現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMWのEV「i3」がテレビ通販で販売されるという初の試み 販売方法の多様化は受け入れられるのか

ここから本文です

BMWのEV「i3」がテレビ通販で販売されるという初の試み 販売方法の多様化は受け入れられるのか

掲載 更新
BMWのEV「i3」がテレビ通販で販売されるという初の試み 販売方法の多様化は受け入れられるのか

■新たな販売手法を模索するBMW

 ビー・エム・ダブリューとテレビ通販番組「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネル株式会社は、電気自動車BMW「i3 Atelier レンジエクステンダー装備車(647ccの発電用エンジンを搭載)」(以下i3)を2018年11月24日(土)10時から11時に放映される、生放送のショップチャンネル中に紹介し、10台限定で「車両購入クーポン」を販売します。これはBMWにとって初の試みとなります。

SUVの新型「XC40」がリアルに凄い! 全てに完璧を求めるボルボの自信作

 BMWとショップチャンネルは今回の取り組みを通じて、「i3」と共に環境にやさしい生活をユーザーに提供することを目指すとしています。

 ショップチャンネルによる「i3」の販売方法は、まず「車両購入クーポン」をユーザーが購入し、その後BMWから連絡と説明があり、購入契約を結ぶという流れになります。なお「車両購入クーポン」は、そのまま頭金に充当されるとのことです。

 ここで、BMWがテレビ通販で販売するに至った経緯を、BMW広報にうかがってみました。

――今回、なぜ電気自動車「i3」をテレビ通販で販売することにしたのですか。

 BMW「i3」は2015年にアマゾンドットコムでの販売、2017年には自社サイトやコストコホールセール店舗で販売を行なっており、新たな販売手法を積極的に取り入れていきたいと考えているためです。

――どのような購買層をターゲットとして考えていますか?

 ショップチャンネル様のメインターゲットである50代から60代女性に訴求したいと考えております。 ――ユーザーがテレビ通販でクルマを買うメリットはありますか。

 BMWでは全国にディーラーを展開していますが、ディーラーが近くにないという方や、現在クルマがないからディーラーに足を運べないという方、クルマに詳しくないお客様にも番組で商品を紹介でき見ていただけるところが、最大のメリットだと考えております。

――アフターサービス面などの問題はありませんか。

 納車やアフターサービスは全国のディーラー経由で行なうため、ディーラーで直接購入したお客様と同じサービスを提供できます。

※ ※ ※

 テレビ通販番組「ショップチャンネル」の運営会社、ジュピターショップチャンネル株式会社の広報にも「i3」を販売する狙いをうかがってみました。

――なぜ電気自動車をショップチャンネルで販売することにしたのですか。

 弊社ではファッション、コスメ、家庭用品、健康グッズなど、世界中から厳選した商品を毎週約500アイテム取り扱っておりますが、ショップチャンネルが電気自動車をご紹介するのは今回が初めてです。

 また、BMW様のクルマが日本のテレビ通販に登場するのも初めてのことですが、この取り組みではBMW様の「よりいいものを提供したい」という“こだわり”とストーリーの詰まった「i3」に魅力と共感を覚え、ショップチャンネル上で1時間かけてご紹介させていただくことにしました。

――御社の既存ユーザー層と今回のターゲット層に違いはありますか?

 ショップチャンネルでは常にBMW「i3」のように、時間をかけてご紹介する価値のあるものを選出することで、「大人ならでは選択眼と人生を豊かに自分らしく楽しむ『目利きの力』を持った女性」をターゲットとしています。したがって、今回の取り組みでも同じく、既存のユーザーの中で最も数の多い40代から60代を購買層として考えております。

 また、ディーラーまで足を運ぶのが困難な方もターゲットとしておりますが、私どもとしても今回の試みの反響に強い期待を抱いています。

※ ※ ※

 なお、2011年12月22日には国内初となる試みとして、テレビ通販大手の『ジャパネットたかた』が三菱の電気自動車「i-MiEV」(アイミーブ)ならびに「MINICAB-MiEV」(ミニキャブミーブ)をテレビ東京の通販番組で紹介、販売した実績があります。

 輸入車としては初となるBMW「i3」のテレビ通販が、電気自動車の普及にどのように結びつくのか。またクルマの販売方法多様化が受け入れられるのか、興味深い取り組みとなりそうです。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

505.0610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

68.8330.0万円

中古車を検索
i3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

505.0610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

68.8330.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村