■フィアット「500」国内向けの生産が終了
コンパクトなイタリア車として日本で根強い人気を誇るフィアット「500(チンクエチェント)」ですが、2024年5月をもって日本向けの500および500Cの生産を終了することとなりました。
2007年に世界デビューを果たし、日本市場では2008年に登場。2016年にマイナーチェンジはありましたが、基本的には大きな変更もなく17年間も新車で販売されています。
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現行モデルで3代目となるチンクエチェントのルックスは「ヌオーヴァ500」をほうふつとさせる丸みを強調したデザイン。誰もが見た瞬間にチンクエチェントであると認識することができます。
さらにはこのデザインを踏襲しつつ、バッテリーEVへと進化した4代目(正式名称は「500e」)が2022年に登場しましたが、3代目も継続販売されていました。
これまでに複数のエンジンが搭載された経緯を持ち、デビュー当初は74馬力の1.4リッターのみでしたが、875ccの2気筒エンジンや1.2リッターエンジンも追加。少しずつ改良が加えられ、1.2リッターが69馬力、1.4リッターが100馬力まで強化されています。
なお、チューニングブランドの「アバルト」は、3代目チンクエチェントをベースに走りを強化したカスタマイズモデルを販売しています。
なぜチンクエチェントは日本のユーザーにも支持されたのでしょうか。同車を所有したことがあるオーナーにその魅力を聞いてみました。
2023年末までチンクエチェントのオーナーだったOさんが所有していたのは、ちょっとスペシャルなモデルで、内装を超一流ファッションブランド「GUCCI」が手掛けた特別仕様車「500 by GUCCI」です。
Oさんがチンクエチェントを選んだ理由はスタイリングが気に入ったから。チンクエチェントがここまで長く愛される理由もそこに集約されると言います。
「ここまで愛されている理由は、そのキュートなルックスに多くの人が惹かれたからでしょう。
サイズ(全長3545mm×全幅1625mm×全高1515mm)は軽自動車並みですが、横方向への自由度が高い(全幅制限がない)からか、伸び伸びとデザインされていると思います。
決して質感は高くありませんが、インテリアも外観と同様にポップなデザインでまとめられており、どこを切り取ってもサマになるオシャレさを持っています」
実際にネット上でも、イタリアの美意識を感じさせるデザインが人気の理由と指摘する声が多数あがっています。
「走行性能はお世辞にも良いとは言えません。国産車よりもATのセッティングは洗練されていませんし、何よりパワー不足です。
それでも乗ったら誰もが笑顔になれますし、信号待ちで子供たちから手を振られることも多く、所有しているという満足度は高かったです。
老若男女だれからも『嫌われない』『威圧感を感じさせない』ということは間違いありません」
荷物はあまり載せられないけれど、それも「しょうがないよね」と割り切れるところが、すべての点で高得点を狙う現代のクルマとは違うベクトルを持っているとOさんは言います。
現在ではかなり薄れたものの「高級車やスポーツカーのほうが偉い」といったヒエラルキーとは無縁なのがチンクエチェントの良いところ。
それでいて、高級ブランドとのコラボモデルもあるという独自のセンスとアンバランスさを兼ね備えているのが、チンクエチェントの魅力なのかもしれません。
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みんなのコメント
でも、今から10年くらい前まで乗っていました。
カリオストロの城のルパン三世に憧れていたから一度は乗ってみたいと。
ぶっちゃけ日本で500を選ぶ人のほとんどにはルパン三世がいたと思うよ。
ルパン三世の新作、人気がなくなれば日本では消えゆく運命だね。
愉しいってコレだ~