現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜ不評? ちょっと流行った「流れるウインカー」 大事なのは「わかりやすさ」? 斬新ウインカーの反響は?

ここから本文です

なぜ不評? ちょっと流行った「流れるウインカー」 大事なのは「わかりやすさ」? 斬新ウインカーの反響は?

掲載 69
なぜ不評? ちょっと流行った「流れるウインカー」 大事なのは「わかりやすさ」? 斬新ウインカーの反響は?

■「流れるウインカー」ってどうなの?

 トヨタの高級ミニバン「アルファード」がフルモデルチェンジを果たし、4代目モデルが2023年6月に発売されました。
 
 納車も徐々に開始され、新型アルファードの姿を街でチラホラと見かけるようになりましたが、外観は、従来モデル(3代目)の堂々としたスタイリングを継承しながらさらに進化。超大型フロントグリルや抑揚のあるサイドシルエットなど、ダイナミックで高級感のあるデザインになっています。

【画像】「えっ!」そこが光るの!? 新型アルファードの「流れるウインカー」画像を見る(26枚)

 また、フロントフェイスで目を引くのは、存在感のあるライト類です。

 フロントのライト類は、上段が3眼LEDヘッドランプ、中段・下段がLEDクリアランスランプ(デイタイムランニングランプ機能付)と3段構成になっており、迫力のあるデザインが特徴です。

 そのうえ、下段のLEDクリアランスランプが「シーケンシャルターンランプ」、いわゆる「流れるウインカー」の機能を兼ねた“ダブルファンクション”となっています。

 この新型アルファードに限らず、流れるウインカーに関してはさまざまな意見があるようです。

「流れるウインカーは点灯時の見た目があまり好きではない」「パッと点いて、パッと消えるのがオモチャっぽく見えて仕方がない」など、受け入れられないという人もいることがわかります。

「流れようが点滅しようが視認性が一番重要」「流れても流れなくてもどっちでもいいから、ちゃんと分かりやすく作ってください。たまに『ウインカーそこ点くの!?』って思うような分かりづらいクルマを見かける」「運転している本人や乗っている人は流れようが流れなかろうが見えないので、周りの人に進路変更の意図が伝わればそれで良い」と、右左折することが周囲のクルマにきちんと伝わるように、ウインカーは見えやすいことが大事だという意見も聞かれました。

 また、「流れるウインカーを付けると車両価格が高くなるだけ。しかも壊れたら修理代も高い」「スイッチで切り替えできるようにしてほしい」といった声も寄せられています。

※ ※ ※

 流れるウインカーは、かつてデコトラのドレスアップとして流行したこともありましたが、現在のようにLEDを使ったものが市販車へ採用されたのは、2009年に発表されたアウディ「A8」でした。

 当時アウディは、「個性を高めるほか、視認性が高くて安全につながる」と説明しており、その後同社の多くのモデルに採用され、国内では2014年末の法改正で「連鎖式点灯方向指示器」として正式に認可されています。

 それを受け、レクサスやトヨタ、ホンダ、日産など国産メーカーで採用されるようになったほか、いまではホンダ「N-BOX」といった軽自動車にも搭載される装備となりました。

 一方で、流れるウインカーを搭載していた一部車種では改良時に通常のウインカーに戻されたものもあり、レクサスでは「NX」「RX」「ES」のモデルチェンジ時に廃止されています。

 そんななか台頭してきたのが、デイライトとウインカーの機能を兼ねるダブルファンクション。前述のように、新型アルファードでは流れるウインカーとダブルファンクションを組み合わせています。

 また、マツダでは独自の「ディミングターンシグナル」を採用。ウインカーがパッと点灯して柔らかく消えといった特徴を持つもので、「マツダらしいウインカーの表現をしたいという考えにはじまり、生き物の鼓動をイメージさせるような演出から生まれた」と説明されており、新たなウインカーの点灯方法として、複数のマツダ車に採用されています。

こんな記事も読まれています

“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
AUTOSPORT web
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
AUTOSPORT web
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
AUTOCAR JAPAN
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
Auto Messe Web
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
AUTOCAR JAPAN
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
くるまのニュース
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
WEB CARTOP
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
乗りものニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
レスポンス
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
乗りものニュース
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
くるまのニュース
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
VAGUE
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
WEB CARTOP
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
Webモーターマガジン
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
乗りものニュース

みんなのコメント

69件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村