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ブノワ・トレルイエがラリー界にも進出。ヨアン・ボナートを迎え『クサラ』オマージュのC3を投入/ERC

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ブノワ・トレルイエがラリー界にも進出。ヨアン・ボナートを迎え『クサラ』オマージュのC3を投入/ERC

 フランス出身の“ターマック・スペシャリスト”として名を馳せ、今季2024年もERCヨーロッパ・ラリー選手権への挑戦を予定するヨアン・ボナートが新たな参戦体制を発表。都合3度のル・マン24時間覇者であり、2012年のWEC世界耐久選手権初代王者でもあるブノワ・トレルイエが立ち上げた新チーム、Trajectus Motorsport(トラジェクタス・モータースポーツ)とジョイントし、かつてWRC世界ラリー選手権を席巻したシトロエン・クサラWRCを彷彿とさせるレッド&ブルーのシトロエンC3ラリー2を走らせる。

 昨季に引き続き、フランス国内選手権と複数のERCイベントを掛け持ちするプログラムで2024年に挑むボナートだが、長年にわたり前線部隊を担当したCHLスポーツ・オートとの提携を解消し、新たな冒険に乗り出す。

ブノワ・トレルイエが自身のレーシングチーム『トラジェクトゥス・モータースポーツ』を立ち上げ

■最初の返事は「No」

 そのパートナーに指名したのは、日本でも活躍を演じ全日本F3選手権やスーパーGT、フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)でチャンピオンを獲得したおなじみトレルイエで、先月にも創設を発表した新チームに活動を委託することとなった。

「僕にとってもまったく新しいチームだ。ブノワ(・トレルイエ)は言わずと知れた非常に有名なレーシングドライバーであり、その彼がサーキット用に新たなチームを作り始めたんだ」と語ったERC通算2勝のボナート。

「最初、ラリーチームとして参戦できるかどうかを確認するため彼に電話したとき、彼は『No』と言った。でも僕が状況と目標を説明すると、彼は『Yes、それならできそうだ』と言ってくれたんだ(笑)」

「僕は彼のことを長い間知っていて、とても良い友達だから、彼と一緒にこの旅に出るのは誰にとっても素晴らしい冒険になるだろうね」

 そんなボナートがドライブする愛機は引き続きシトロエンC3ラリー2がチョイスされたが、そのカラースキームとデザイン選択は、往年の名車にオマージュを捧げるものとなっている。

■ERCには3イベントに出場予定

「このクルマは古いシトロエン・クサラWRCに似せていて、同じブルーとレッド、さらにフロントではホワイトの帯とフロントガラス近くにイエロー、オレンジも配色した」と続けたボナート。

「シトロエンが(2001年に)WRCで初勝利を収めたのはこのクルマであり、これらのカラーが(その21年前に)初めて使用されたんだ。クサラはシトロエンの歴史にとって特別なクルマだからね。ボディサイドにあるチキン? まぁ、それは(支援を受ける潤滑油ブランドの)“Igol(イゴル)”とフランスを象徴しているのさ」

 ボナートとコドライバーのベンジャミン・ブルーは、昨季も勝利を飾った5月の『ラリー・イスラス・カナリアス』からERCの戦線に加わり、7月の『ラリー・ディ・ローマ・キャピターレ』、そして10月開催の新イベント『ラリー・ラリー・シレジア』への出場を予定している。

「最初はもっと参戦できると思っていたが、僕がこれらのラリーを選んだのは主にフランス選手権のカレンダーを優先し、その合間に適合するラリーだったからだ」と続けた40歳のフレンチ・マイスター。

「確かに昨季は(優勝した後のイベントなど)もっと参戦数を稼ぎたかったが、今季に向けたチョイスもリベンジのためではなく、ただ僕が参戦したいイベントを選んだんだ」

「イタリアのレベルはフランスと同様に非常に高く、ドライバーもクルマもチームも本当に優れている。ローマで勝てれば良い戦果になるだろうし、ERCでのターマック(舗装路)における良い参考になるだろう。それにポーランドでのラリー(ラリー・シレジア)は新しいものだから、これもどうなるか見てみよう」

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みんなのコメント

1件
  • tak********
    何年ぶりにその名を耳にしただろう?
    ブノワさん、お元気そうで何より。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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