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日産「ノート」にSUV風仕様? カローラにもあったSUV風モデル3選

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日産「ノート」にSUV風仕様? カローラにもあったSUV風モデル3選

■ノートにもSUV風モデルがあった!?

 最近は、SUV人気が凄まじく、各社から続々と新型モデルが登場しています。一方、本来SUVではないモデルでも、SUV風なデザインを採用しているモデル(グレード)が存在します。
 
 今回は、そんな標準モデルとはちょっと変わったSUV風モデルを3台紹介します。

トヨタ新型「カローラクロス」世界初公開! カローラシリーズにSUVが登場!

●日産「ノート」

 2020年11月24日に発表された日産の新型「ノート」。先代では、2018年には登録車販売台数ランキングで首位に輝き、人気コンパクトカーの代名詞的存在でもあります。

 そんな、ノートといえばエンジンで発電して電気で走る「e-POWER」が大ヒットの原動力で、新型ノートでは第二世代e-POWERが搭載されるなどさらなる刷新が図られました。

 一方で、新型ノートのグレード体系は2020年12月時点でパワートレインはe-POWERのみ、駆動方式が2WD/4WD、先行して発売される2WDは「F/S/X」の3グレードというシンプルなもので、派生モデルとしてAUTECH仕様の存在が明かされているくらいです。

 先代では、標準モデルでも「MEDALIST」や「Black Arrow」といった高級感を高めたものや、前半のAUTECH以外にもNISMOなどスポーティな仕様が設定されていました。

 そのなかでも、2017年10月に加わったのが、SUV風の「C-Gear」です。

 外観デザインはダークメタリック色に塗られた前後バンパー下部、前後フェンダーアーチ、サイドステップ、ルーフレール、サイドミラーと、フォグランプまわりとサイドミラーにグリーン色のアクセントを入れてアクティブさを表現。

 また、全車LEDヘッドランプを標準装備するなどアクティブなユーザーにピッタリの装備です。

 また、専用デザインの15インチアルミホイールや、内装ではグリーン色をあしらった専用シートクロスを採用していました。

 このC-Gearは、AUTECHやNISMOを手掛けるオーテックジャパンが手掛けたものです。

 ただし、今回の新型ノートではC-GearなどのSUV風なモデルに関してアナウンスはなく、今後の動向に注目が集まります。

■日本には無い「カローラ」と日本で人気を誇る「フィット」のSUV風とは

 ホンダやトヨタにも人気モデルにSUVテイストを盛り込んだモデルが存在します。

●ホンダ「フィットクロスター」

 2020年2月に発売された4代目となるホンダ「フィット」は、先代までとは異なる5つのタイプを設定しています。

 なかでも、「クロスター」というタイプは、レジャーやアウトドアニーズに対応するSUV風モデルとして人気を博しているといいます。

 クロスターのボディサイズは、標準モデルよりも大きく、全長4090mm(+95mm)×全幅1725mm(+30mm)×全高1545mmとなり、5つのモデルで唯一の3ナンバーサイズです。

 さらに、最低地上高においては標準モデルが2WDが135mm、4WDが150mmですが、クロスターでは2WDが160mm、4WDが155mmと若干地上高が上げられているほか、タイヤサイズも標準モデルが15インチ、クロスターは16インチを設定しています。

 フィットの開発担当者は、「クロスターは流行りのアウトドアなどのニーズに対応するため、シートに撥水素材を使っているほか、泥はね避けなどに有効な前後のバンパーやフェンダーモールなどを装備。そして、未舗装路でも安心して走行出来るように車高も少し上げております」と説明しています。

●トヨタ「カローラトレック」

 トヨタは、2019年9月17日にセダンの「カローラ」とステーションワゴンの「カローラツーリング」を発表。国内では、2018年6月に登場したハッチバックの「カローラスポーツ」と合わせて12代目モデルとして販売されています。

 一方で欧州市場では、日本と同じくカローラシリーズが展開されていますが、ステーションワゴンの「カローラツーリングスポーツ」のクロスオーバーモデルとなる「カローラトレック」を2019年9月23日に欧州向けとして発表しています。

 カローラトレックは、ベース車に対して最低地上高を20mm上げて地面とのクリアランスを大きくし、不整地や雪道での走破性を向上させたSUV風モデルです。

 外観デザインは、前後のフェンダーアーチとサイドステップにブラックカラーの樹脂パーツを採用しています。

 前後パンパー下部にアンダーガード風な意匠とし、ホイールも専用デザインの17インチを装着。

 パワートレインは、1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターと、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターの2種類のハイブリッド車を設定しています。
 
 なお、カローラトレックの日本導入は未定ですが、開発主査の田泰史氏は「車高を20mm上げたカローラトレックは魅力的なモデルでもあり、日本への導入も検討しています」と語っていました。

 一方、2020年7月にタイで発表されたSUV「カローラクロス」を2021年に日本へ導入するという噂もあり、今後のカローラシリーズにも期待が高まります。

※ ※ ※

 今回、取り上げた3台のうちフィットクロスター以外は、現在正規の新車として入手することが出来ないモデルです。

 今後、カローラシリーズや新型ノートの新たな個性派モデルとして投入されるのを期待するしかありません。

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