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【ジーリーが欧州本格参入】Lynk&Co、「01」の欧州仕様車を発表 サブスク/販売に対応

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【ジーリーが欧州本格参入】Lynk&Co、「01」の欧州仕様車を発表 サブスク/販売に対応

ユニークな中国製SUVが欧州上陸

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

【画像】Lynk&Co 01【ジーリーのコンパクトSUVを写真で見る】 全118枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ジーリーホールディングス傘下のLynk&Co(リンク・アンド・コー)は、欧州市場への参入に向けてSUV「01」の欧州仕様車を発表。クルマの「所有」を必要としないユニークなビジネスモデルの詳細を明らかにした。

Lynk&Coは01を月額500ユーロ(6万円)の会員制で提供する。サブスクリプション・メンバーシップの会員は1か月前に予告すれば解約したり、他の人とクルマをシェアすることで費用を抑えたりすることができる。

また、無料会員としての利用枠も用意されており、アプリにアクセスすることで、有料会員のクルマをシングルユースで使用することができる。各車の税金、保険、登録費用は会員の費用に含まれている。

欧州では直接購入することもできるようになるが、価格はまだ確認されていない。おそらく中国仕様の約1万8000ポンド(243万円)を超えると予想される。

CEOのアラン・ヴィッサーはAUTOCARに対し、英国での発売も計画されているが、2021年末までは行われないだろうと語った。

メンバーシップのプロセスを「極めてシンプル」にするというボルボの野心に沿って、01はブルーとブラックの2色のみ、グレードは1種類のみが設定される。先進的な運転支援システムは標準で装備される。

電動パワートレインは、ボルボXC40と共通で、ハイブリッドとプラグイン・ハイブリッドの2種類が用意されている。

ハイブリッドは、140psの1.5L 3気筒ガソリンエンジンと49psの電気モーターを組み合わせたもの。最高出力196ps、最大トルク21.9kg-m、0-100km/h加速は9.0秒、最高速度190km/hで、WLTPサイクルの燃費は18.2km/L、CO2排出量150g/kmを達成している。

一方のプラグイン・ハイブリッドは、180psのガソリンエンジンと75psの電気モーターを組み合わせ、最高出力260ps、最大トルク26.9kg-mを発生。17.6kWhのリチウムイオンバッテリーにより電気のみの航続距離は最大69kmとなっている。

Lynk&Coによると、このシンプルなラインナップにより、約3日以内に納車することができるという。

このSUVは、兄弟車であるボルボXC40と同じCMA(Compact Modular Architecture)プラットフォームを採用。欧州市場のサイズは全長4541mm、全幅1857mm、ホイールベース2735mmだ。

約2分で6000台売れたクルマ

個性的なスタイルの01は、2017年に中国で発売されると、わずか137秒で6000台もの注文を受け、世界で最も早く売れたクルマとなった。

欧州仕様では、インテリアを徹底的に見直し、フロントとリアのデザインもわずかに変更されている。「上海の建築にインスパイアされた」という特徴的なウイングマウント式ヘッドライトとテールライトは維持されている。

車内の特徴はなんといってもディスプレイだ。ほとんどの車載システムにアクセスできる大型のインフォテインメント・スクリーンと、デザイン責任者のステファン・ローゼンいわく「可能な限りの大きさ」のデジタルメーターが採用されている。

Android Auto、Apple CarPlay、都市部の交通量・人混みを検知するオンライン・ナビ、無線でのソフトウェアアップデート機能、アプリベースのデジタルキー、ソーシャルメディアカメラなど、多数のコネクティング機能が標準装備となっている。

Lynk&Coは、高品質な素材を使用した持続可能性を強調しており、その一例として、使用済みの釣り糸をリサイクルしたシートを挙げている。

欧州での納車開始は2021年4月から。従来のディーラーではなく、クラブスタイルのショールームを10月にアムステルダムにオープンする予定だ。英国での展開日はまだ確定していないが、2021年中には実車に触れられるだろう。

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