マクラーレンF1チームのアンドレア・ステラ代表は、オーストラリアGPの序盤にチームオーダーを出したチームの決定を擁護し、当時の状況にはいくつか未知の要素があったため、状況が明らかになるまで慎重な姿勢をとっていたと説明した。
マクラーレンは、3月16日に行われたメルボルンでのレース前半に地元のヒーローであるオスカー・ピアストリのトップ争いを阻止するチームオーダーを出したことで、とくにオーストラリアのファンやメディアからかなりの批判を浴びた。
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17周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン11でワイドになるまで彼の後ろに留まっていたピアストリは、そのラップの終わりにはチームメイトのランド・ノリスから2.9秒遅れていたが、数周のクリーンラップを経てタイヤを最適な作動域に戻した後はトップを走る僚友との差を縮め始め、24周から28周までの5周連続でファステストラップを記録。それからピアストリはようやくDRSを使用できるようになった。ノリスとの差はわずか0.7秒になり、次の数周で首位に躍り出る準備が整ったように見えた。
しかし、両者が30周目に入った直後にチームはピアストリに「ポジションをキープ」するよう指示したため、彼はノリスをアタックすることができなかった。ピアストリは「自分の方が速い」と明言しながらも指示に従い、ノリスの後ろにつく。しかしピアストリは集中力がやや薄れたようで、32周目にターン6でワイドになり、ノリスに1.5秒の後れを取った。彼はそのラップの終わりになってようやく、「これからは自由にレースをしていい」と告げられた。
その1周後に起きたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のクラッシュにより、ピアストリがチームメイトを攻撃するチャンスはなくなり、ふたりはスリックタイヤに交換するためにピットに向かった。ダブルスタックにより、レースのリスタートで彼らが依然としてワン・ツーであることが保証された。
ステラは、「ピアストリに最初の指示を出した時、我々は比較的早く周回遅れを何台か抜かなければならなかったが、マシン同士が接近していた。コースコンディションは依然として少々トリッキーで、インターミディエイトタイヤのラバーが少し減っていた」と説明した。
「同時に、天気予報の最新情報を受け取っていたので、予報と周回遅れの追い越しの問題が明確になるまで、ふたりのドライバー間のレースを一時中止させることにした」
そして同氏は、「この期間が終わり、天候の評価が行われてからふたりのレースを再開させた」と締めくくった。
当事者のひとりであるピアストリはいかなる議論も始めることを望んでおらず、チームの指示を批判せずに、次のように述べた。
「今日のレースと状況はかなり極端だった。後方集団に近づいていて、ドライラインは1本しかなく、雨が降るかどうかもわからなかった」
23歳のオーストラリア人は、「チームと話をして、どういう考えだったのかもっとよく理解できるようにする」と認めたうえで、「どちらの方向からでも、そうした指示が出る可能性があることは明らかだ」と述べてこの件を締めくくった。
[オートスポーツweb 2025年03月18日]
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