現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ポルシェ 2016年モデルの911カレラシリーズを発表 リヤ・アクスルステアを新設定

ここから本文です

ポルシェ 2016年モデルの911カレラシリーズを発表 リヤ・アクスルステアを新設定

掲載 更新
ポルシェ   2016年モデルの911カレラシリーズを発表   リヤ・アクスルステアを新設定

2015年9月7日、ポルシェ・ジャパンは、2016年型となるポルシェ911カレラ、911カレラ カブリオレ、911カレラ S、911カレラ S カブリオレの予約受注を、9月11日から開始すると発表した。

2016年モデルとして登場する911は、革新的な水平対向ターボエンジン、パフォーマンスと快適性が際立つ進化したシャシー、および新しいインフォテイメントシステムなどが採用されている。

特に改良されたエンジンは、パフォーマンス、ドライビングプレジャー、効率性の面でベンチマークを確立するものだ。さらに911カレラの各モデルに初めてオプション設定されるリヤ・アクスルステアは、ドライビングダイナミクスを大幅に向上させている。

新しい911カレラのエクステリアでは、4灯式ウエルカムホームライトを備える新しいヘッドライト、リセスカバーのないドアハンドル、縦のスリットを備えたエンジンフード、特徴的な4灯式ブレーキライトを含む新しいテールライトなどの形状がリファインされている。

インテリアは、新たに標準装備されるマルチタッチディスプレイ付のポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステムが採用されている。

大幅に改良されたツインターボエンジンは、感動的なドライビングプレジャーを、さらに引き上げている。リヤに搭載される911カレラのエンジンは、370psのパワーを発生。911カレラSのエンジンは420psとさらに強力だ。両方のエンジンともに排気量は3.0Lで、先代モデル比で20psのパワーアップを果たしている。911カレラSのエンジンは改良されたターボ・コンプレッサーを備え、専用のエグゾーストシステム、エンジン・マネージメントシステムのチューニングによるものだ。

2種類のエンジンのトルクは450Nm、500Nmで、ともに60Nm向上している。いずれも1700rpmという低回転域から5000rpmまでワイドに最大トルクを発生する。同時に最高回転数は7500rpmと高められている。

新型911は、従来モデルと比べて向上した効率性も高められ、例えばモデルによっては、約12パーセントも燃費向上している。

911カレラのPDK仕様車は、今や100kmあたり7.4Lの燃費となっている。一方、911カレラSのPDK仕様車の燃料消費量は7.7L/100km。(いずれの燃費も新欧州サイクル:NEDCによる計測)

ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)とスポーツクロノパッケージを装備する911カレラ クーペの0-100km/h加速は4.2秒。同装備の911カレラSは、わずか3.9秒で0-100km/hで4秒を切った初めての911カレラシリーズとなる。最高速度もさらに向上しており、911カレラは295km/hをマーク。911カレラSでは306km/hに達する。

オプションのスポーツクロノパッケージを選択すると、911カレラのステアリングホイールはモードスイッチが装備される。モードスイッチは、「ノーマル」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」、「インディビジュアル」の走行モードに応じた4つのポジションを持つロータリーリングで構成されている。

インディビジュアルモードでは、装備に応じて、PASM、アクティブエンジンマウント、PDKシフトプログラム、スポーツエグゾーストシステムなどの車両設定を、自分の好みに合わせて調整することができる。

PDK仕様車では、モードスイッチに「スポーツレスポンスボタン」が追加される。このボタンを押すと、追い越しをかける場面などで20秒間の最大加速が得られ、同時にドライブトレーンのセッティングが変更される。

911カレラの運動性能は、オールラウンドスポーツカーのベンチマークであり続ける。すべてのモデルが日常での快適性とサーキットでのパフォーマンスが高次元で両立されているのだ。車高を10mm低くしたPASMシャシー(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)が、初めて911カレラの全モデルに標準装備された。

同時に、より幅広い特性を持つ新世代のダンパーは、応答特性がいっそう正確になっている。タイヤは転がり抵抗が低減され、より性能を向上させたタイヤを採用。さらに、全てのバリエーションにおいて、リヤホイールの幅が0.5インチ拡大されて11.5インチに。このため911カレラSのリヤタイヤの幅は、これまでの295mmkら305mmに拡大されている。

911カレラSにオプション設定されるアクティブ・リヤアクスルステア、つまり4輪操舵システムは、すでに911ターボ、911 GT3から採用されている。これは911の旋回性能をいっそう向上させることに加え、高速走行時の車線変更において高い走行安定性をもたらす。さらに最小回転径も0.5m減少している。

ステアリングホイールは、標準タイプの直径は375mm。オプションのGTスポーツステアリングホイールは360mm。また新たに日常の実用性を向上させるために、フロントアクスルのストラットに昇降用シリンダーを内蔵した、油圧式リフティングシステムがオプション設定されている。ボタンを押すと、フロントの最低地上高が5秒以内に40mm上昇することで、傾斜の急な車庫の出入口などで車両のアンダーボディが地面に接触することを防ぐことができる。

新型911カレラの各モデルには、オンラインナビゲーションモジュールとボイスコントロール機能を備えた新開発のポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)が標準装備される。このPCMにはマルチタッチ対応の7インチディスプレイが備わり、ユーザーは手書き入力をすることも可能。また、Wi-Fiを使用すれば、携帯電話やスマートフォンを接続することもでき、iPhoneをPCMに接続することでApple CarPlayが使用できるようになっている。

