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水陸両用にトランスフォームにスケスケ天井のベッドルーム! 欧米のキャンピングトレーラーが「子どもの夢」レベルの楽しさだった

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水陸両用にトランスフォームにスケスケ天井のベッドルーム! 欧米のキャンピングトレーラーが「子どもの夢」レベルの楽しさだった

 この記事をまとめると

■オートキャンプ天国である欧米の魅力的なキャンピングトレーラーをピックアップ

移動中に「寝たり」「料理したり」「トイレに行ったり」しても大丈夫? キャンピングカーの交通ルールとは

■山だけでなく海や湖で大活躍しそうな水陸両用モデルも存在

■利便性の高いタイプからシンプルでお洒落なタイプまでさまざまなキャンピングトレーラーがある

 欧米製キャンピングトレーラーは奇想天外魅力いっぱい

 アウトドアブームがクルマのマーケットも席巻していることご存じのとおり。オートキャンプはもとより、キャンピングカーやアウトドアライフにまつわるクルマのパーツ業界はウハウハな状況かと。

 一方、日本でアウトドアがそんなイケイケな状況になるはるか以前から、欧米諸国はオートキャンパー天国だったことも事実。成熟しきったマーケットゆえに、魅力的&画期的な製品はやっぱりあちらのモノが少なくありません。国内での使い勝手など気になるポイントがないわけではありませんが、それでも不思議と欲しくなるキャンピングトレーラーをご紹介しましょう。

 キャラバンボート・デパーチャー・ワン

 ドイツのキャラバンボート社がリリースしているのは、社名まんまの「旅するボート」です。デパーチャー・ワンと呼ばれるこちらは、水陸両用キャンピングトレーラーで、川や湖に恵まれたドイツならではの製品。アルミニウムで構成された船体は、ちょっとした屋形船のように天井高があり、またアクリルガラスの面積が大きくとられて見晴らしも良さげです。

 当然、ベッドルームやキッチン、シャワーといったキャンピングカーに求められるアメニティはバッチリ装備。違うのは、車体(というか船体)後尾に船外エンジンが載せられているところでしょうか。つまり、キャンピングトレーラーとしてクルマでけん引することができて、水辺についたら屋形船のようにボートライフが楽しめるという一粒で二度おいしい仕組みなわけです。

 さすがに、普通のキャンピングカーのように船体に車輪がついているわけではなく、牽引は船を載せる要領でトレーラーを用いるのですが、なかなか日本では思いつかないアイディア。アルミのボディというのもよく考えられていて、腐敗や水の浸透を防ぎ、耐用年数も長期にわたるはず。

 全長8メートルとなると、大型キャンピングカーの領域なので多少の慣れは必要でしょうが、目的地で過ごす時間の充実度、楽しさはそれを補って余りあることでしょう。

 ドイツと同じく、川や湖が豊富で海に囲まれた日本なら、デパーチャー・ワンで旅をしながら一生を過ごすなんてのも夢があるのではないでしょうか。

 キャンプサイトについたらすぐさまトランスフォーム

 トラック・ティバン

 オーストラリアは山岳地帯や砂漠など、サバイバルな土地柄もあって優れたアウトドア製品に事欠きません。トラックトレーラー社は、そんな地域で1985年の創業以来、一貫してキャンピングトレーラーの製造に従事してきた老舗メーカー。オーストラリアを、そしてキャンパーのことを知り尽くしているといっても過言ではないでしょう。

 そんな彼らのヒット商品が、こちらのTバンで、平たく言ってしまえば展開バリエーションがトランスフォーマー並みに豊富すぎるキャンピングトレーラーということ。

 その証拠に、2000年にMk1を発表すると、2009/2011/2015年のオフロードキャンピングカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2023年はついにMk5にまで進化したというとてつもないパフォーマンス、使い勝手を有しているわけです。

 ご覧のとおり、本体はさほどオーストラリアなサイズではありませんが、エクストラベッドルームやオーニング(日よけ)、キッチンがそれこそ秒で展開できる仕組みはあっぱれなもの!

 小柄ゆえに軽量な本体には専用設計のサスペンションが装備されるなど、オフロードをグイグイ進んでいくオーストラリアのキャンプにはもってこい。なるほどオブ・ザ・イヤーを獲るだけのことはあります。

 前述のとおり、テントのセットアップは30秒で完結し、サイドオーニングやエクストラベッドルームの拡張などフルコンプリートにも5分しかかからないという利便性は、地面にペグ打ちから始めるキャンパーがこぞって羨む高性能。

 もっと羨ましいのは、こういうの使い倒せるオーストラリアの土地柄かもしれませんがね。

 ミンク・キャンパー

 前の2台に比べると、より日本のキャンパーに向いていそうなのがこちらのミンク・キャンパーでしょう。一見すると「デザインこそ凝ってっけど……」どうなのって感じですが、これがじつによくできています。

 ボディサイドの丸い窓や、流線形ボディが目を引くスタイルで、内部はクイーンサイズのベッドが備わり、天井もほとんど全面がアクリルガラス張り。つまり、「眺めのいいベッドルーム」をアウトドアに持ち出せるということ。せっかく山奥までたどり着いたのに、見晴らしが「思ったより……」という経験、オートキャンパーなら誰しもしていることでしょう。ミンクなら、ぬくぬくとベッドにいながら、満点の星空を眺めたり、山の頂からご来光とともに目覚めたりできるわけです。

 また、眺めがいいだけでなく、車体後部をガバっと開けば小さいながらオープンキッチンが装備され、12Vプラグやアイスチェストなどなど不自由なくアウトドアライフが過ごせそう。

 じつはミンクは北欧、アイスランドでプロジェクトがスタートしたブランドで、それゆえミニマルなデザインや、自然環境を心底から楽しむコンセプトが貫かれているのです。2017年にファーストモデルがリリースされると、SNSを通じて瞬く間に大ヒット。

 大家族が楽しめるキャンピングカーもいいですが、大自然を素のままに楽しむとなったら、ミンクのような「余計なものを取り払った」キャンピングトレーラーがしっくりくるのかもしれません。なるほど、北欧のセンスとか見識を感じさせる製品です!

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