秋と春に開催される同コンペ。近畿圏だけでなく全国からハイファイを極めたサウンドカーが大阪堺の海とふれあいの広場に集まった。PUSH!ON!マイカーライフ登録店からエントリーカーをピックアップご紹介。
◆BMW 320d(オーナー/三瀬孝之さん)by オートステーション K2
オーナーの三瀬さんは当日、仕事のため、ショップスタッフにシステムのお話を伺った。ユーザーが希望する条件はクルマにマッチした取り付けと仕上がり、もちろん高音質であることが前提だ。
ハイクオリティなサウンドカーがチームで競い合う! New Style Meeting レポート
ソースユニットはソニーのDAP NW-ZX707で、DSPはオーディソン・AF M12.14bit(12chアンプ内蔵機)を搭載。スピーカーはブラム製でまとめ、TSM25 MG70HRツイーター、MS3Multixミッドレンジ、WS6 Multixウーファーの3ウェイにプラスして座席下のサブウーファーを再生と4ウェイ構成。高品位なユニット導入により、ハイレゾの特徴であるワイドレンジの再現と、ダイナミックな強音までスムーズに放つ。取り付け工夫、マルチ構成の音調整は経験を積んだインストーラーのセンスと技術から生まれている。
◆トヨタ・カムリ(オーナー/久野昌伸さん)by カーオーディオクラブ
本格的にカーオーディオを初めて3年と語ってくれた久野さん。通勤時、女性ボーカルの曲をよく聴くという。以前はサウンドナビを使っていたそうで、一歩踏み込んでシステムを刷新した。
現在、カロッツエリアAVIC-CZ902XSlllにグレードアップ、DSPはヘリックス・DSP PRO MK2を導入した。スピーカーはソニックデザイン・SP-P50M(ミッドバスはエンクロジャー式)でサブウーファーはキッカーの25cm口径のボックスタイプのものをトランクにセット。純正スピーカーからグレードアップ、サブウーファーの追加。そしてDSPの各機能を積極的に調整(帯域バランス/アライメントのなど)ベストポイントを見出す。音質面では高音のキメ細やかさ、ナチュラルな質感がお気に入りのようだ。
◆VW ザ・ビートル(オーナー/肥塚英明さん)by ジパング
素敵なラゲッジインストールを披露してくれた肥塚さん。往年の名機ラックスマン・CM-20000LTD(リミテッドエディション)」を買い集め、以前使っていたCM-6000とチェンジした。その結果、楽器や歌声の輪郭が明瞭になり、かつ音は濃厚になったと語る。パワーアンプの交換ほか、DSPをリゾルトM DSPにチェンジ! 今まで不満な点が一気に解消されたという。
スピーカーはモレルまとめ、ツイーターはピッコロll、ミッドレンジはCDM-880MKll、そしてミッドバスはスプリーモを選択。高性能ユニットの組み合わせ、そして綿密な音調整を施したことで一音一音が繊細に再現され、小音量時、ときにはダイナミックな場面でも端正に放つ。ソースユニットはカーオーディオに特化したDAP、iBasso 300 APEX Tiを使用。
◆スズキ・アルト(オーナー/本田敦史さん)by イースト
スズキ『アルト』の本田さんは当日、仕事のため、ショップスタッフにお話を伺った。オーナーは10年以上、音創りに余念がないという。リーズナブルな価格のコンポーネントでまとめたいという思いからコストパフォーマンスに優れた商品を選ぶ。
スピーカーはナチュラルなサウンドが売りのブラム製でまとめ、3ウェイ+サブウーファー構成でTSM25MG45ツイーター、ミッドレンジはフルレンジをカバーするLFR 52、ミッドバスはWS6.80を装着。ソースユニットのDAPはIBasso。DSPはヘリックス・V Eightを搭載。Aピラーに装着のLFR 52は専用カップマウント(バックチャンバー)を使うことで中低域から高域まで安定した音圧と広い帯域をカバーする。日ごろ好きな女性ボーカル(お気に入りは JuJu)を良く聴くそうだ。
◆AUDI Q5(オーナー/高橋邦行さん)by アミューズ
久しぶりに同コンペに参加されたアウディ『Q5』のオーナー高橋さん。Q5はキャビンが広く、大がかりなシステム作製はもちろん、音質面でも有利といえる。
スピーカーはブラックスML3ミッドレンジとML6Pミッドバスを使用。ミッドレンジの隣にセットされた大きなツイーターはムンドルフのATM(リボン振動板)だ。これらのユニット能力を引き出すため、カロッツェリア・RS-A99Xを使い精緻にドライブ。サブウーファーはTS-W1000RSを一発、シールドエンクロに収め、駆動アンプはPRS-D800を使用している。お気に入りの音楽ジャンルはロックが中心で、とくに“X-JAPAN”が大好きと語ってくれた。
◆日産・セレナ(オーナー/松本拓也さん)by レジェーラ
昨年、秋の車音祭に参加された日産『セレナ』のオーナーの松本さん。カーオーディオをはじめたきっかけは好きなアニソンをいい音で聴きたいという思いからだ。約5年前、セレナを購入後、レジェーラに本格的なシステム製作をお願いした。
ソースユニットはダイヤトーン・サウンドナビとDAPの両刀使いで、スピーカーはモレルで統一化を図る。フロントステージは38アニバーサリーリミテッドエディション。サブウーファーはウルティモ Ti124をボックスに収めてラゲッジにセット。音が良くなるたびに音楽ジャンルの幅が広がったようでアニソンはもちろんJ-POPや、'80年代の歌謡ソング「山口百恵」がお気に入りという。
◆BMW 320ツーリング(オーナー/N.Kさん) by AVカンサイ堺店
日ごろはジャズや女性ボーカルをよく聴くBMWのオーナー。尋ねるとホームオーディオのファンだったというが、車内でもいい音にしたいという思いから、AVカンサイの門を叩いた。
スピーカーはモレル・イレイトTiを中心とした4ウェイでパワーアンプはクワトロリゴの2chモデルを4基使いでユニットの質感をしっかりと引き出す。DSPはリゾルトM DSPを導入。同機は音質に特化したDAチップ ES9038PRO Sabreを搭載によりDAPからのデジタル信号をピュアに受け渡す。またUSB、Bluetoothモジュール、アナログ入力、MOSTに対応と取り付け車種を選ばないと秀逸。オーナーのお気に入りのポイントは情報量をスポイルすることなく、輪郭、骨格がしっかりしていて芯があり、総じて耳に優しいナチュラルサウンドを創出。
◆ホンダ・アクティバン(オーナー/鍵 公明さん) by AVカンサイ宝塚店
鍵さんのホンダ『アクティ』は仕事車としても日々大活躍。軽商用バンという作りは床下がフラットであるため、多くのコンポーネントが積めるというメリットがある。カーオーディオを本格的に始めて15年、良い商品を選んで音創り向上に余念がないようだ。
ソースユニットはDAPの最高峰、ソニー・DMP-Z1を投入。DSPはヘリックス・ウルトラを使用。スピーカーはディナウディオ・エソター2のミッドバスとミッドレンジ、そしてムンドルフ(リボン振動板)のツイーターと組み合わせでシンフォニ/クワトロリゴ、創業25周年限定モデルとブラックスのグラフィックプロ(4ch機)で各ユニットをしっかりとドライブ。パランスを重視した音調整により、ナチュラルなサウンドを生み出している。好みのジャンルはサントラをよく聴くという。
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