BMW=FRというのは思い込み!?
BMWはスポーツカー。だから、FR(フロントエンジン・リヤ駆動)だ。そんなこと、BMW側は一度も言ったことはないのでは?
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70年代、アメリカを中心に「究極のマシン」というキャッチフレーズをつけた。その狙いは、スポーティというイメージの訴求だ。同じドイツ車でも、メルセデス・ベンツような「落ち着いた大人の上級車」でも、フォルクスワーゲンのような「高品質をより多くの人々へ」でもなく、BMWはスポーティ性を全面に押し出した。その裏付けとしてFRがあるのだが、けっしてBMW=FRなのではない。
2000年代以降になると、日系プレミアム(レクサス、インフィニティ、アキュラ)がスポーティ性を強調してアメリカで販売を伸ばし、また米系、仏系、韓国系、さらには中国系のメーカーもスポーティなセダンが当たり前の時代になった。そのため、スポーティなクルマの高性能化や高額化が加速。メルセデス/AMG、BMW/M、アウディ/RS、キャデラック/Vなど、ハイパフォーマンス車を続々と市場投入していった。
スポーティ車の時代変遷のなかで、車体の基本性能や走行性能に関する電子制御技術も向上した。結果的に、FF(フロントエンジン・フロント駆動)でもFRに引けを取らないハイパフォーマンス車の設計が可能となった。
コネクティビティの発展によりパッケージが重要になる
こうした技術要件が整った上で、BMW1シリーズのFF化には、さらなる理由がある。それが、オシャレ感覚だ。
このオシャレ感覚には、普段生活のなかでの利便性が深く関わる。1シリーズはBMWのエントリーモデルだ。より多くの人にBMWテイストを広めたい。しかも、BMWとしても新しい商品戦略をトライしたい。
クルマにおける利便性というと、最重要視されるのが車内空間の広さだ。そうなれば当然、FFというパッケージが頭に浮かぶ。FFを前提に、さらに利便性を考えると、コネクティビティサービスの充実に結び付く。
もちろん、BMWはこれまでコネクティビティサービスを拡充する過程で、FRかFFかという車体の基礎設計に対する考慮をしてきたわけではない。だが、2020年代前半には第五世代通信(5G)が世界市場で導入されることが決まっており、クルマにおけるコネクティビティサービスは日常生活と積極的にシンクロする時代が来るだろう。
そうなると、車内が運転する空間から、生活の一部へと徐々に変わってくるかもしれない。なんだか理屈っぽく聞こえるかもしれないが、コネクティビティサービスを介して、社会とクルマとの関わりが大きく変わってきたいま、車内空間の定義も変わりそうだ。そんな、新しい時代とBMWとを結びつけるのが、新型1シリーズの使命である。
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