電動化を象徴するモデル
トヨタは、同社初の量産EVとともに、ロングセラーモデルであるプリウスの新型車を発売する計画を示唆している。
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トヨタ・プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッド車として発売された。それから約24年、4代目となったプリウスは、世界で最も売れているハイブリッド車の1つであり、カムリ、C-HR、カローラ、ハイランダー、RAV4、ヤリスなどと比較しても遜色がない。
トヨタはこれまでのところ、プリウスの将来性については口を閉ざしている。しかしながら、今後数年間にわたって、ハイブリッド・パワートレインが同社の電動化戦略において重要な役割を果たすことは明らかだ。
英AUTOCAR編集部は、トヨタ欧州担当副社長のアンドレア・カルーチ氏にインタビューを行った。プリウスは今でもラインナップの中で重要な位置を占めているのか、また次の世代が登場するのかどうか尋ねてみたところ、次のような答えが返ってきた。
「プリウスは今でも電動化のパイオニアであり、トヨタにとってアイコンとなっていることは明らかです。我々の旅は25年以上前に始まったのです」
「その役割は維持する必要があり、技術面で常にトップを走り続けなければなりません。多くを語ることはできませんが、将来的にもアイコンを無駄にしたくはありません」
E3アーキテクチャーの採用も?
カルーチ氏は、EV充電インフラが普及する中で、今後もハイブリッドのパワートレインを存続させる可能性を示唆した。
「世界的に見れば、さまざまなソリューションを実証しようとする中で、依然としてハイブリッドに重心があります」
「そのため、プリウスは明らかに、我々がハイブリッドと電動化のリーダーであることを象徴する存在なのです」
現行モデルのプリウスは2016年から販売されているが、歴代モデルの6年間のライフサイクルに基づくと、2022年にモデルチェンジされる可能性が高い。
トヨタは後継モデルの見通しについて何も語っていないが、既存のGA-Cプラットフォームと次期bZプラットフォームの要素を用いて、EV、プラグイン・ハイブリッド車、ハイブリッド車に対応した、欧州に特化した新しいアーキテクチャー「E3」を開発中であることを認めている。このアーキテクチャーが5代目プリウスに使用される可能性もある。
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