11月のボディタイプ別売れ筋・クーペ/オープンは計921台が登録され、登録車との合計に対するシェアは0.5%と前月から0.1ポイントの縮小となった。コロナ禍の影響が大きく出た5月以来、6ヶ月ぶりに登録台数は3桁まで減少した。
首位は計360台を登録した「トヨタ 86」で、先月の2位から順位を上げ、4ヶ月ぶりにトップを獲得。カテゴリー全体の売れ行きが伸び悩む状況下では、さすがの安定ぶりと言っていいだろう。ファンとしては、兄弟車「スバル BRZ」で先に発表されたフルモデルチェンジがどう影響してくるか気になるところだ。
2位は6割以上台数を落とした先月1位の「マツダ ロードスター」と、反対に13%以上伸ばした先月3位の「レクサス LC」が146台で並んだ。ロードスターの台数減は12月に内外装色の追加など商品改良が予定されていたことの影響もあり、来月以降再び伸びてくることが期待される。LCはコンバーチブルの追加などで商品力をアップし、国産パーソナルカーの頂点として固定ニーズを掴んでいる。
4位は先月から5台減の94台で「レクサス RC」がキープ。2014年の発売から6年以上が経つが、今年9月にはボディ剛性強化などを含む改良で魅力をアップ。特に最高峰の「RC F」は自然吸気V8を積む孤高の存在となっている。
5位も先月と変わらず「トヨタ スープラ」となった。とはいえ、先月から3割近く台数をアップし、4位との差を4台まで縮めている。米国部門がオープンバージョンをワンオフで作成するなどワールドワイドな人気は圧倒的で、国内販売もさらなる伸びが期待されるところだ。
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