルティンは言う。
「ああした苦しい時期を経験したあと、彼はWSBKへと参戦してレースで勝っている。つまり彼はまだいいレベルにあることを示したんだ。だから彼はまだ速さがあるかもしれないし、今も強いことを皆に示すチャンスだと思う」
そしてマルケスも「彼がここに戻ってくるのを見られたら素晴らしいだろう」と語る。
「僕たちは良い戦いをしたからね。もちろん、4年越しの代役参戦でいきなり速く走るのは、とても難しいことだろうけどね」
「彼は”スーパーマン”だからそれもできるかもしれない。とても優れた才能の持ち主なんだ。これは素晴らしいことだし、このアプローチはプレゼントのようなものだよ」
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