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キープコンセプトに見えて大幅進化! 新型スズキ・ハスラーの内外装をチェック

掲載 更新 47
キープコンセプトに見えて大幅進化! 新型スズキ・ハスラーの内外装をチェック

 【Exterior】独特の個性にタフ&ワイルドなイメージをプラス

 丸型ヘッドライトにスクエアボディという、ひと目でハスラーとわかる個性的なスタイリングで登場。デザインとしては、フロントフードを高くしてルーフエンドを後方に伸ばすことで、ボクシーさと立体感が強調され、クロスオーバーSUVらしい「タフ感」がさらに引き上げられた印象だ。フェンダーをスクエア形状とし、樹脂製のオーバーフェンダーに大径タイヤを装着。最低地上高も確保されており、オフロード走行にも十分対応する。

【試乗】「遊べる軽」のスズキ・ハスラーは「使える軽」だった! バカ売れ間違いなしの超絶進化

 ボディカラーのバリエーションはSUVらしい設定で、全11色のうち、2トーン専用カラーを6色用意。アクティブイエローなど3色にはホワイトルーフを、デニムブルーメタリックなど3色にはガンメタリックルーフを設定している。

 軽自動車ということもあり、スリーサイズに関しては全長・全幅については従来型車と同じ。全高のみ+15mmとなる。ホイールベースは+35mmで、ルーフを後方に延長するとともにバックドアの傾斜角を立てることで室内空間を拡大している。ドアはサッシュドアからプレスドアになり、リヤクォーターウインドウを備える6ライトキャビンとなった。

 ヘッドライトは丸型を採用。X系ではオートレベリング機構付きLED、G系ではマニュアルレベリング機構付きハロゲンランプとなる。X系ではポジションランプ(リング形状)とフォグランプ(G系には非装備)もLEDとなっている。

 リヤコンビランプのレンズはクリアタイプでベゼルはシルバー。テールランプは赤い部分全体が点灯。上部にウインカーランプ、下部にリバースランプが配置され、中央部がブレーキランプとして点灯する。発光体はすべてバルブ式だ。

 ボディカラーには6タイプの2トーン仕様を設定。ボディカラーに応じて、ホワイトまたはガンメタリックのルーフ色が組み合わされる。リヤクォーターウインドウ部分のルーフ色は幌馬車の幌をイメージさせる。

 デュアルカメラブレーキサポートを全車に標準装備。また、後退時ブレーキサポートや後方誤発進抑制機能のための超音波センサーをリヤバンパーに備える。全方位モニター装着車ではフロント/サイド/リヤにカメラを装備する。

 タイヤ&ホイールは15インチサイズ。X系はアルミホイールを標準装備。G系のスチールホイールはガンメタリックが標準で、2トーン仕様のホワイトルーフはホイールもホワイトとなる。

 【Interior】乗り込むたびにワクワクさせてくれる

 インテリアは、ハスラーならではのタフで機能的なデザインとなっている。ダッシュボードは、メーターフード位置を下げることで、アッパー部分を水平とし、視界特性を向上させている。これにより視野範囲が広がるとともに、オフロード走行時など、車両の傾き具合を感覚的に捉えることができる。シフトレバーをダッシュボード上に配置することで、前席左右間のウォークスルーも可能にした。

 アクティブ&アウトドアユーザーの遊び心を刺激するのが、3色設定されているインテリアのテーマカラーだ。ダッシュボードに3カ所配置されたインパネカラーガーニッシュとシートカラーアクセントなどを同色とし、ボディカラーと組み合わせて選択できる設定となっている。

 ステアリングホイールはX系では本革巻き、G系ではウレタンとなる。スポーク左側にはオーディオコントロールなど、右側はクルーズコントロール用などのスイッチが備わる。

 トランスミッションは全車にトルコン式CVTを採用。ギヤ比はエンジンや駆動方式にかかわらず全車共通設定だ。シフトレバーはダッシュボード上に配置され、ターボ車ではパドルシフトを装備する。

 前席にはシートヒーターが装備される。ダッシュボード右下には自動ブレーキや車線逸脱警報などのスイッチを配置。シフトレバー左下にはUSBソケット(オプション)が備わる。

 メーターパネルには大型の単眼式メーターが装備される。タコメーターおよびマルチインフォメーションディスプレイなどはカラー化され、視認性の高まった4.2インチ液晶パネルに表示する。

 従来のモノクロ式では情報や数値を並べるだけだったマルチインフォメーションディスプレイだが、カラー化やアニメ、イラストを使うことで、各情報が直感的でわかりやすく表示されるようになった。

 メーカーオプションのメモリーナビは、ナビゲーション、車両情報、オーディオの情報を並べて表示し、見やすさや操作性を向上させている。配置パターンのカスタマイズできる。

 インパネはデニムブルー、バーミリオンオレンジ、グレーイッシュホワイトの3色を用意。基本的にはボディカラーとの組み合わせだが、一部のボディカラーでは受注生産で他色の装着も可能。

 サンバイザーはサイドバイザー兼用タイプとなる。運転席バニティミラーは全車に標準装備で、助手席バニティミラーはX系グレードにのみ標準装備となる(チケットホルダー付き)。

 エアフィルター付きフルオートエアコン、アイドリングストップ時などエンジン停止時にも冷気を発生させるエコクール、さらにはヒーテッドドアミラーを全車に標準で装備する。

 4WD車には、スノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールといった機能を搭載。センターコンソールのスイッチでオン/オフを切り替えられる。

 【Seat】カラーコーディネイトでオシャレ感満点

 ハスラーのインテリア設計では、空間の拡大とパッケージング変更に合わせ、運転席のドライビングポジションの最適化を実現している。ペダルの最適配置によって操作性が向上したほか、チルトステアリング、240mmのシートスライド機構、さらにはシートリフターを採用。これによりドライビングポジションの設定自由度が高まり、ドライバーの体格の違いにも対応できるようになった。頭上空間や左右乗員間距離が拡大されているため、より快適なドライビング空間となっている。