交通情報が利用できるようになったナビゲーションも性能は大幅に向上し、Google Earth、Googleストリートビューも初めて組み込まれている。

オプションとしてオートマチックスピードコントロール、アダプティブクルーズコントロール(ACC、PDKとの組み合わせでコースティング機能を装備)、レーダー式レーンチェンジアシストを設定、またマルチコリジョンブレーキシステムを標準装備としている。

この記事を画像付きで読む(外部サイト)

こんな記事も読まれています

クルマに備わる「謎のA/C」何のボタン? いつ押したらいい? 意外と知らない“2つの重要な機能”とは?
クルマに備わる「謎のA/C」何のボタン? いつ押したらいい? 意外と知らない“2つの重要な機能”とは?
くるまのニュース
米ファクトリアルがメルセデスベンツにリチウム金属個体電池のサンプルを納入…有料会員記事ランキング
米ファクトリアルがメルセデスベンツにリチウム金属個体電池のサンプルを納入…有料会員記事ランキング
レスポンス
[ランクル250]は想像超えの走破性! [納期2年以上]の噂も実際に買えるのか!?
[ランクル250]は想像超えの走破性! [納期2年以上]の噂も実際に買えるのか!?
ベストカーWeb
クルマ好きの心に突き刺さる歌詞に「涙あり」「笑いあり」! ドライブシーンの描写が見事すぎる名曲を独断と偏見で5曲選んでみた
クルマ好きの心に突き刺さる歌詞に「涙あり」「笑いあり」! ドライブシーンの描写が見事すぎる名曲を独断と偏見で5曲選んでみた
WEB CARTOP
「狭い道30キロ規制化」それでは困る? 生活道路だけじゃない「実態に即して」と国家公安委員長 改正の背景に“コスト削減”
「狭い道30キロ規制化」それでは困る? 生活道路だけじゃない「実態に即して」と国家公安委員長 改正の背景に“コスト削減”
乗りものニュース
新車買うなら[加入必須]?! 最近激推しされる[メンテナンスパック]って本当にいる?
新車買うなら[加入必須]?! 最近激推しされる[メンテナンスパック]って本当にいる?
ベストカーWeb
日産「新型コンパクト“ミニバン”」世界初公開! “まるで部屋”な「オシャ木目内装」採用! 「大本命」な車中泊仕様「バネット“マイルーム”」に反響集まる
日産「新型コンパクト“ミニバン”」世界初公開! “まるで部屋”な「オシャ木目内装」採用! 「大本命」な車中泊仕様「バネット“マイルーム”」に反響集まる
くるまのニュース
日産 ノートオーラのマイチェンと90周年記念モデルも同時発売
日産 ノートオーラのマイチェンと90周年記念モデルも同時発売
Auto Prove
トヨタ「ハイエース車中泊仕様」をお披露目! めちゃワイルドな「オーバーランダー」がカッコいい! タフ感あふれる「新モデル」の魅力とは
トヨタ「ハイエース車中泊仕様」をお披露目! めちゃワイルドな「オーバーランダー」がカッコいい! タフ感あふれる「新モデル」の魅力とは
くるまのニュース
最近話題の「私人逮捕」! たとえばバイクの違反者にも適応されるのか?
最近話題の「私人逮捕」! たとえばバイクの違反者にも適応されるのか?
バイクのニュース
[リッター36km]を記録で燃費1位に!! 軽量ボディの[ヤリス]は走りも軽快だった!
[リッター36km]を記録で燃費1位に!! 軽量ボディの[ヤリス]は走りも軽快だった!
ベストカーWeb
おかえりLMP2! ル・マン24時間は変わらず競争激しい中間クラスにも注目
おかえりLMP2! ル・マン24時間は変わらず競争激しい中間クラスにも注目
motorsport.com 日本版
【ホンダ N-VAN e:】新型軽商用EV発売…実質的な価格は200万円以下、一充電走行距離245km
【ホンダ N-VAN e:】新型軽商用EV発売…実質的な価格は200万円以下、一充電走行距離245km
レスポンス
ホントに軽自動車!? めちゃワイルドな「超ゴツゴツ」ボディがカッコいい! タフに使える「悪路も走れる軽自動車」3選
ホントに軽自動車!? めちゃワイルドな「超ゴツゴツ」ボディがカッコいい! タフに使える「悪路も走れる軽自動車」3選
くるまのニュース
ユーザーの不満は「充電関連」がほとんど! 電気自動車にまつわる「ここを改善してよ」なポイント
ユーザーの不満は「充電関連」がほとんど! 電気自動車にまつわる「ここを改善してよ」なポイント
WEB CARTOP
スズキ「新型スイフト“セダン”」!? 精悍顔「コンパクトセダン」は意外と現実的! 次期型「ディザイア」なCGに反響も
スズキ「新型スイフト“セダン”」!? 精悍顔「コンパクトセダン」は意外と現実的! 次期型「ディザイア」なCGに反響も
くるまのニュース
チーム・タイサンのファミリーたちが語る千葉泰常さんとの思い出「破天荒なメチャクチャな親父」
チーム・タイサンのファミリーたちが語る千葉泰常さんとの思い出「破天荒なメチャクチャな親父」
AUTOSPORT web
「イオンへの国道バイパス」状態いつ脱す? 国道6号ノロノロ解消への遠い道のり「牛久土浦バイパス」
「イオンへの国道バイパス」状態いつ脱す? 国道6号ノロノロ解消への遠い道のり「牛久土浦バイパス」
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1694.02615.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

220.013900.0万円

中古車を検索
911の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1694.02615.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

220.013900.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村