トヨタ自動車は12月1日、クロスオーバーSUV「RAV4」に一部改良を実施し発売した。今回の改良では、ハイブリッド(HEV)の設定を拡大するとともに、外装のブラッシュアップを図っている。
クールな都会派SUVの「ハリアー」に対し、土臭さを残したワイルドなキャラクターのRAV4。この2台はTNGA(Toyota New Global Architecture)の「GA-K」プラットフォームを共用する兄弟車で、立ち位置を絶妙に変えることにより両車とも売れ行き好調なセールスを維持している。
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RAV4がデビュー3年目で受けた一部改良の目玉は、「Adventure」へのHEV(2.5L直4+モーター)追加。オフロードテイストが強いRAV4の内外装を一層ラギッドな仕様にしたAdventureは、専用デザインのフロントグリルやロワーバンパー等を装着し、全長、全幅を他グレードに比べ10mm拡大。一般的なコスメチューンの枠を超えた本格的な変更が奏功し、Adventureはトヨタの狙いどおりアウトドア好きにアピールするヒット作となったが、これまでは純ガソリン車(ICE)しかないのがファン泣かせだった。だが、そのウィークポイントも今回のHEV追加で完全に埋まった格好だ。ちなみに、HEV版Adventureの価格(消費税込)は4,106,000円とガソリンモデル(3,487,000円)に対して619,000円のアップとなる。
また、イメージ画像で気付いた向きも多いと思うが、今回の一部改良によりHEVとプラグインハイブリッド(PHEV)はヘッドライトの意匠が変更され、より凜々しい目つきとなった。さらに、ガソリン車も含めた全車でアルミホイールが新デザインとなったことも大きなニュースだろう。細かなところではAdventureのボディカラーに新色「アッシュグレーメタリック×グレイッシュブルー」が追加されている。
一部改良後の車両価格(消費税込)は以下のとおり。
RAV4:2,774,000円~4,106,000円
RAV4 Adventure(HEV):4,106,000円
RAV4 PHV:4,690,000円~5,390,000円
「ライズ」へのハイブリッド追加や「カローラクロス」のデビューに加え、RAV4の一部改良と話題に事欠かないトヨタのSUV。半導体供給にも若干明るさが見えてきたようだから、いずれも今後の売れ行きが楽しみだ。
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みんなのコメント
新型エクストレイルは一体いつ日本に導入されるんだろうか。
さようなら、日産。