ネットオークションで買い間違えてしまうケースも
クルマ好きのなかでは当たり前のように会話に出てくるのが車両型式だ。現在発売中のトヨタのスポーツカー「86」も、もともと4代目のスプリンタートレノ/カローラレビンのツインカムエンジン搭載車の型式「AE86」であり、その通称が浸透した結果、車名に採用されたという経緯がある。
【これぞ名車の証し】車名ではなく「型式」で愛されたクルマたち
ではなぜクルマ好きは型式でクルマを呼ぶのかといえば、それがどのモデルを指すかわかりやすいからだ。例えば「スカイライン」だけではどのモデルなのか判別は難しいが、「R32」と言えば8代目モデルとすぐわかるし、「BNR32」といえばその代のGT-Rということまで判断できるのである。
しかし、なかには型式でいっても伝わらないモデルが存在する。なぜなら同じ型式を持った車種が存在するからだ。今回はそのようなクルマをいくつか紹介しよう!
1)ZE1(日産リーフとホンダ・インサイト)
日産の電気自動車であるリーフ。その型式はZero Emission(排出ゼロ)の頭文字を取ったZE0からスタートしている。そして現在販売中の2代目モデルは数字が一つ増えて「ZE1」となっているわけだが、じつは1999年に登場したホンダのハイブリッド車、インサイトも同じ「ZE1」という型式を持っているのである。
ただし、電気自動車のリーフの型式は排出ガス規制の適用を受けない自動車の証であるZから始まる「ZAA-ZE1」。それに対して、初代インサイトは「AAA-ZE1」(ほかに年式によってYA-ZE1やHN-ZE1も存在)となっており、フル型式でいえば同一ではない。
2)GP6(ホンダ・フィットとスバル・インプレッサスポーツ)
コンパクトクラスのハイブリッド車としては先行してフルタイム4WDを設定していた現行型のフィットハイブリッド。しかし「GP6は4WDの性能が~」というと混乱を招くことがある。というのも、スバルのハッチバック車である先代インプレッサスポーツの2.0リッターエンジンを搭載した2WD車が同じ「GP6」という型式を持っているからだ。
ちなみにインプレッサスポーツの1.6リッター2WDモデルは「GP3」だが、ホンダでGP3となると先代フリードハイブリッドとなってしまうし、初代フィットの「GD3」を指したつもりが、2代目インプレッサセダンの1.5リッター4WDもGD3と混同されてしまう恐れもある。
3)FD2(ホンダ・シビックタイプRとシビックセダン)
シビックで「FD2」といえば、大概の人が3代目シビックタイプRを頭に思い浮かべることだろう。しかし、同じFD2という型式を持つシビックが存在する。それが、同世代のシビックセダンの普通の2リッターエンジンを搭載した「2.0GL」だ。搭載されるエンジンも型式こそ同じK20A型だが、タイプRが225馬力なのに対し、2.0GLは155馬力と70馬力も違うし、ミッションも6速MTではなく5速ATのみとなる。そのため、ネットオークションなどで車両型式だけで飛びつくと痛い目に会う可能性も……。
また、厳密には同一型式ではないものの、同世代のシビックハイブリッドの型式は「FD3」であり、マツダのスポーツカーRX-7の「FD3S」と勘違いしないように注意していただきたい。
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