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【プロトタイプ試乗】「ホンダ・フィット」全方位的に進化したホンダの意欲作!

掲載 更新 17
【プロトタイプ試乗】「ホンダ・フィット」全方位的に進化したホンダの意欲作!

新型フィットの試乗会が北海道の旭川市郊外にあるホンダのテストコース「鷹栖プルービンググラウンド」で開催された。この4代目フィットの発売は2020年2月としばらく先となるが、まずはプロトタイプの印象をお届けしよう。

新型は2モーター方式の「e:HEV」を搭載

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新型フィットは2001年に登場した初代から数えて4代目となるモデル。この新型は、グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを目指して開発されたという。

従来型フィットのハイブリッドシステムは、構造がシンプルな1モーター方式に7速DCTを組み合わせていた。だが新型のハイブリッド車は、インサイトやオデッセイなどに搭載される2モーター式の「スポーツハイブリッドi-MMD」を小型化してコンパクトカーに初搭載し、電気式CVTを組み合わせる。ちなみに名称は「i-MMD」から「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更された。

新型フィットはアイドリングストップ状態から走行用モーターで発進。高負荷時には1.5Lエンジンにより発電用モーターを駆動し、その電力を走行用モーターに供給する。さらに高速巡航時などにはエンジンのみの駆動となる。
実際に、テストコースの走行時では、そのつながりはスムーズであり排気量からは想像がつかない頼もしさで加速する。

さらに、中間加速が驚くほど鋭いのだ。なおかつ、エンジンの吹け上がりがスムーズでありガサつきなどのノイズも抑えられている。そのため、ベーシックカーではなく欧州車ならCセグメントに属すクルマに乗っているような上質さが印象に残った。

新型フィットはベーシックカーとして世界で高い支持を得るはず

現状、公式な数値は未発表だが燃費性能もクラストップレベルを目指して開発中という。走りに関しては、直進時にはステアリングがセンターで落ち着き、切り始めると舵角に対して正確な反応を示す。中速域以上になると軽めだったステアリングの手応えにシッカリ感が加わり、切り込む過程でタイヤのグリップ力が増す実感が得やすい。ロールの進みぐあいも適度であり、4輪がバランスよく路面をつかんでいる様子が伝わってきた。それでいて、乗り心地が快適なことも新型フィットの特徴だ。特に、路面の凹凸やうねりなど強い入力による衝撃のいなし方はフォルクスワーゲン・ポロなどの欧州車を思わせる。

1.3LガソリンエンジンはCVTとの組み合わせになるが、ベーシックカーとしては十分な力強さを得ている。ただ、走りの質感についてはクラスの平均レベルといったところだ。

その一方で、新型フィットは室内スペースが欧州車のCセグメントを超えるほど広々としている。前席で最適な運転姿勢を選び、そのまま後席に移っても膝と背もたれの間に握りこぶしが縦に1つ以上入る余裕があるほどだ。シートは従来型よりクッション厚がフロント30mm、リアで24mm増加しており、これにより疲れにくい座り心地を維持することができる。

まだ詳細なスペックは明らかにされていないが、ボディサイズは5ナンバーサイズの従来型とほぼ同じだという。新型フィットは、日本車を代表するベーシックカーとして世界の市場で高い支持を得るはずだ。

FIT CROSSSTAR

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本田技研工業 0120-112-010

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みんなのコメント

17件
  • 画像見ただけで内外装の質感上がってるのが分かる。
    デザインは旧型からいきなり変わったから違和感あるかも知れないが実車見たら欲しくなるかも。
  • このスタイルでタイプRとかRSは…ないな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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