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プラグインハイブリッドがベストな選択──近所はエコに。でもロングドライブも気兼ねなく楽しめる。【ジープ編】

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プラグインハイブリッドがベストな選択──近所はエコに。でもロングドライブも気兼ねなく楽しめる。【ジープ編】

外部電源に接続(プラグイン)して充電することができるプラグインハイブリッド車(PHEV)は、電気が十分あるときにはEVとして走り、電気が不足するとハイブリッド車に変身する。EVとハイブリッド車の"いいとこ取り"をしたPHEVは、現時点での最適解ではないだろうか。

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 コンパクトで愛嬌たっぷりのレネゲードではありますが、全SUVの始祖である「JEEP」のブランドを冠する以上、雪道でも凸凹道でも弱音を吐くことは許されない。この冬、厳寒の北海道でジープ・レネゲードのプラグインハイブリッド仕様に乗る機会があって、なるほどと膝を打った。

レネゲード4xeは、こんな仕組みになっている。普段は、1.3ℓの直列4気筒ガソリンターボエンジンが前輪を駆動する。つまりごくあたりまえのFF車だ。そして、雪道などで前輪がスリップしたことを感知すると、モーターが後輪を駆動してスリップを収め、クルマの動きを安定させる。この、「前輪がスリップ」→「モーターで後輪を駆動」というプロセスが、モーターのレスポンスのよさでまさに瞬時に完遂するのだ。滑った瞬間、バチンと後輪にトルクがかかって、FF車があっという間に4輪駆動車に変身する。

クローズドのコースで何度も試したけれど、モーターはレスポンスが鋭いだけでなく、トルクのコントロールも精緻。前輪が滑って「ヤバッ!」と感じた次の瞬間、あっさりと動きが安定する。プラグインハイブリッドは、省燃費のための仕組みである一方で、クルマのパフォーマンスに新しい可能性を与える仕組みでもあるのだ。

ちなみにこのクルマには、「TRAIL RATED」というバッヂが装着されている。これは、ネバタ州からシエラネバダ山脈を越えてカリフォルニア州へと至る、ルビコントレイルという過酷なオフロードでのテストをクリアした証。レネゲード4xeは、なりは小さいけれどジープはジープ、雪道でも決して弱音を吐かない。

ここから先は余談です。ELECTRICモードを選ぶと、エンジンはお休みになって、モーターだけで走る。つまり、FR(後輪駆動)になる。クローズドの雪道コースで試したらきれいにドリフトをして、きゃっきゃと楽しく遊ばせてもらった。本筋からは外れるけれど、そんな冒険もできるクルマだった。

Jeep Renegade 4xe2015年に日本に導入されたジープのエントリーモデル。2020年にブランド初となるプラグインハイブリッド仕様が加わった。コロナ禍にあっても日本におけるジープの売り上げは好調で、レネゲードが人気を牽引する。

SPEC : 全長×全幅×全高:4255×1805×1695mm
ホイールベース:2570mm  車両重量:1860kg
エンジン排気量:1331cc  最高出力:191ps/5500rpm
最大トルク:270Nm/1850rpm  
乗車定員:5名  価格:¥4,980,000~

Photos エリック・ミコット Eric Micotto / Words サトータケシ Takeshi Sato

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みんなのコメント

1件
  • これってかつての日産マーチ・キューブ・ノートのe-4WDと同じ機構に、プラグイン・電動走行モードを加えたってことか。確かに純EVでは現状電欠の心配があるから実用的な組み合わせかも。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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