この記事をまとめると
■東北カスタムカーショー2023が開催
シャコタン・シャコアゲにオーディオチューンまで! クルマいじりなら何でもありの東北カスタムカーショー2023がド派手に開幕した
■茨城のショップ「リブロック」が出展した
■展示されていた「ダンボルギーニ」を紹介
なぜダンボルギーニを作ったのか?
東北カスタムカーショーの会場内を巡っていて気づくのは、子どもが楽しめるというか、運転席にどうぞ乗り込んでみて下さい、という展示が多いこと。まぁクルマのショー自体、普段は大人のフリをしている大きな子どもたちの集まりのようなところはあるにしても、スーパーカーでありながら気軽に触って体験できる点では、「ダンボルギーニ」ほどインパクトのある存在はない。
出展社は茨城の「リブロック」というショップで、元々は板金・修理もお手のものというレストアガレージだ。ダンボールを曲げて張り合わせただけでも、エッジの効いたウェッジシェイプは再現可能で、ベース車がNA型のユーノス・ロードスターだけに、リトラクタブルライトまで忠実に再現されている。ダンボールのカウンタックというわけだ。それにしても、どうしてダンボルギーニを作ったのか? その理由には、板金レストアを手がけてきたからこその裏話が隠されていた。
代表の上野修三氏たちはこれまで、車種を問わずボディの板金レストアを手がけてきたが、その作業の定番は錆びたアンダーボディの複雑な形状をスコッチブライトのナイロンたわしで擦ることだった。もろくなって崩壊した部分は切断して、板金で同じ板厚の鉄板を溶接で繋いで、また磨くこと。その上にようやくプライマーを施工してアンダーコートを塗って……という作業で、かかる手間の割にお客さんに費用面で喜ばれないというジレンマもあった。
そこで上野氏がクルマに施せる防水材塗装を考えた。それが「リブロック」で、元々は防弾チョッキにも使われているという弾力性があって丈夫な、でもしなやかな4層コートの塗膜でアンダーボディ全体を覆うのだ。無論、構造的に弱くなった部分には、繊維やファイバーなどを当てがった上に厚塗りすることで強度をもたせるという。実際にコーティングされた布地を、シャックルにかけて上野氏がぶら下がって見せたが、伸びたり破れたりする気配はまったくなかった。塗装面が固くなるのに、変形しても割れないしなやかさもリブロックの特徴だ。錆止め効果もあれば、飛び石や泥はねからもボディ下面を守れるわけだ。
塗料としてはアクリル樹脂系で水性なので、FRPのような樹脂には無論、ガラスのような下地素材にも塗れるという。すでにレストアの現場でも続々使われて好評を得ているという。アンダーボディはもちろんホイールハウス内側まで、近頃は本格SUVや4×4クロカンがオフロード走行でパネルを傷める前に施工する例もあるとか。錆に悩むぐらいなら思い切って施工してもらうのがよさそうだ。
ちなみに例のダンボルギーニは実走可能で、ドリフト走行中に屋根から風を含んで一度飛ばしてしまったそうだが、それ以外では丈夫かつ「しなやかに」走ってきたそうだ。恐るべし!
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