■建物の雰囲気や、ハンバーガーやラーメンの“レトロ販売機”が懐かしい!
高速道路網の発達やコンビニの拡大、道の駅の開業などによって、時代の移り変わりとともに最近では見かけなくなったドライブイン。
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そんな希少なドライブインがいま、昭和レトロな懐かしい雰囲気が味わえる場所として、ファンのあいだで密かな人気を集めています。
昭和レトロブームのいま「青春時代の味を楽しみたい」という大人たちや「昭和の雰囲気、風景を味わいたい」という若者たちも少なくないようです。
今回は、昭和時代から時が止まったかのような、古き良き人気ドライブインを3つ選んでご紹介します。
●「ドライブインダルマ」
京都府舞鶴市の国道178号沿いに佇む、昭和46年創業「ドライブインダルマ」。
テレビ番組などメディアで度々取り上げられ、全国各地から多くの人が足を運ぶ人気ドライブインです。
その人気の秘密のひとつが、レトロなゲーム機が並び、音楽が流れるノスタルジックなコーナー。
懐かしいアーケードゲームや、昭和時代に人気を博したインベーダーゲームなどが数多く並びます。
さらに、ジュークボックスも稼働しており、昭和の歌謡曲を中心に約140曲も収録しているということです。
また、ラーメンや天ぷらうどんの“レトロ販売機”も人気。開業した1970年代から変わらず、経営する家族が食堂で麺を湯がき、油揚げや、小エビが入ったかき揚げなど具材を手作りして自販機で提供。
そんなレトロ感満載な「ドライブインダルマ」には、立ち寄った人たちが書き込むことができる「旅の便り」と書かれたノートが店内に置いてあり「我が青春のダルマ。いつまでも楽しませて」といったメッセージが書かれています。
●「大川戸ドライブイン」
暑い季節にピッタリな栃木県益子町の山中に佇む「大川戸ドライブイン」。
昭和43年創業で純和風の建物は雰囲気も魅力的です。夏場はなんと1日700人以上が訪れ、店の午前11時前には長い行列ができる人気ドライブインです。
その理由が“そうめんの町”として知られる小豆島で特注した麺を味わえる「流しそうめん」。
約50年前に経営する家族で開発したドーナツ状の“流しそうめんマシン”が各テーブルに置いてあり、水が勢いよく流れ、暑さを忘れて楽しむことができます。
さらに「大川戸ドライブイン」の前には親戚が経営するという釣り堀もあり、釣り上げたマスを塩焼きにして食べることができます。
また、楽しみは夏だけではなく春はタラの芽、サワガニの唐揚げ。秋は天然のきのこ料理など四季折々の料理が楽しめます。
■全国各地から足を運ぶ!「インベーダーゲーム」に「ジュークボックス」まで置かれるノスタルジックなドライブイン
●「ドライブイン七輿(ななこし)」
最初に紹介するのは、群馬県藤岡市の「ドライブイン七輿(ななこし)」。“レトロ販売機”を愛するファンのあいだで聖地のひとつに数えられる人気スポットです。
藤岡インターチェンジから車で10分から15分ほどに位置し、一見すると、なかなかお客が訪れなそうな立地に佇みますが、首都圏をはじめとする全国各地からクルマが集まる「ドライブイン七輿」。
まず目に止まるのが、まるで令和から昭和にタイムスリップしたかのように錯覚する外観の雰囲気。
入り口の看板から建物までしっかり年季が入った佇まいで、味わい深く魅力的なのです。
そして建物の入り口には「群馬県レトロ販売機保存委員会」と書かれた表示が掲げられており、その名の通り店内には「うどん」や「ラーメン」「蕎麦」などレトロ感漂う昭和時代の食品自動販売機がたくさん並んでいます。
なかでも1番人気は「チャーシュー麺」(350円)。チャーシューが2枚乗った醤油味のラーメンは、ドライブインを経営する主人らが日々、調理や補充をしており、1日100杯以上も売りあげるそうです。
また、全国的にも絶滅寸前で珍しい「トースト」や「ハンバーガー」の自販機も稼働しており、レトロ販売機マニアにはたまらないドライブインとなっています。
※ ※ ※
昭和レトロな雰囲気が味わえる人気ドライブインを3つ選んで紹介しましたが、どこか懐かしさを感じる雰囲気を味わいに、近くを通ったときにはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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最後だろ。