新型レヴォーグの受注が好調で、一時は納期が4カ月待ちになるほどの人気ぶりだという。もともと乗り換え需要も期待できたモデルだが、ほかのモデルからの流入もあるのだろうか?
現在の最新の納期情報と、どのようなグレード、装備が人気となっているのか? また最新のアイサイトXの装着状況はどうなっているのか?(装着しない人もいるようだがナゼなのか?) など、新型レヴォーグの現状をレポートしてきたい。
なぜ異例のe-POWER専売に? 新型ノートが純エンジン車を廃止した訳
文/遠藤徹
写真/ベストカーWeb編集部、SUBARU
【画像ギャラリー】アイサイト比率は95%!?人気の新型レヴォーグをじっくり見る
■購入者の95%はアイサイトを選択! 新型レヴォーグの納期&購入者の最新事情
2020年10月の発表以降、好調な売り上げを誇る新型レヴォーグ。11月末現在、受注台数は1万台を突破した模様だ
スバルが2020年10月15日に発表、発売したスバル「新型レヴォーグ」が快調なスタートを切っている。
2カ月前の8月20日には既納ユーザーを中心に先行予約の受付を開始した。順調な販売推移を見せており、月販目標を2000台に設定したのに対して、11月末現在の受注台数は1万台の大台を突破したようだ。
一時は納期が4カ月待ちに達していたが、最近の増産対応によって3カ月と1ヶ月程度短縮している。今のところ歴代レヴォーグを中心にフォレスター、インプレッサスポーツ、同クラス国産他銘柄、同クラス輸入車などからの乗り換えが目立つ。
新型レヴォーグは新開発の「スバルグローバルプラットフォーム」にスタイリッシュなエクステリアデザイン、室内の居住空間の拡大、クオリティアップ、新たに開発した1.8Lターボと独自のフルインナーフレーム構造による走りのポテンシャルアップ、次世代の安全パッケージである「アイサイトX」の採用などが売りとなっている。
新開発の「スバルグローバルプラットフォーム」を採用し、居住空間も拡大した
初期受注でのグレード別構成比は3タイプのうち最上級の「STIスポーツ」と中間の「GT-H」が45%ずつ、標準のGTが10%で、95%は「アイサイトX」を装着した「EX」で占められる。
人気ボディカラーは「GT-H EX」だとクリスタルホワイトパール、アイスシルバーメタリック、クリスタルブラックシリカ、「STIスポーツEX」はこれらに専用色のWRブルーパールも加わる。
多くのスバル店では大部分が「アイサイトX」の装着希望だが、なかには非装着希望者もわずかに存在する、「自分のドライビングテクニックで操るのにチャレンジするのを好むスバリストに見られる現象」(首都圏スバル店営業担当者)という。
専用色・WRブルーパールを身にまとった「STIスポーツEX」。アイサイトXを装着した「EX」は、初期受注の95%を占めるほどの人気ぶり
■どのグレード、装備が人気? 新型レヴォーグを選ぶ人の注目の傾向
店舗では週末を中心に試乗会が開催されている。新型レヴォーグの走り、使い勝手、ハンドリングを体感しよう
各スバル店では毎週末を中心に試乗会を開催し、新型レヴォーグの走り、使い勝手、ハンドリング、荷物の積載性のよさをアピールしている。試乗車で選ばれるのはSTIスポーツ、GT-HのEXバージョンである。
スバルのラインアップで現在、販売台数で最も多いのはこの10月にマイナーチェンジした「インプレッサシリーズ」であり、同月は「XV」を含めて3153台を販売した。2位は10月22日にマイナーチェンジし1.8Lターボを加えた「フォレスター」で1833台となっている。新型レヴォーグが本格的に販売になると、スタートダッシュでは3000台を突破してスバルのトップセラーに浮上する可能性がある。
新型レヴォーグの売れ筋のひとつである「STIスポーツEX」(車両本体価格418万円)を、首都圏にあるスバル店で有料色のクリスタルホワイトパール、メーカーオプションナビ、ETC2.0、ドライブレコーダー前後、リアカメラ、ベースキット、CD/DVDデッキ、グラスコートなど装着率の高いオプション&付属品40万円弱を付けて弾いて貰うと法定、法定外費用を含めて490万円強と出た。値引き額は新型車なので本体、オプション&付属品を含めた全体から20万円程度に引き締めている。
支払いの多くは残価設定クレジットで行っている。頭金100万円、残りの390万円を均等払いで組むと、実質年率3.9%で、3年36回払いは6万3000円、60回だと4万9000円程度となる。残価額のパーセンテージは5年後で40%、3年後で50%程度であり、5年後でも一般的な量販モデルの30%台に比べると高いパーセンテージの設定となっている。これは人気の高さのバロメーターであり、手放す時のリセールバリューの高さを示している。
ライバルのベンツCクラスやBMW3シリーズと比べて、レヴォーグは価格の安さで優位に立つことができている
新型レヴォーグの強みは、コンセプトがスポーツ志向の強い4WDの上級ステーションワゴンであり、直接のライバル車が国産モデルでは存在しないことである。ライバルは輸入車のコンパクトツーリング系モデルでベンツ「Cクラスステーションワゴン」、BMW「3シリーズツーリング」、VW「ゴルフヴァリアント」、ボルボ「V40」などがある。これらはいずれもレヴォーグよりも絶対的な車両価格が高いので、競合した場合は優位な戦いができる側面がある。それに扱うスバル店はひとつの地域に1法人態勢であるから、同一車での競合がしにくい状況にある。
サラリーマンであれば勤務先と居住地区のスバル店のどちらでも購入が可能だから、これを活用すれば可能だが、実際はアフターケアを考慮すると、居住地での扱い店が中心にならざるを得ない状況にある。
■販売の現場が明かす新型レヴォーグへの期待値
●証言:首都圏スバル店営業担当者
歴代レヴォーグのなかでデザイン、走行性、荷物の積載性、安全性などで最も高い商品力を持つ印象だから売りやすい。試乗してもらい商談すると多くのお客さんが購入を決めてくれる状況にある。
今のところの下取り車は、歴代レヴォーグを中心にレガシィアウトバック、フォレスター、インプレッサスポーツなどスバル車からの乗り換えが70%以上と多い。ベンツ「Cクラスステーションワゴン」、BMW「3シリーズツーリング」など輸入車も下取り車で目立っている。
フォレスター、インプレッサが、マイナーチェンジや追加モデルの設定で発売しているので、これらの商談機会も増えており、新型レヴォーグの受注につながるケースもあり、これも追い風になっている。
初代レガシィ(写真左)と新型レヴォーグ(写真右)。レヴォーグはフォレスター、インプレッサスポーツなどスバル車からの乗り換えが70%以上を占める
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みんなのコメント
どこにランクインしてるの?
2000回転までしか使わないならGT。
6000回転まで使うなら買わないほうがいい。
炭素排出無視してS で走ると1800切ることないしパドルシフトでも強制シフトダウン・・・
まあこのボディにエンジン5000回転越えの楽しさを味合わせてあげたいと今2.4の開発頑張ってそうですね。