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〈試乗インプレ〉ランブレッタ「V200スペシャル」/シリーズ唯一、高速道路を走れるハイエンドモデル

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〈試乗インプレ〉ランブレッタ「V200スペシャル」/シリーズ唯一、高速道路を走れるハイエンドモデル

軽やかなステップを踏む、落ち着いた車体!
ランブレッタのスクーターは、排気量49.5cc、124.7cc、そして168.9ccの3モデルがラインナップされている。いずれもシャシーは共通。ただ、シリーズ最大排気量となるこの「V200スペシャル」は、ツインショック仕様となり、外観で違いがわかるポイントとなる。

さらに、それぞれバリエーションは、フロントフェンダーがボディに固定されている「Fix」と、フロントサスにフェンダーが装備されている「Flex」の2タイプがラインナップ。

カワサキ「Z900RS」/元WGPワークスライダーによる試乗インプレ

シリーズ最大排気量169ccエンジンの走り出しは、しっとりした雰囲気で滑らかさがあり、それでいて淀みのないCVT特有の伸びをみせる。

初速こそ加速力に鋭さは伺えないが、30km/h以上に速度を上げていくと、逆にチカラが上乗せされていくので、常用域での過減速は実にキビキビとしたものだ。

それこそ、幹線道路を流しつつ追い越しを掛けるシチュエーションであっても、タイミングを逸することなく、前車をパスするのに必要な速度を得る事が可能。

パワーと車体のバランスが良好で、重たさを感じる事なく、車格のイメージに反してヒラヒラと軽やかなステップを踏める。

さらに、シリーズ唯一のツインリアショックにより、高速域においての不快な突き上げはなく、重厚感すら漂わせる落ち付き払った巡航が可能だ。

速度域が上がると少々不安になる12インチのタイヤだが、V200ではABSをフロントに標準装備。雨天時はとても心強いだろう。

実際のABS動作は、とてもキメ細やかでギクシャクせずにベストな制動を促してくれる。

クラシックスタイルのようであり、先進的なギミックをバランスさせた、現代のあるべきスクーターの姿がV200シリーズなのかもしれない。

文:山口銀次郎/写真:伊勢 悟

ランブレッタ V200 Special Fix / V200 Special Flex 主なスペックと価格
全長×全幅×全高:1890×735×1115mm
ホイールベース:1340mm
シート高:770mm
車両重量:134kg
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量:168.9cc
圧縮比:10.2
最高出力:12PS/7500rpm
最大トルク:1.3kg-m/5500rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:6L
変速機形式:Vベルト無段変速
ブレーキ形式 前・後:φ226mmディスク・φ220mmディスク
タイヤサイズ 前・後:110/70-12・120/70-12
メーカー希望小売価格(8%税込):45万円(単色)/50万円(バイカラー)

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ランブレッタ 公式サイト(サインハウス)
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