■新車のプリウスが200万円切り!
トヨタ「プリウス」の現行モデルは、スポーティなスタイリングに上質な内装などを備え、トヨタ車のなかでも上級のハイブリッドモデルとして展開されています。
そんなプリウスですが、新車で200万円を切るモデルがかつて設定されていました。新車価格が高騰するなか、SNSなどでは驚きの声が寄せられています。
【画像】超カッコイイ! これが「プリウスEX」です!(44枚)
プリウスは1997年に登場しました。世界初の量産ハイブリッド車としてデビュー後は進化を重ね、現在もなおハイブリッド車の代名詞として知られています。
2009年登場の3代目からはボディサイズの大型化やトップレベルの安全装備の採用など、上級路線へとシフト。
2022年登場の現行型(5代目)では、すでにトヨタの多くのモデルでハイブリッド車がラインナップされていることから、さらに個性的なキャラクターを獲得。
非常に洗練されたスポーティなスタイリングや走りのよさを追求し、「アクア」や「ヤリス」などを従え、より上級クラスのモデルとなっています。
そんなプリウスですが、2009年6月に非常に安い価格の「プリウスEX」というモデルが急遽登場していました。
前月には先述の3代目プリウスが登場したばかりでしたが、ボディサイズが拡大し、全長が10cm延長。搭載エンジンも1.5リッターから1.8リッターへと排気量がアップされ、自動車税区分もワンランクアップしてしまいました。
さらに3代目プリウス登場直前に、ホンダからハイブリッドカーの「インサイト」(2代目)が登場。プリウスよりも小型のボディに維持費の安い1.3リッターエンジンを搭載したうえ、価格は189万円スタートと脅威ともなるべきライバルが現れたのです。
そこでトヨタは1.5リッターエンジンの2代目を、新型の3代目と併売することを決定。これがプリウスEXです。
価格を抑えるため、ホイールキャップやフォグランプなどを装備からなくし、ボディカラーも白、黒、シルバーの3色に限定することで、インサイトと同じ189万円という価格を実現しました。
2012年春ごろまで販売されたプリウスEXは、実際にはビジネスユーザーなどに支持され、インサイトへのユーザーの流失を防ぐことができたようです。
ちなみに、こうした「新旧モデルの併売」は、「カローラ/カローラツーリング」とともに、旧型の「カローラアクシオ/カローラフィールダー」を併売するという形で現在も継続。
こちらも安価な価格やコンパクトなボディサイズから、主にビジネスユーザーに支持されています。
そんなプリウスEXについて、SNSなどでは現在も「プリウスで200万円切ってたのは安い!」「安いプリウスいいね」と、廉価版として手頃な価格で残したことへの評価が見られます。
また、「プリウスEXはインサイトに金額合わせてきたのは伝説」「ホンダのインサイトはこれで息の根を止められた」などと衝撃的なデビューを振り返る人も。
さらに「iPhoneでいうところのSEみたいなもん」「アクアが出るまでのつなぎと、タクシー需要への訴求が主たる存在目的だった」など、その存在意義が明確だったことを考察する意見もありました。
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みんなのコメント
ぢゃ~、1100ccカローラの話してみい。
しかし、このくるまのニュースの記事はひどいのばっかりだな!