シンプルさを極めた1針の時計「シングルハンド」 春風香るパステルカラーをまとうドイツ発の機械式時計とは

●シンプルなシングルハンドが個性あふれる意匠を際立たせる

ドイツ・ミュンスターにて2001年に創業、全てのコレクションがシングルハンドという独自のコンセプトを貫いているのがマイスタージンガー。

ケース中央にレイアウトされた1本の針が12時間かけてダイヤルを一周、5分単位で刻まれた目盛りを使って時間を読みとる「シングルハンド」は、実は18世紀に工業化が進む以前には一般的なものとして用いられていたものだそう。

一般的な2針・3針モデルと比べて機構や構造はとてもシンプルですが、そのシンプルさはダイヤルや針の意匠性をいっそう際立たせるもの。

また日々の暮らしに忙しい現代の人々に、ゆったりとした時の流れと「今この瞬間」を生きる尊さを再認識させ、心に余裕をもたらしてくれます。

中でも1950～60年代のドレスウォッチにインスパイアされたエレガンス漂うコレクションとして人気を集めているのが、今回紹介するNeoシリーズ。

小ぶりな36mm径ケースに合わせた極細ベゼル、わずかにカーブした風防が、静謐なダイヤルの美しさをいっそう引き立たせた、モダンでドレッシーなタイムピースです。

●春の訪れを感じさせる4つのカラーダイヤル。ケースバックには刻印も可能！

2025年春はそんなNeoより、春の訪れを感じさせるパステルカラーをまとった特別なモデルが登場します。

ラインナップはライトブルー、ライトレッド、ライトイエロー、ライトグリーンの4種類で、いずれも淡く愛らしい色調ながら、甘くなりすぎないニュアンスはまさに絶妙のひと言。

アラビア数字を用いたシルバーのインデックスは、プリントを複数回重ねることで繊細な立体感を獲得。控えめな光沢が高級感を漂わせるとともに、淡い色調の中でも確実な判読性を確保しています。

またブランドコンセプトを象徴する1本針にはインデックスと同じシルバーを配することで、ストイックな美しさを演出。

一方でアワーマーカーとハーフアワーマーカーには、それぞれのダイヤルカラーに応じてコントラストを効かせた配色とすることで、視覚上のアクセントとしています。

ストラップにはカジュアルな中に品の良さを漂わせる、グレーのスエードストラップを採用。さらにクラシックな手元を演出したいユーザーであれば、オプションでミラネーゼブレスレットを選択することも可能です。

ケースはステンレススチールを採用し、ねじ込み式ケースバックによって堅牢性を確保。

また、ケースバックに設けられたスペースは日付やイニシャル、メッセージなど、パーソナルな刻印を施すためのもの。大切な人への贈り物としても喜ばれそうです。

●製品仕様
「マイスタージンガー Neo Special」
・品番：S-NES929S（ライトグリーン）、S-NES921S（ライトレッド）、S-NES924S（ライトブルー ）、S-NES935S（ライトイエロー）
・価格（消費税込）：35万7500円
・ケースサイズ：36mm径・9mm厚
・ケース：ステンレススチール
・バンド：グレーのベロアスエードレザーストラップ
・風防：サファイアクリスタル
・ムーブメント：自動巻き Sellita SW200 シングルハンド
・駆動時間：パワーリザーブ38時間
・防水性能：5気圧防水
・発売時期：2025年3月下旬（日本での発売は未定）

Comments

[冥土インPRC]

私が一番驚かされた腕時計はアメリカのFOSSILというブランドで「日時計」。
文字盤にはS、N、W、Eと書かれており、文字盤の下の方に時間を示す数字が書かれ、SとNの間に低い三角形の板が付いているのみ。
コンパスで南北を合わせてから三角形の影を見て時間をチェックできるという超アバウトもの。
面白がった後輩にあげてしまったから、もう手元には無い。

[mam********]

数年前に別のモデルを見た時は20万円弱だった、ちょっと調べるとファッション時計でもシングルハンドがあった。クオーツで価格は数万円だけど、仕組みの説明で「分針と秒針を外しました」で笑えた。
＞自動巻き Sellita SW200 　私もセリタの自動巻を使いますが、これまさか秒針・分針外しで文字盤だけで24時間を伝える時計、じゃないですよね？