トヨタは86に続いて、スープラを復活させた。いっぽう、スープラのライバルといえば、フェアレディZ。現行Z34は発売から10年が経ち、そろそろフルモデルチェンジの時期。しかも2019年は、フェアレディZが誕生してから50周年を迎える記念すべき年だ。
大きな動きがあれば、当然情報が入ってきそうだが……。そんな折、信頼できる日産関係者から次期Zに関する新たな情報を手に入れた。スープラ発売で日産もやる気になり、本格的に始動したのだろうか。
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はたして、次期フェアレディZはどうなるのか? いまわかっていることをすべてをお伝えしよう。
文/ベストカーWeb
写真/ベストカー(CG)
■次期Zの開発GOサインは2017年12月に正式決定
次期フェアレディZの情報は入っては消えを繰り返してきたが、大きな動きがあったのは2017年12月。現行Z34型のデビューからちょうど10年を迎えようとしている時だった。
それまで次期モデルを開発する計画はあったが優先順位は低く、売れ筋のSUVやEV開発に人と資金の開発資源を譲ってきたという経緯があり、一時は現行モデルをもって長い歴史に終止符を打つという噂もあった。
しかし、そんな逆風をものともせず、2017年12月に次期Zの開発がスタートしている。トヨタがBMWと共同でスープラを開発し、市販化した動きに負けていられないということなのだろう。
最新の情報では、引き続き開発が進められて入り、エクステリアデザインに関しては、まだ確定的な情報は入っていないという。ただ、Z33やZ34の流れの延長線上にあり、最近の日産デザインのトレンド、直線基調のエッジが効いたシャープなデザインを採り入れているとのこと。
プラットフォームはスカイラインクーペことインフィニティQ60から流用されるという。ホイールベースは現行300mm程度短縮された2550mm程度で、全長は4520mm、全幅は1890mmになるもよう。ちなみに全長はスープラ(4380mm)よりも140mm長く、全幅はスープラ(1860mm)に比べ30mm広い。
■エンジンはトップモデルに3L、V6ツインターボを搭載
エンジンはQ60と同様のいわき工場で作られるV6、3Lツインターボで、ハイパワーバージョンとスタンダードバージョンを用意。パワースペックは405ps/48.4kgmと305ps/40.4kgmの2種類という。
このVR30エンジンは久々の日産オリジナルの新開発ターボユニットで、新型のタービンスピードセンサー、インタークーラーシステム、電動アクチュエーターなどを採用し、レスポンス、燃費性能を向上させているもの。
現在、これ以外にダイムラー製の2L、直4ターボエンジンや、QX50に搭載されている世界初の可変圧縮比エンジン、VCターボの搭載も検討されているという。
トランスミッションは7速ATと6速MTで、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンク。FRのみの設定で5つの走行モードを切り替えられる電子制御サスペンションや電気信号でタイヤを動かすダイレクトアダプティブステアリングなどが採用される。
三菱を傘下に入ったことでランエボとの共同開発……という噂も流れたが、どうやらそれはないらしい。
■コンセプトカーの発表は2019年秋の東京モーターショー!
技術的な内容はインフィニティQ60とほぼ同様で、あとはZらしさの味付けをどう加えていくか議論されているという。それだけにスタートすれば開発自体は意外に早く、フェアレディZの生誕50周年を迎える2019年秋に開催される東京モーターショーで次期フェアレディZのコンセプトカーを公開することができそうだ。
市販モデルの発売はズバリ、コンセプトカーの公開から約2年後の2021年頃。予想価格は、305psのスタンダード仕様が約500万円、405psのハイパワー仕様が約700万円というあたりが妥当な線となりそうだ。
情報を聞いた日産関係者から「史上最強、史上最速のZを目指して着々とプロジェクトを進めています」と力強いコメントをいただいた。期待して待っていよう!
■次期フェアレディZ予想スペック
ボディサイズ/全長4520×全幅1890×全高1240mm
ホイールベース/2550mm
エンジン/VR30型V6、DOHCツインターボ
排気量/2997cc
最高出力/405ps/6400rpm
最大トルク/48.4kgm/1600~5200rpm
予想価格/スタンダード仕様が500万円~、ハイパワー仕様が約700万円~
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