OZ Fan Meeting 2024が静岡・清水マリンパークで開催
2024年12月8日(日)、イタリア製ホイールのOZを愛用するオーナーたちのイベント「OZ Fan Meeting(オーゼット ファンミーティング)2024」が静岡県の清水マリンパークで開催されました。エントリー車両110台、出展社のデモカーを含めると約125台に上るOZホイール装着車たちは、国籍も年代も色とりどり。にぎやかに盛り上がったミーティングを紹介します。
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110台のOZホイール愛用オーナーが集合
オーゼットジャパン株式会社によって開催される「OZ Fan Meeting(オーゼット ファンミーティング)」は、2024年12月8日で6回目となる。昨年は神奈川県のアネスト岩田ターンパイク箱根で行われて75台が集まったが、今回は会場を静岡県の清水マリンパークに移し、エントリー台数110台、出展社のデモカーも含めると約125台ものOZホイール装着車が集まる盛大なものとなった。
OZ Fan Meetingの参加資格は、OZ Racingブランドをはじめ、SparcoやMSWなど、イタリアのOZが製造しているホイールを装着するクルマであること。朝から海辺の清水マリンパークにやって来たクルマたちを見ると、イタリア発のホイールブランドOZゆえ、やはり最大勢力はフィアット&アバルト。そしてプジョー、シトロエン、ルノーといったフランス勢に、フォルクスワーゲン、アウディ、ミニ(BMW)といったドイツ組も。もちろん、日本車も一大勢力だ。
年代も、ホンダ「シティ カブリオレ」やランチア「デルタ」といった懐かしのヤングタイマー世代から最新モデルまでじつに多彩。1台1台を見比べているだけでも飽きることのない、個性ゆたかな顔ぶれがそろった。
モータースポーツへのリスペクトがあふれる会場
このOZ Fan Meetingに集まった多彩なクルマたちに通底しているのは、WRCを頂点とするラリーシーンの輝かしいヒストリーと、OZが長年にわたり取り組んできたモータースポーツ文化へのリスペクトだ。
ラリーのワークスカラーをまとったプジョー/シトロエンの数々が会場を彩り、国産車でも懐かしのワークスカラーをまとったマツダ「323」こと「ファミリア」のラリー仕様やトヨタ「セリカ GT-FOUR」、スバル「インプレッサ」などが居並び、さながらラリーのサービスパークのような雰囲気を醸し出す。
さらにメインステージの脇には、TOYOTA GAZOO RacingとOZがコラボしたホイール「スーパーツーリズモTGR-WRT」を装着したトヨタ「GRヤリス」の「オジエEdition」と「ロバンペラEdition」という、希少な限定車2台が展示される演出も。
そんな会場に一緒に並んでいると、一見すると車高調を入れてホイールを交換しただけのライトカスタムに見えるクルマたちも、足元にOZをまとうことで、シティ派でいながら心にモータースポーツへの情熱を秘めていることが理解できたのだった。
イタリアンブランドらしいファミリー感のあるイベント
今回のOZ Fan Meeting 2024の会場となった清水マリンパークは海辺で赤レンガに囲まれた一体感のある広場であり、さらにすぐ隣にはショッピングモールがあるため、参加者たちは広場で他のクルマを観察したり、オーナー同士で交流を深めたり、出展社のブースで買い物をするだけでなく、好きなタイミングでランチや休憩をしにいくことも可能で、思い思いの時間を過ごしていた。
その一方で、OZオーナーたちを退屈させないようにステージ上のコンテンツも充実。トークショーのほか、イベント終盤には各出展社とオーゼットジャパン株式会社が豪華プレゼントを供出しての豪華な抽選大会が行われた。さらに少しでも多くの人にお土産を持ち帰ってもらいたいと、最後には何も当たっていない人たちをステージ前に集めてのじゃんけん大会。
最後はアワードの発表で、ロングディスタンス賞(遠方賞)は住所から会場まで300km以上ある参加者全員に贈られた。また、夫婦でOZ装着車2台でエントリーした夫妻と、夫婦で1台で参加した方にも、特別賞が用意されていた。
そして注目のドレスアップコンテストは、参加したオーナーたちによるスマートフォンからの投票で決定。上位3名にはトロフィーとキャップ、それに非売品の腕時計がプレゼントされた。
OZ Fan Meeting 2024のドレスアップコンテストで大賞に輝いたのは、今年3月に新車購入したばかりのフィアット「ドブロ」で参加した、東京の花見勝一郎さん。足元の「ラリーレーシング」ホイールは、グロスブラックにイエローロゴが映える岐阜県「レッドポイント」のオリジナルスペックだ。タイヤはBFグッドリッチ ALL-TERRAIN T/A KO2を組み合わせるほか、ホイールのイエローと同色をボディ下まわりにアクセントで入れることで、手数は少ないながらも効果的なドレスアップを果たしているのが、目利きのOZオーナーたちに評価されたポイントだろう。
「これから、キャンプも楽しめるようなクルマにしていきたいなと思います」
と語ってくれた花見さんは、笑顔で会場を後にしていた。
メーカーとユーザーという関係性を超えて、まるで志を同じくするファミリーのような温かい絆を感じさせるのも、イタリアのホイールブランドであるOZらしさと言えるだろう。OZ Fan Meetingの次回開催も楽しみに待ちたい。
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みんなのコメント
GTFOURに付いてたな
同じタイプのホイールでも、履く車に依ってイメージがガラリと変わるし。モータースポーツで幅広く装着される【OZ】ならではのイベントでしたね!