ボディ剛性の確保とサスセッティングで走りを磨け!
生命線はズバリ運動性能、それをいかに高めるかが重要
「軽さを武器に大排気量をカモる!」バブルが産んだ名コンパクト『EP82スタタボ&マーチスーパーターボ』の魔力
バブル期に登場したクルマの中で、EP82スターレットGT(1989年12月)とEK10マーチスーパーターボ(1989年1月)は少し特殊だ。なぜなら、ベースはスターレットとマーチという大衆車だから。
「安く作られてて、今みたいな衝突安全基準もなかったから、2台ともとにかくボディが軽い。と同時に、やわいんだよな」とMSGアクティブの中村代表。
当然、ボディがヨレたりネジレたりすればまともに走れないし、足回りをチューニングしても効果が薄い。そこで、この2台はどちらもMSGアクティブ謹製のボディ補強パーツ“ゴッズ棒シリーズ”を装着し、フロアを中心にピラー周辺や前後オーバーハング部を補強。サスペンションをキッチリと動かすための下地を作るわけだ。重量増が気になるが、この補強バーは低い位置に取り付けられるために運動性能に与える影響は極めて小さい上、何よりボディ剛性の向上という大きなメリットを得られる。
その上で、足回りはいずれも、全長調整式で別タンクを持ったアンクル“碓氷SPLII”をセット。前後10kg/mm以上の高バネレートながら、独自の理論に基づく減衰力&ガス圧セッティングによって、スムーズなストローク感を実現している。
それぞれを見ていく。EP82は、牽引フックとロワアームの付け根を繋ぐテンションバー、センタートンネル脇のフロアバー、メインフレームと左右フロア前端を繋ぐサイドバーなど、下回りはフル補強済みだ。
サスペンションはアンクル碓氷SPLIIで、フロントはオリジナル16kg/mm、リヤはトムスグループA用19kg/mmのスプリングをセット。信じられないようなバネレートだが、至って普通に街乗りもできる。ブレーキパッドは摩材を独自に配合したアクティブオリジナルだ。
対してEK10も、EP82同様にアンクル碓氷SPLIIを装着。スプリングはフロントオリジナル13kg/mm、リヤ無限16kg/mmが組まれる。フロントブレーキはRNN14用を流用。ローターに対するキャリパーの位置をワッシャーで調整すればボルトオンで装着できる。
フロア下面に加えて、室内側にもA/Bピラーバーやフロアバーなどを装着。ボディに一体感を生み出す他、不快なキシミ音なども大幅に解消できる。いずれも中村代表が現車合わせで製作したワンオフ品だ。
一方エンジンに関しては、どちらもライトチューンと呼べるスペックだ。EP82の4E-FTE型エンジンは、ワンオフエアクリーナーボックスとフジツボマフラーによる吸排気チューンと、ブーストアップを敢行。「これでも全く不満はないね。無駄にパワーがあったって、どうせ峠じゃ使いきれないんだから」と中村代表。
EK10のMA09ERT型エンジンは、オーバーホールに合わせて各部バランス取りやポート研磨を行い、純正0.2mmオーバーサイズピストンを組み込んだ。エアクリーナーはニスモ純正交換タイプ、マフラーはHKSリーガルベースのワンオフ品が装着される。
これで、軽量ボディを活かした快感コーナリングマシンが完成。その楽しさは、重くなった今時のコンパクトカーでは味わえないものなのだ。
●取材協力:MSGアクティブ 群馬県藤岡市中栗須34-4 TEL:0274-22-6755
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