10年間探し続けて手に入れた5型オートマ仕様
一見ノーマル風だが、開けてビックリのシザーズドア仕様!
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子供の頃から憧れていたのは、ランボルギーニ・カウンタック。しかし、運良く買えたとしても、それを好調のまま維持し続けるのは並大抵のことではないということで、3年前に選択したのがこの1999年型の5型FD3Sだ。オーナーは新潟県在住の渡辺さん(51歳)。
「ベース車選びで絶対に外せなかったのは、リトラクタブルヘッドライトであること。そこで70スープラも検討したのですが、スタイル的に好みだったFD3Sにしました。10年以上探し続けて、ようやく3年前にこのクルマにめぐり逢いました」というのが、購入の経緯だった。
さすがに最近はタマ数が減ってきているとはいえ、10年も探し続けるなんて…と思ったら、その理由は貴重なオートマ仕様を探したから。渡辺さんにとってFD3Sは、自分だけのスーパーカーに仕上げるためのベース車。チューニングを施してスポーツ走行をする気など全くないので、気軽に運転できるオートマの方が良かったというわけだ。
というわけで、エンジンや補器類も含めてパワー系は基本的にノーマル。ブーストアップも行っていない。マフラーはマツダスピード製になっているが、これは購入した時点で装着されていたもの。
エクステリアも、ボンネットだけが藤田エンジニアリング製に変更されているが、こちらも前オーナーが導入したものとなっている。インテリアの変更点は、ブリッツ製のタコ、デフィ製のマルチメーターとブースト、油圧計の追加。2つのモニターは車体前後に装着したカメラ用だ。
そして渡辺さんの最大のこだわりが、憧れのカウンタックと同様のシザーズドア。徹底的に情報をかき集めて選んだのは、秋田県にあるセイオート製のキット。純正ドアと同様にガイドレールが付いているので、開閉時にブレない構造になっているのが選択の決め手だった。ドア装着のために、新潟県から秋田県までFD3Sを持ち込んだほどだ。
その他の変更点は、ホイールがモンツァのワーウィックユーロメッシュ18インチで、タイヤはディレッツァDZ101(225/40-18)。サスペンションはテインのフレックスZ車高調で、オプションジャンボリーの1週間前に装着したばかり。
今後はミラーをエアロタイプに変更して、ヘッドライトをLED化したいと考えているそうだ。なにはともあれ、マイペースにカスタムを楽しんでいってください!
●TEXT&PHOTO:Hidetoshi KAWASAKI
●EVENT DATA:W-Option JAMBOREE(2019.10.6)
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