BMWジャパンは2023年9月26日、プレミアムコンパクトSAVのX1(U11)にMモデルの「M35i xDrive」を追加し、同日より販売を開始した。車両価格は786万円に設定。ユーザーへの納車は2024年1月下旬以降を予定している。
BMW M社が開発する高性能バージョンのMモデルには、2つのカテゴリーが存在する。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルで、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンスモデルである。今回発売されたM35i xDriveは、Mパフォーマンスモデルに位置づけられる。
BMW X5の特別限定モデル「X5 xDrive35d Edition X」が日本上陸
注目のパワートレインには、2基のターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクションシステム、ダブルVANOS、バルブトロニックなどを採用した高効率な1998cc直列4気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。最高出力は317ps/5750~6500rpm、最大トルクは400Nm/2000~4500rpmを発生する。トランスミッションには左のパドルシフトを1秒間引くことですべてのパワートレインとシャシーシステムを最もスポーティな設定に切り替えられるMスポーツブースト機能付きの7速DCT(ダブルクラッチトランスミッション)を採用。また、駆動機構は4 輪駆動システムのxDriveで構成し、フロントアクスルには機械式リミテッドスリップデファレンシャルを組み込む。さらに、足回りにはアダプティブMサスペンションを、制動機構にはレッドハイグロスキャリパーを配した大径ブレーキ(オプションでMコンパウンドブレーキ/グレーハイグロスキャリパー)を装着した。性能面では、0→100km/h加速5.4秒を実現する。
エクステリアに関しては、Mロゴ付きの垂直な二重バーを配したBMW MキドニーグリルやアダプティブLEDヘッドライト、ブラック仕上げのM エクステリアミラーキャップ、フロントとサイドのリップスポイラー、大型のリアスポイラー、新造形のリアディフューザー、4本出しのMスポーツエキゾーストシステムなどを装備して、スポーティかつ存在感あふれるルックスを演出。足もとには19インチMライトアロイホイール・ダブルスポークスタイリング871Mバイカラーを標準で、20インチMライトアロイホイール・Yスポークスタイリング872Mをオプションで採用した。
インテリアについては、M専用表示を配した10.25インチのマルチディスプレイメーターパネルと10.7インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を1つのユニットにまとめたBMWカーブドディスプレイなどを配するBMWライブコックピットや、Mドアシルトリム(Mアルミニウムヘキサキューブペールトリムまたはハイグロスブラックトリム)、Mペダル、パドルシフト付きのマルチファンクションMレザーステアリングホイールなどを標準装備。また、前席には一体型ヘッドレストを備えたMスポーツシートを配し、表皮にはMアルカンタラ&ヴェガンザコンビネーション ブラック(ブルーステッチ付)/ブラックとパーフォレーテッドヴェガンザ コーラルレッド/ブラックを設定した。
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BMWは8ATはDCT以上の変速速度だと言っていたのになぜ格落ちDCTを?