■改良された「新型GRヤリス」何がスゴい!?
2024年1月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2024」でトヨタは、改良された新型「GRヤリス」を世界初披露しました。
記事では、同車の代表的な改良・変更ポイントをピックアップして紹介。併せて、この新型GRヤリスが「買い」かどうかも見ていきます。
【画像】「えっ…!」 これが新型GRヤリスだけの「スゴい装備」です(33枚)
GRヤリスは、コンパクトカー「ヤリス」をベースに開発された3ドアスポーツモデルで、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を命題に掲げるTOYOTA GAZOO Racing(TGR)の象徴ともいえるモデルです。
今回初公開された新型GRヤリスは数々のポイントにおいて改良が加えられ、その進化度合いは多くのクルマ好きが話題にするほどでした。
まず最大のトピックスは、スポーツ走行を配慮したATである8速DAT(ダイレクト・オートマチック・トランスミッション)の採用です。
この新開発のトランスミッションは、トルコンATとして世界トップレベルの変速速度を実現しているほか、スポーツ走行用にソフトウエアの最適化などを実施。
運転していて楽しいのはもちろん、モータースポーツでも「使える」AT制御となっています。
また、激しいスポーツ走行を加味してクラッチに高耐熱摩擦材を採用したり、フロントにATFクーラーを追加するなど、ハードとソフト両面でのアプローチが見られるATです。
また、エンジンはこれまでの272馬力から304馬力へとパワーアップ。
出力向上という理由も大きいですが、モータースポーツ活動やサーキット走行での経験から、サブラジエーターの追加などが行われて冷却性能も強化されています。
そして変更点が多いのがインテリアで、まず目を引くのが特徴的なインパネでしょう。
これまではヤリスとある程度共通のデザインとなっていましたが、スーパー耐久や全日本ラリーなどのモータースポーツ参戦車両を参考に、操作性を第一に考えたスイッチ類の配置を実施。
デザインを大きく変更し、15度ドライバー側へ傾けて配置しました。
またヒップポイントを25mm下げると同時に、ステアリングの位置を見直すことでドライビングポジションを改善しています。
ヒップポイントが下がると視界が悪くなりそうですが、新しいインパネの導入により、センタークラスターは50mm下げられているため、むしろ視界は良くなっているといいます。
さらに他のモデルにはないインテリアの特徴的なポイントが、今回の改良で新たに用意された縦引きのサイドブレーキレバーです。
これは競技ベースグレードとなる「RC」にのみ用意されるオプションですが、競技時のサイドブレーキの操作性を大きく高めました。
もちろん外装デザインも新たな形状に変更されています。
これは冷却性能の向上を狙っているのは当然ですが、くわえてモータースポーツシーンでの破損時に素早く修復できるよう、3分割のバンパーとなっているのが特徴的なポイント。
他にも進化した箇所を挙げたらキリがありませんが、ここまでの進化はメーカーだからこそ出来た部分が大きく、後からアフターパーツなどでは埋めることが出来ない部分も少なくありません。
そう考えると、まだ正式な価格は発表されていないものの、改良された新型GRヤリスは間違いなく「買い」と言えるでしょう。
そして早くも新型に乗り換えたい現行型ユーザーもいるかもしれませんが、実際に2024年春に発売された後には、パーツ流用などで現行モデルを新型モデルへと近づけることが可能な部分があるかもしれません。
そのような点も含めて新型GRヤリスに注目してみてはいかがでしょうか。
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みんなのコメント
こういう車はサーキットも楽しいけど、街中をゆっくりゆったり走っても楽しい事を知らないのでしょ
ハイスペックな車とかって所有するだけで楽しいし