Lクラスミニバン市場で圧倒的な人気を誇るアルファード/ヴェルファイア。しかし新車価格は 337万6080円~750万2760円と、諸費用を含めると最低でも400万円オーバーとなってしまい、簡単には手が出ない高級車だ。
中古車を狙うにしても人気のため、なかなか300万円を切るものも少なく、すぐ売れてしまう状況が続いていた。
【アルファード、ヴォクシー、ハイエース次期型掴んだ!!】ミニバン王国トヨタの次の一手
しかし、ここに来てようやく300万円を切る中古車の流通量が増えてきて、200万円台前半のクルマも見かけるようになってきたという。
マイナーチェンジ前とはいえ、現行型のオラオラ顔のアルファード/ヴェルファイアが200万円台ならば欲しいと思う人も多いに違いない!
ということで、中古車に詳しいライター萩原文博氏がアルファード/ヴェルファイアの中古車事情を徹底解説する。
文/萩原文博
写真/ベストカー編集部 ベストカーWEB編集部
人気のグレードやボディカラーを外す
2015年1月に登場したアルファード。2017年11月のマイナーチェンジ前モデル。アルファードの人気のボディカラーはホワイトパール、ブラックの2色が強い
中古車を購入する多くの人が「価格が安くて良いモノがほしい!」と思うはずである。中古車は新車と異なり、“人気”という要素が価格に反映されるのはご存じのとおり。
そこで純粋に「価格が安くて良いモノがほしい!」のであれば、とにかく“外し”にこだわることがキーポイントとなる。
ミニバンやSUVといった各ボディタイプの一番人気車種を外せば、期待以上の車種が手に入ることもあるし、どうしても車種にこだわるのであれば、人気グレードを外す、車種、グレードにこだわるのならば人気色を外す。
というように人気という要素をとにかく「外す」ことが安価で良いモノを手に入れる中古車購入術なのだ。
アルファードやヴェルファイアがほしい人に価格が安いからといって日産エルグランドを薦めたとしても、決して満足は得られないだろうし、凄く妥協した感が残る。
しかし、グレードやボディカラーを変更するだけならば、妥協や我慢といった印象は薄れるはずだ。
今回はミニバンの王者、現行型トヨタアルファード/ヴェルファイアの中古車現状を踏まえて、お得に手に入れるコツを紹介しよう。
https://bestcarweb.jp/arvel
ようやく300万円を切る中古車が出回り始めた
2015年1月デビュー時のアルファード。上が標準系、下がエアロ系
アルファード/ヴェルファイアは新車で購入するとなると価格帯は337万6080円~750万2760円で、諸費用を含めた乗り出し価格は最低でも400万円オーバーとなる高級車だ。
しかも中古車も人気が高いため、なかなか値落ちが進まず、なかなか手が届かない憧れのクルマだった。
しかし、ここで朗報がある。現行型アルファード/ヴェルファイアの中古車の平均価格はアルファードが3カ月前、今月ともに約407万円でまったくの横這い。
ヴェルファイアは3カ月前が約383万円、今月が約379万円とほぼ横這いとなっているが、ようやく300万円を切る中古車が出回り始めたのだ。
アルファード/ヴェルファイアに限らず、ミニバンは標準系より、エアロ系が人気。そしてボディカラーは圧倒的に白(パール)、黒が人気となっている。
上の写真をクリックするとアルファードの中古車情報が見られます!
300万円以下は2.5L車が中心!
2.5LのX、シルバーあたりが最安値になる。シルバーと白では約20万円もシルバーのほうが安い
それを踏まえて、現行型アルファード/ヴェルファイアの300万円以下の中古車をチェックしてみる。まずはアルファードから。現在、現行型アルファードの中古車は約1260台流通していて、そのうちの約5%にあたる約65台が300万円以下となっている。
年式は2015年~2017年式の前期型が中心となる。グレードは想像どおり標準系が中心で2.5Xが約34台と最も多く、続いて2.5X 4WDが13台そしてエアログレードの2.5Sが8台と続く。ちなみに3.5L車、ハイブリッド車はともに2台ずつと非常に少なく、300万円以下では2.5L車が中心となる。
価格帯は2.5Xが約246万~約299.9万円。2.5X 4WDは約249万~約300万円、そして2.5 Sは約275万~約299.9万円となっている。
2.5X 4WDの価格は安くなっているが、全体的に走行距離が延びている物件が多いその一方で、2.5Xや2.5Sは価格の安い物件でも走行距離は目立ったほど延びていない印象を受ける。
注目のボディカラーだが、中古車物件を価格順に並び替えるとなんと、見事に安い順にシルバー、ブラック、白(パール)となる。この価格帯で黒と白(パールで)約15万円、シルバーと白(パール)で約20万円差が付いているので、ボディカラーを変更するだけでも、相当リーズナブルになることがわかった。
ヴェルファイアのほうが250万円以下が多く、ハイブリッドも狙える!
2015年1月登場時のヴェルファイア。上は標準系、下はエアロ系
続いてはヴェルファイア。以前はアルファードより人気だったが、現在ではすっかり逆転している。
もともとアルファードよりも人気のあるモデルだったので、中古車の流通台数はアルファードよりも多い約1355台。
そのうち300万円以下の中古車は約7%の約100台流通し、年式は2015年~2017年式の前期型が中心だ。300万円以下のヴェルファイアの中古車のグレード分布を見てみると、2.5X 4WDが約37台、ほぼ同数の約36台で2.5Xと標準系が続き、第3位にはハイブリッド車の2.5X 4WDの7台となった。
これはアルファードに比べて、ヴェルファイアのほうエアログレードの人気が高いということを示している。
価格帯は最も多い2.5X 4WDは約209.8万~約299.8万円、2.5Xは約209.8万~約299.9万円、そしてハイブリッド車の2.5X 4WDは約238万~約298万円となっている。
ヴェルファイアのほうが、アルファードより低価格車は走行距離が延びていたり、修復歴があるなどワケありのクルマが多くなっている。修復歴なし、走行距離も年式相当となるとやはり250万円付近からとなっている。
ボディカラーはシルバーが安めだが、ブラックが圧倒的に多いのが特徴だ。
ヴェルファイアの中古車情報は上の写真をクリックすると見られます!
アル/ヴェルともにエアロ系グレードを外し2.5X 4WDが狙い目!
アルファード、ヴェルファイアともにエアロ系ではない標準車の2.5L車が狙い目
検証してみた結果、人気の高い現行型アルファード/ヴェルファイアを手に入れたいならば、エアロ系グレードを外して、両モデルともに2.5X 4WD車のブラックが狙い目だ。特にヴェルファイアは流通台数も多く、250万円以下の物件が多くなっていることがわかった。
希望しているグレードや色があれば話は別だが、とにかく現行型アルファード/ヴェルファイアを安く手に入れたい! と考えている人は参考にしてもらいたい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
「富士山登山鉄道」断念、でも代わりは“トラム”なの!? 後継には「電動連節バス」しかない3つの理由
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?