現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想

ここから本文です

【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想

掲載 5
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想

 かつてドゥカティのライダーとしてMotoGPを戦っていたダニーロ・ペトルッチは、来季はマルク・マルケスがドゥカティのファクトリーチームに昇格すると予想している。

 ドゥカティは、現王者のフランチェスコ・バニャイヤとの契約を延長済み。来季に向けて、そのチームメイトを評価している最中だ。

■MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化

 その候補は、今季からグレシーニに移籍し、ドゥカティ陣営入りしたマルケス、プラマックのホルヘ・マルティン、現在ドゥカティに所属しているエネア・バスティアニーニの3人だ。

 ドゥカティは当初、マルケスがサテライトチームであるグレシーニに加入することに難色を示していたが、最終的には1年落ちのバイクに乗ることを許可した。

 そしてそれ以来、マルケスはその走りで評価を高め続けている。ドゥカティとしても、彼のスター性や実績、レースに対する姿勢は魅力的であり、マルケスがファクトリー昇格を果たすのではないかという声も多い。

 ドゥカティは、早ければ来月のイタリアGPでバニャイヤのチームメイトが明らかになる可能性を示唆している。その決定において重要な役割を果たすのが、ゼネラルマネージャーのジジ・ダッリーニャだ。


 2019年から20年にかけてドゥカティに在籍し、2勝をマークしたペトルッチはダッリーニャをよく知る人物であり、ダッリーニャならマルケスを手放すはずはないと主張した。

「内部情報を持っているわけではないが、マルケスがそこ(ファクトリーチーム)に行くだろうという予感はしている」とペトルッチはGPOneに語った。

「エナジードリンクのスポンサーシップ(マルケスはレッドブルの支援を受け、ドゥカティはモンスターのスポンサーを受けている)に問題があるかどうかは分からない」

「しかし私の理解では……エネアには同情するが、ジジ・ダッリーニャはマルケスのようなライダーを逃がさない」

「彼(ダッリーニャ)がドゥカティを勝利に導くことができたのは、彼は目標達成を執拗に追い求め、容赦ないほど理詰めだからだ」

「好き嫌いは分かれるかもしれないが、彼がドゥカティをMotoGPの基準へと導いた。彼の理論を知れば、マルケスのようなライダーが自分のバイクで何ができるかを知りたいと思うだろう」

 一方ペトルッチは、マルケスによってドゥカティでのナンバーワンライダーだという立ち位置が危うくなることを、バニャイヤが望んでいるかどうかを疑問視した。

「ペッコ(バニャイヤ)が信じられないような瞬間を過ごしていることや、必要なときにいつも違いを生み出してきたことを考えると、彼がマルクの加入を好むかどうかは分からない」

「チーム内の人間的な側面も考慮すべきかもしれない。2人は偉大なチャンピオンだから、それぞれの義務を果たすだろう」

 マルケスがファクトリーチームに加わった場合、バスティアニーニはシートを失うことになる。また、ファクトリーチームからのオファーを待っているマルティンも、陣営外に流出する可能性も浮上する。現在ポイントリーダーのマルティンは、すでに来季は現在所属しているプラマックに残らないだろうと語っている。

 ペトルッチは「エネアのことは残念だと思っている」と付け加えた。

「というのも僕の意見では、彼は昨年の怪我がなければ可能だったはずのパフォーマンスを発揮できていないからだ」

「彼はドゥカティのファクトリーチームのポテンシャルをフルに発揮できていないと思うし、それができることを願っている」

「マルティンがあのバイクに乗りたがっているのは明らかだし、彼はそれに値する。あとはマルコ・ベッツェッキ(VR46)もそうだ」

「最終的に、彼ら(ドゥカティ)は結果を評価することになるが、それは簡単なことじゃない。ただひとつ僕が願うのは、彼らがその場しのぎで性急な決断をしないことだ」

関連タグ

こんな記事も読まれています

【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
AUTOCAR JAPAN
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
くるまのニュース
1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
レスポンス
BMW「当面の間」はエンジン車の販売継続 新型EVと同じ外観で生産か
BMW「当面の間」はエンジン車の販売継続 新型EVと同じ外観で生産か
AUTOCAR JAPAN
学生時代の愛車だったホンダ「CR-Xデルソル」を再び購入! バブル期の車だけあって、外装パーツが専用品で入手困難です
学生時代の愛車だったホンダ「CR-Xデルソル」を再び購入! バブル期の車だけあって、外装パーツが専用品で入手困難です
Auto Messe Web
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
レスポンス
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
バイクのニュース
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan

みんなのコメント

5件
  • jyr********
    マルケスのファクトリー昇格は無い無い🐕
  • dan********
    勝利が望めるドゥカでのファクトリーかサテライトでのファクトリー待遇が現実的と思う。競争力が上がってきてるKTMやApriliaも可能性が下がるけどあり得る。金額のみでは動かないだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村