PONOS NAKAJIMA RACINGは2月14日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の2024年シーズンに参戦する車両『PONOS NAKAJIMA RACING SF23』のマシンカラーリングを初公開した。
2023年からドライバーラインアップを維持し、山本尚貴と佐藤蓮の2台体制で新シーズンを迎えるNAKAJIMA RACING。一方で今季は、タイトルスポンサーに『にゃんこ大戦争』などのスマートフォン向けオリジナルゲームを開発するポノスを迎え、“PONOS NAKAJIMA RACING”として国内トップフォーミュラ・シリーズに参戦することは既報のとおりだ。
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そんな同チームが走らせる『SF23』のリバリーが決定し、14日(水)に初公開された。新しいカラーリングは、NAKAJIMA RACINGとポノスのそれぞれのコーポレートカラーである“ネイビー”と“オレンジ”を組み合わせた配色となっているのが特長的だ。また、マシンのサイド部分やフロントウイングには「PONOS」のロゴが大きく掲出されるほか、シャークフィン(エンジンフード)にはにゃんこ大戦争のロゴも確認することができる。
2024年仕様のカラーリングを発表したチームはリリースを通じ、「弊社の『モータースポーツ普及と拡大のため、モータースポーツを本気で楽しむ』という思いと、ポノス株式会社様の『ゲームで世界中のお客様を笑顔にすること、エンターテインメントの可能性を追及していくこと』というビジョンのシナジー効果を表現しました」と説明している。
さらにPONOS NAKAJIMA RACINGは、2024年シーズンに向けてリザーブドライバーを起用することを発表。チーム昨年、スーパーGT第6戦SUGOでの大クラッシュによって負傷し、以降のSF/GTレースの欠場を余儀なくされた山本の代役として、大津弘樹をSF第8戦鈴鹿で起用している。国内シリーズでは珍しいこのリザーブのポジションには、昨シーズンの全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権でランキング4位の成績を納め、スーパーGT GT300クラスにも参戦していたたイゴール・オオムラ・フラガが就くこととなった。
今シーズン、すべてのレースに帯同することになる彼はチームの力になりたいと抱負を語っている。
「スーパーフォーミュラでは珍しいリザーブドライバーというかたちで、PONOS NAKAJIMA RACINGより参戦する機会を下さった関係者の皆さま方に、感謝の気持ちでいっぱいです」とオオムラ・フラガ。
「マシンや乗り方に対して、できるだけ多くのことを学びたいと思っています。最初は難しいとは思いますが、少しずつチームの力になれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
ポノスの辻子依旦CEOは、新生PONOS NAKAJIMA RACINGのスタートに際し次のように述べた。「まず、設立40周年を迎えたNAKAJIMA RACING様とともにレース業界を盛り上げられることに大きな喜びを感じております。このようなきっかけを頂いた関係各社の皆さまへ感謝をお伝えしたいと思います」
「私は子供の頃からモータースポーツを愛しており、レーシングチームに大きな憧れを抱いておりました。PONOSの考えるビジョン『ゲームで世界中のお客様を笑顔にすること、エンターテインメントの可能性を追求していくこと』ですが、レースでも同じく沢山のお客様を笑顔にするエンターテインメントの可能性を秘めていると考えております。PONOS NAKAJIMA RACINGで『PONOS』が考えるビジョンを今後のレース業界の発展に反映し貢献して参りたいと思います」
引き続きチームの総監督を務める中嶋悟も関係者への感謝を述べるとともに、来る2024年シーズンへの意気込みを語った。
「PONOS NAKAJIMA RACINGが動き出しました。まずは、こうして新しいスタートが切れることに、関係各社の皆さまへ感謝をお伝えしたいと思います」
「新しいシーズンに向けて、着々と準備が進められ士気高揚していますが、すぐに控えている鈴鹿テストでドライバーとともに開幕戦により良い状態で挑むため、さまざまなことを試してみたいと思っています。1年を通して我々らしい積極的なレースをして、いいシーズンにしたいと意気込んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします」
今回、イメージで先行公開されたPONOS NAKAJIMA RACING SF23は、来週2月21日(水)と22日(木)に鈴鹿サーキットで開催されるスーパーフォーミュラ公式テストにてお披露目される予定だ。
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