ドイツ/欧州で好記録
独ポルシェAGは、2019年(会計年度)の業績を公表した。販売台数、売上高、営業利益(特別損益前)の新記録を打ち立てたという。
【画像】ポルシェ・カイエン/カイエン・クーペ【比べる】 全56枚
2019年の販売台数は、前年比10%増の28万800台となった。
売上高は285億ユーロ(11%増)、営業利益はの44億ユーロ(特別損益前:3%増)、営業利益率(特別損益前)は15.4%を達成した。
また、この期間に従業員数は10%増加して3万5429人まで増えている。
モデル別では、カイエン/マカンの2シリーズの販売が大幅に増加。カイエンは9万2055台(前年比29%増)がオーナーのもとに嫁いだ。
マカンは9万9944台(同16%増)を販売し、10万台に迫るセールスを達成。
地域別の結果では、ドイツおよびヨーロッパ全体の両市場で15%増という目覚ましい成長を示し、ドイツでは3万1618台、ヨーロッパでは8万8975台が納車された。
次期マカンはEV
ポルシェにとって最も大きな2つの市場でも増加を記録している。
中国では前年比8%増の8万6752台。米国では8%増の6万1568台。この結果、弱体化しつつあった両市場の経済状況に呑み込まれることなく好成績を残した。
オリバー・ブルーメ取締役会会長によると、この1年間の成功は単なるスナップショットではないという。
「わたし達の主な目標は、価値を生み出す成長です。過去5年間で業績を60%以上伸ばしました。これによって、経済的、環境保護、および社会的な分野において企業責任を十分に果たすための前提条件が整いました」
次に発売するのは、タイカン初の派生モデルとなるタイカン・クロスツーリスモであることも発表された。また、中型SUVの新世代マカンも電化され、ポルシェにとって2番目のフルバッテリー駆動モデルになるとしている。
同社は、2025年までに販売台数の半分を、電気駆動モデルとプラグイン・ハイブリッド・モデルとして販売する計画だ。
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