現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 愛されキャラはあだ名で呼ばれる! 車名よりニックネームの方が有名なクルマ3選

ここから本文です

愛されキャラはあだ名で呼ばれる! 車名よりニックネームの方が有名なクルマ3選

掲載 更新
愛されキャラはあだ名で呼ばれる! 車名よりニックネームの方が有名なクルマ3選

■見た目の印象から愛称が付けられたクルマ

 クルマのネーミングは時代によって変化してきました。なかには「クラウン」「カローラ」「デリカ」など、数十年も使われてきた車名もあれば、1代限りで消えてしまった車名もあります。

世代を超えて愛される? 「ガンダムっぽい」クルマ5選 メカメカしい、まるでモビルスーツ!

 一方で、親しみをもってメーカーが付けた名前だけでなく、ユーザーから愛称で呼ばれるクルマが存在します。

 そこで、これまで販売されたクルマのなかから、愛称で呼ばれることが多いモデル5車種をピックアップして紹介します。

●スバル「360」⇒「てんとう虫」

 軽自動車のみならず、国産車のなかでも歴史の転機になったクルマが「スバル360」です。

 スバル360は、日本で高度成長期が始まる手前の1958年に発売。まだマイカーを持つことが夢だった時代に、その夢を現実にできると国民が思えるきっかけとなったクルマです。

 このスバル360の愛称は『てんとう虫』です。フォルクスワーゲンが同じく国民車として開発した「タイプ1」がビートル(=カブトムシ)と呼ばれていたことが由来で、スバル360はタイプ1とフォルムが似ていて小型だったため、カブトムシよりも小さい『てんとう虫』と親しまれました。

 スバル360の設計思想は、大人4人乗ることができて、十分な速度で連続走行できるパワーがあるという、いまの軽自動車にも通じるもので、その先駆者としていまも語り継がれる名車です。

●初代 トヨタ「セリカ」⇒「ダルマ」

 1960年代から1970年代は、クルマの実用的な面や耐久性などが重視される流れがありました。そうした市場にトヨタが投じた「セリカ」は、同社初となる量産スペシャルティカーとして誕生しました。

 初代セリカは1970年に発売。当初は2ドアのみで、内外装やエンジン、トランスミッションを自由に選択できる『フルチョイスシステム』が採用されました。

 1973年にはハッチバックを備えた「セリカLB(リフトバック)」もラインナップ。

 このセリカは『ダルマ』の愛称で呼ばれました。ダルマのヒゲのようなバンパー形状や、丸みを帯びた車体形状が由来とされています。

 セリカは7代目が2006年まで販売されましたが、初代以降は特別な愛称で呼ばれることはありませんでした。

■略称やCMから付けられた愛称のクルマ

●4代目 日産「スカイライン」⇒「ケンメリ」

 日産と合併したプリンスが独立したメーカーだったころから販売していた「スカイライン」は、いまも続くスポーティカー(セダン)です。

 日産が販売するようになった3代目スカイラインは、そのスタイルから後に『ハコスカ』の愛称で呼ばれ、いまも親しまれています。

 そして、1972年に発売された4代目スカイラインは、当時のCMにイメージキャラクターとして「ケンとメリー」が登場しますが、これにちなんで『ケンメリ』と呼ばれています。

『ケンメリ』という愛称は広く浸透し、4代目スカイラインの呼び名として完全に定着しました。日本の旧車人気が続くアメリカでも“Kenmeri”または“Ken and Mary”と呼ばれるほどです。

 ちなみに、メリー役の女性は、日本の旧車イベントの出席のためCMから数十年後に来日したり、アメリカでの旧車イベントにもゲストとして参加しています。

※ ※ ※

 愛称で呼ばれたクルマはほかにもたくさんあります。とくにスカイラインにはその傾向が多く「ジャパン」「ニューマン」「鉄仮面」「7th」などがあり、ユーザーに愛された証ではないでしょうか。

 トヨタ車では「クジラクラウン」「ニーナナ」「ハチロク」などが有名な愛称です。

 ホンダ車では、「Z」の「水中メガネ」が知られています。

 海外メーカーは前出の「ビートル」以外でもオースチン「ヒーレー スプライトMk.1」の「カニ目」があります。

 メーカー自らが名付けたケースでは、ホンダ「シティ ターボII」の「ブルドッグ」がありましたが、あまり浸透したとはいえませんでした。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
AUTOCAR JAPAN
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
Auto Messe Web
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

80.0249.0万円

中古車を検索
スバル360の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

80.0249.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村