タフト 競合はジムニーよりハスラー
もともとは2019年の東京モーターショーに参考出品された「WakuWaku」からスタートした。
【画像】迷う…… タフト or ハスラー【ディテール比較】 全84枚
2020年の東京オートサロンでは「タフトコンセプト」となって、4月に発売がアナウンスされたという流れとなっている。
そんなタフトのライバルと言えば、やはりスズキ・ハスラーが妥当だろう。ダイハツ側は本格的な軽オフローダーであるジムニーまで見据えているとも言われている。
しかし、やはり一般ユーザーからすればタフト購入時にライバルとして検討するのはハスラーとなるはずだ。
そもそもタフトは、本格的なラダーフレームやリジッドサスペンションなどを用いてクロスカントリーSUVとして高い性能を誇るジムニーに対し、昨年夏に発売された4代目タントが採用する軽乗用車のDNGAプラットフォームを使用しており、どちらかというとクロスオーバーSUVというキャラクターと言えるだろう。
そのため、同じく軽乗用車用プラットフォームのHEARTECT(ハーテクト)を採用するハスラーがやはり本命のライバルということになる。
現在の軽クロスオーバーSUVは、すでに初代モデルが大ヒットしたハスラーが1つ頭抜けだした感がある。
いっぽうで、実はそれよりも前にダイハツが同様の車種をリリースしていたのをご存知だろうか?
時代を先取りし過ぎた? ネイキッド
タフトのような軽自動車。それこそが、1999年11月に発売されたネイキッドである。
まだクロスオーバーSUVという言葉が浸透していない時代だったが、高められた車高や無骨な雰囲気のエクステリア、拡張性の高いボルト穴が用意されたインテリアなど、魅力的な点が揃ったモデルだったのだ。
そもそもネイキッドは1997年に行われた第32回東京モーターショーに「ネイキッドX070」という名前で出品されたものが元となっており、反響が大きかったために2年後に市販されたという経緯がある。
ちなみにコンセプトモデルと市販車はほとんど変更点がないように見えるが、実はコンセプトモデルは旧規格の軽自動車サイズで作られていた。
98年に軽自動車の規格が改訂(ボディサイズの拡大)されたことで、99年11月に登場した市販車はしっかり新規格サイズに改められている。
そのため、コンセプトモデルはJB型エンジンを搭載した4代目ミラであったが、市販車はEF型エンジンを搭載した5代目ミラとなっているのだ。
外板パネルもあえてヒンジ部やボルトを露出させ、オプションで用意された別のものに交換できるという遊びあふれるもの。
現在のコペンのドレスフォーメーションにも通ずるものだったが、当時はその見た目が安っぽく見えるという声もあり、残念ながらヒット車種とはならなかった。
時代が違っていたらまた異なる評価を受けていた車種となっていただろう。
ミラの先祖にもクロスオーバーSUV
ネイキッドのベースとなったミラは、ダイハツの軽自動車の屋台骨を支えるベーシックカーだった。
現在は、ミライースとミラトコットと、サブネーム付きの車種しか残っていないのはいささか寂しさを感じてしまう。
そんなミラは、商用モデルからラリーベース車まで、幅広いラインナップも魅力の1つだったが、なんとクロスオーバーSUVモデルまで設定されていたのである。
それが、3代目ミラのマイナーチェンジ時に追加されたRV-4だ。
その名の通り、4WDの駆動方式はもちろんのこと、RVテイストいっぱいのフロントバンパーガードやアンダーガード、背面タイヤにルーフレールまで備わり、車高もしっかり上げられたモデルで、プラスされたアイテムでの重量増を考慮してか、ターボエンジンのみというラインナップ。
さらにキャンバストップ車の設定もあるという、「ミラの全部乗せ」と言えるほどの装備だった。
その結果、価格は134.5万~143.5万円と、同車のSUVであるロッキー(初代)と大差ない価格となってしまっていた。
そのため、商業的には成功したとは言い難い存在となってしまったミラRV-4ではあるが、その反省を生かして登場する新型タフトは、タイミング的にも価格的にも非常に戦略的に練られたものとなっているように感じる。
あとは実車の完成度がどうなのかにかかっているが、発売が楽しみな1台であることは間違いない。
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みんなのコメント
ダイハツは日本のユーザー目線で商品を作ってるから好感もてる。ロッキーやトール姉妹が売れているのがいい例だと思う。
スズキの商品も良いが中年以上の年齢になるとしっくりこない。
HPに無いんだけど。