豊田自動織機がRAV4“山岳救助バージョン”を造った! そのワケとは?
豊田自動織機と言えば、豊田家家祖の佐吉が創業した織物機械の会社であり、日本の殖産興業を支えてきたことは周知の通りだ。しかし、トヨタ自動車に代わってRAV4の企画や生産を行っていることは、ユーザ−に意外と知られていない。
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2022年の年明けに開催された「東京オートサロン2022」では、同社のコンセプトカー『RAV4″5D ADOVENTURE 2022″』が展示されて衆目を集めた。実は同社がこうしたコンセプトカーを創造したのは自然な流れであり、同時に未来のRAV4の姿を映し出しているのかもしれないのだ。
RAV4″5D ADVENTURE 2022″このコンセプトカーは、7月に開催された「GPS(群馬パーツショー)2022」にも展示された。会場には豊田自動織機で商品企画を担当している溝邉伸明氏が来場しており、改めて同車に関するお話を伺った。
RAV4″5D ADOVENTURE 2022″は山岳救助の現場で必要とされる機能を満載しているが、製作にあたっては日本のみならず海外の山岳救助プロフェッショナルにも話を聞いてアイデアを集めたという。
筆者も登山が好きで高山に登り、実際に救助現場を見たことがあるが、平地での救助活動とは違って使う道具、救助スタッフの行動が非常に特殊だ。また四季に関わらず、遭難現場に近い登山口に迎えるのは、やはり悪路走破性の高いSUVだったりする。特に悪天候時には空からの救助活動が困難になるため、地上での機動性が重要になる。こうしたことを踏まえて、理想的と言える山岳救助用の車両が生み出されたわけである。
同車は“ボンドカー”も脱帽の機能が盛りだくさんであり、レーザー測距装置とAR機能を組み合わせたモニターシステムという最新テクノロジーが採用されているが、注目すべきはシステマティックに山岳用品を収納・整理できるラゲッジルームだ。
RAV4″5D ADVENTURE 2022″RAV4″5D ADVENTURE 2022″山道具の基本であるロープやスリング、カラビナ、そして雪崩現場の必需品ゾンデプローブなどが、美しくラゲッジルームに収まっている。それを可能にしているのは、多大なコストをかけて造ったというスライドレール式のアウトサイドストレージだ。もちろんこれはプロユースを考慮したコンセプトモデル用であり、素材的にはオーバースペックであることは間違いない。
RAV4″5D ADVENTURE 2022″しかし、救助対象者をスムーズに乗せるために考案されたフラットシートレイアウトや、外側に出てくるフロア、後部バンパー下のステップ、クォーターウインドゥに付けられた収納ボックスは、一般ユーザー用としても十分に転用できるアイデアと言えるだろう。
RAV4″5D ADVENTURE 2022″しかし、豊田自動織機はなぜ、こうした究極的なヘビーデューティカーを創造したのだろうか。それにはRAV4の主戦場である北米でのポジションが関係していると、溝邉氏は言う。
「日本ではサイズ、イメージともミドルクラス以上となっているRAV4ですが、北米では“ママのクルマ”と言われております。やはり男性にはフルサイズSUVのウケが良く、そこにRAV4が食い込んでいくために北米専用のTRDエディションといったタフのイメージのグレードを設定しています。このRAV4″5D ADOVENTURE 2022″は将来的な商品開発やデザインに役立てるためのクルマであり、このまま市販化するわけではありません。しかし、例えば純正オプションなどで市販化できるものがあれば、このクルマの機能をベースに考えていければと思っています」
例えば、アウトサイドストレージや外部の収納ボックスなどは、素材を変えて価格調整をすることで、純正オプションのラインナップに加えられるかもしれないという。登山愛好家としては、このまま登場すれば非常に便利だと思うのだが、既存のRAV4ユーザーにしてみれば、新たな純正オプションが加わる方が歓迎すべきことなのかもしれない。
RAV4″5D ADVENTURE 2022″いずれにせよ、日本で発売されてから3年、北米では5年が経過していることから、同モデルもそろそろ大きな仕様変更があっても不思議ではない頃である。もしマイナーチェンジとともに、さらなるヘビーデューティモデルが登場したら、ユーザーは諸手を挙げて歓迎するのではないだろうか。
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