 シートはフルファブリック素材で、テーマカラーに応じて前席サイドにアクセントカラーが入る3タイプが設定される。後席はリクライニング&スライド機構付きで、多彩なシートアレンジを可能とした。

 後席にはリクライニング機構のほか、シートスライド機構を採用しているため足もとの空間は広い。チャイルドシート用アンカー&テザーも装備する。

 シート表皮の素材は、全グレード共通でブラックのフルファブリックとなる。前席・後席ともに同じ素材だ。運転席にはシートリフターも備えて実用性を高めている。

 前席のシートにはテーマカラーに応じたアクセントが配される(後席は全車ブラック)。バーミリオンオレンジ、デニムブルー、グレーイッシュホワイトの3色を設定。

 後席はリクライニング&スライド機構に加え、リヤガラスが後方に配置されるため、足もとだけでなく頭上空間にもゆとりがある。スライド&リクライニングを可能とするなど、後席乗員の快適性が向上している。

 シューズやジャケットなど、ちょっとしたものを置くのに便利な助手席シートアンダーボックス。着脱可能な樹脂製トレーは取り外して水洗いすることも可能だ。

 X系の助手席シートバックにはパーソナルテーブルが装備されている。ドリンクホルダーのほか、ショッピングフックも備わる。不要時は折りたたんでおける。

 後席乗り込み口のステップ高が下げられ、乗り降りがしやすくなった。ドアは第一段階のノッチまで約55cmで、その後無段階となるため、ドアを押さえたままでの乗り降りがしやすい。

 インテリアのテーマカラーに応じて、前席のドアトリムにも同色のアクセントが配される。標準の3色のほか、アクセサリーではピアノブラックやシャンパンゴールドも用意される。

 【Luggage &Utility】パッケージングの進化は使い勝手にも有効

 スポーツアクティビティやアウトドアレジャーにクルマを使う人にとって、「荷室」のユーティリティはとても重要だ。ハスラーは室内高の高さと後席のシートスライド機構や分割可倒機構、フルフラット機構により、多彩な荷室のアレンジを可能にしている。また、フロア下に備わっているラゲッジアンダーボックスは少し背の高い荷物を積むときなどにとても便利だ。

 後席以外にもセンターコンソール、ドアポケット、シートバックポケット、助手席のインパネトレーといった小物収納スペースが、「乗員が手を伸ばせばそこにある」という最適な場所に配置されている。もちろんドリンクホルダーは乗車定員分以上が用意されており、携帯電話置き場にも困らない。

 後席は左右分割式で、それぞれを単独で倒せるほかスライドさせることも可能。シートを倒した際に床になるパネルには汚れなどを拭き取りやすい特殊な素材が使われている。

 後席シートは倒してフラット化し、荷室として使用することもできるが、定員乗車の場合でも左右独立のシートスライド機構によって、買い物程度の荷物が積めるスペースは確保できる。

 後席を倒したフルフラット化に加え、さらに助手席を前側に倒すことで、長大な荷室空間が出現する。サイズによってはスキー板やボディボードなどを積載できるほか、車中泊も可能だ。

 ラゲッジのフロアパネルを外すとラゲッジアンダーボックスが現れる。防汚タイプの素材なので、汚れた物を積んだあとは取り外して水洗いできる。

 インパネアッパーボックスはX系ではリッド付き、G系ではオープンタイプとなる。リッドはトレーにもなる。

 リッド付きインパネアッパーボックスでは、リッドを閉じた状態でも別売のカラーコードにより小物を固定することが可能だ。遊び心を演出する装備だ。

 ダッシュボードの助手席側に、インパネトレーを装備。走行中に小物が滑り落ちないよう形状が工夫されている。

 グローブボックスは車検証などの書類を収納しつつ、ティッシュボックスを入れられる大きさとなっている。抜群の収納力を誇る。

 前席の間にはフロアコンソールトレーが備わる。ドリンクホルダーを備えトートバッグなどの小物を置くのに便利だ。

 フロアコンソールトレーのドリンクホルダーは、車内のテーマカラーと同色となる。500mlの紙パックに対応。

 ダッシュボードの左右にドリンクホルダーを装備している。運転席側は固定式だが、助手席側は折りたたみ式なので、不要時には格納できるようになっている。

 前後ドアの内側にそれぞれドアポケットを装備。前席ドアは薄型で、書類などを入れるのに便利だ。後席ドアはドリンクホルダーのほか、小物を収納できるスペースを備える。

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みんなのコメント

47件
  • 軽なんかどれも一緒。
    デザイン的にひどすぎる。タテヨコのアスペクト比が異常すぎる。
    横幅よりもかなり大きい全高と小さすぎるタイヤ。
    走る姿はとても笑えてしまう。
    もうやめようよ、こんなはしたないカテゴリーは。
    日本国内だけのガラパゴスな車を製造し販売する時代はとっくの昔に終わってる。
  • こんなSUVもどきに作った軽自動車なんかに価値があるのでしょうか。あんなボディにサスペンションでは悪路を走ると5分も持たずに体中が痛くなるでしょうし、パワーのない660CCエンジンで一体どこに行けるというのでしょう。

    しかもハスラーは内装がおもちゃっぽすぎて、いい歳をした大人は絶対に乗れません。子供用三輪車みたいなノリで良いならば結構かもしれませんけどね。しかもこんなオモチャ車に最新の安全装備? アンバラスもいいとこですね。恥ずかしくてとても外国には紹介できません。誰の目にも入らない山奥の細道だけで乗っていてください。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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