現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 海外で「高級車レンタカー」ってアリorナシ? ディフェンダー借りてみた 高くても特別な経験に

ここから本文です

海外で「高級車レンタカー」ってアリorナシ? ディフェンダー借りてみた 高くても特別な経験に

掲載 2
海外で「高級車レンタカー」ってアリorナシ? ディフェンダー借りてみた 高くても特別な経験に

英国で高級車を借りてみた

レンタカーといえば、実用車のハッチバックやステーションワゴンなどが思い浮かぶだろう。急な出張や旅行先で「足」として使うクルマで、基本的に、人と荷物を載せる以上の機能は求められていない。

【画像】高級レンタカー、新車で買えない「あのクルマ」に乗るチャンスかも?【ランドローバー・ディフェンダー110を写真で見る】 全26枚

もちろん、すべてのレンタカーが同じというわけではなく、高級車を用意している会社もある。しかし、欧州では希望するモデルと似たタイプの “something similar(類似車種)” のキーを渡され、「思っていたのと違う……」と肩を落とすことも珍しくない。

英国のエイビス・プレステージ(Avis Prestige)というレンタカー会社は、ロンドン中心部だけでなく、主要空港のほとんどで高級レンタカーを展開しており、幸いながら意表を突かれるようなこともない。

同社は常時、ボルボ、メルセデス・ベンツ、アウディ、ランドローバー(レンジローバー含む)、ジャガー、ポルシェといった高級車を揃えている。そして、ヒースロー空港の営業所では、顧客専用の受付エリアが用意されている。

メルセデス・ベンツCLAシューティングブレイクでもポルシェ911でも、到着時の個人的な「お出迎え」をはじめ、同じレベルのサービスを受けられる。

ヒースロー空港では1日あたり500台のレンタカーがひしめき合っていると言われるが、エイビス・プレステージは英国内で全350台しか用意しておらず、空港や街中で見かけることは稀だ。

料金は? どんな人が利用している?

レンタル料金はモデルによって異なり、例えば週末に長めに借りるとして、レンジローバーP440e PHEVは1016ポンド(約19万円)だが、ポルシェ・カイエン・ハイブリッドは513ポンド(約9万8000円)と差が大きい。

エイビス・プレステージのクリス・ドモニー氏は、「当社のお客様の中には、成功したビジネスマンや観光客の方もいます」と語る。

「お客様はおそらく高価なクルマを所有しているので、渡航先でも同じ快適さとパフォーマンスを期待しているのでしょう。また、家族や友人を訪ねて戻ってくる海外勤務の方や、クルマを持っていないロンドン在住者、週末に少し変わったクルマで出かけたいという方、ゴルフ場に向かうゴルファーもいます。また、同じようなクルマの購入を検討していて、長期間の試乗を希望する方もいます」

今回、筆者はエイビス・プレステージのレンタカーを体験するために、ランドローバー・ディフェンダー110 D300 HSEを予約した。絵のように美しいマールボロ・ダウンズを経由してスウィンドンに親族を送迎したり、ウィンザーのクリスマス・イルミネーションを見に行ったりするためだ。

幸いなことに、今回は支払いを免除してくれたが、金曜日から月曜日のレンタル料は843ポンド(約16万円)であった。新車で買えば8万ポンド(約1500万円)するディフェンダーを、走行距離無制限で数日間楽しめるという喜びを考えれば、この料金はそこまで悪くないと思う。サーキットを数周する「体験」よりもお得感があるし、一緒に休暇を楽しむ人たちで分ければ、もっとお得だ。追加料金なしで2人目のドライバーも登録できる。

引き渡しは簡単で、車両の状態も完璧だ。さらに、レンタカーであることを示唆するものは何もない。最初に立ち寄ったエイビスのヒースロー空港の営業所では写真撮影をし、その後、郊外へ出向いてサリーヒルズを散策。翌日はダウンズ経由でスウィンドンへ。

ディフェンダーはこの上なく快適で、意外にも軽快だ。シートの座り心地とメリディアン製サウンドシステムの音質は、筆者が体験した中でも最上級のものだ。日曜日はウィンザーまで走って、残念なイルミネーションを見た。自宅の駐車場では、ディスプレイの割れた愛車が待っている。

月曜日の午前10時には、ディフェンダーを所有者に返した。良い体験ができたと思う。次にギリシャの島でぼろぼろのジムニーを3日間、600ポンドで借りるときにも思い出してしまうだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
Webモーターマガジン
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」  理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
くるまのニュース
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス

みんなのコメント

2件
  • ********
    バブルの頃だがハワイでコルベットのオープンを借りた。
    サンバードという何の特徴もないコンバーチブルの3倍ぐらいの価格だった。
    子供が運転してるのかと思った。
    と英語でバカにされた。
  • ******
    海外窃盗団向け
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

545.01798.0万円

中古車を検索
ディフェンダーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

545.01798.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村