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【アウター系に期待】新型ホンダ・ヴェゼル「オフローダー仕様」もアリ?

掲載 更新 38
【アウター系に期待】新型ホンダ・ヴェゼル「オフローダー仕様」もアリ?

新型ヴェゼル 訴求色は「カーキ」

text:Kenji Momota(桃田健史)

【画像】出るか? オフロード系【ヴェゼルとフィット・クロスターを比較】 全188枚

editor:Taro Ueno(上野太朗)

満を持してホンダが導入した、新型ヴェゼル。

業界では訴求色と呼ばれる、商品カタログやホームページで、そのモデルを象徴するボディカラーがある。

新型ヴェゼルの場合は、プレミアムサンライトホワイト・パールと、2トーンのサンドカーキ・パール&ブラックだ。

カーキといえば当然、オフローダーやキャンプなど、アウトドアをイメージする。

今回のサンドカーキ・パール&ブラックについては「都市や自然の風景にも調和するナチュラルなカーキ」と表現されている。

となれば、純正アクセサリーが気になるところだが、アクセサリーカタログを見て「やっぱり無かったか……」という声を上げるユーザーは少なくないのではないだろうか。

純正パーツとなるホンダアクセスの設定の場合、エクステリアは「アーバンスタイル」と「カジュアルスタイル」の2種類。

アーバンとはその名のとおり都会派だが、カジュアルとなったも都会周辺での雰囲気を狙っている。

「やっぱり、オフロード系の純正エクステリアは無かった」

これは、新型ヴェゼル自体の商品コンセプトである「世界に、あたらしい気分を。」という中で、アウトドア系は盛り込まれているものの、ライト気分のキャンプにとどめる商品訴求をしているからだろう。

ならば……。

ヴェゼルをオフロード系に仕立てると……

アフターマーケット業界にとっては「やっぱり(オフロード系のオプション設定が)無くて、(われわれにとっては)良かった」ということになる。

カーキ系ボディ色から、オフロード系カスタマイズのイメージを一気に膨らませて、本田技研工業、本田技術研究所、本田アクセス、さらには走り系カスタマイズが主流の無限など、ホンダ直系企業関係者が「あっと驚く」ようなカスタマイズバージョンが、2022年1月の東京オートサロンに向けて着々と計画されているのかもしれない……。

ここからは、あくまでも筆者(桃田健史)の推測だが、エクステリアについては当然、リフトアップしてくる。フロントマスクについては当然、グリル部分がブラック系に変更。

アンダーガードをイメージしたフロントバンパーになるが、バンパーガードについてはエクステリア全体のバランスを考えると無し、または少し変わった形状が似合いそうだ。

サイドビューでは当然、ホイールアーチ部分にブラック系の樹脂パーツ。サイドステップも重厚なイメージに変更。

リアビューについては、結構難しそうだ。

フロントからの繋がり感でリアバンパー中央部をはね上げてしまうと、リアコンビライト周りの先進的なイメージとのバランスが崩れる恐れがあり、結果的にリアはノーマルをキープか?

攻めた「過激仕様」も意外にあり?

さて、ルーフキャリアはアメリカ製YAKIMAではどうか?

YAKIMAは北米トヨタディーラーのオフィシャルグッズに登録されている人気オフロードブランドだ。

ホンダの場合、バーチャル開催となった東京オートサロン2021に出展した、「フィットe:HEVクロスター・カスタム」で、ホンダとしてモーターショーなど大型イベントでの展示用として初めてYAKIMAのキャリアを装着した。

ホンダ関係者によると、これはあくまでもコンセプトモデルとして作成するうえで個別に購入した商品であり、オプション設定になるという話ではないようだ。

こうしてエクステリアのカスタマイズを考えていくと、結果的にパワートレインなどを共有する「フィットe:HEVクロスター・カスタム」に近いイメージが沸いてくる。

見方をかえると、これがベンチマークとなり、より過激なカスタマイズをアフターマーケットメーカーが仕掛けていることが想定される。

なにせ、4WDの走りは、e:HEV+リアルタイムAWDによって、同システム搭載のCR-Vに比べて、ボディはひと回り小さく、軽量であるため、かなりハードなオフロード走行もこなす実力があるはずだ。

そうした走りの技術に裏打ちされたうえで、エクステリアのカスタマイズを進めていくと、仕様がドンドン過激になってきそうだ。

流行りの「車中泊」はどうだろう?

インテリアについては、ホンダは「載せたいものが、載る荷室」という表現を使い、後席は「ほぼフルフラット」になる。26インチタイヤのマウンテンバイク2台が入る。

ただし、ホンダが推奨する使い勝手としては、さすがに車中泊というイメージでもない。

シートバックに寝るというより、ディーラーオプションにあるシートバックトレーを活用した、あくまでも効率的な荷室というイメージが先行する。

とはいえ、やはり寝転がってパノラマルーフ越しの夜空を是非楽しみたいものだ。静電タッチ式のLEDルームランプも車内でゆったり過ごすための大きな助けとなる。

新型ヴェゼルの場合、初代ヴェゼルと同じく、車内でずっと過ごす車中泊というより、リアハッチを上げた状態で小川キャンパルのカーサイトタープを張ったり、車外でテントを張るなど、キャンプ場などでのアウトドアライフ向きだと思う。

だが、前述のように過激なエクステリアのカスタマイズが進んだ場合、インテリアでも車中泊を前提としたさまざまな仕様が登場する可能性も否定できない。

繰り返すがキモになるとも、このボディサイズでありながら、2モーターハイブリッドシステムのe:HEVとリアルタイムAWDでの高い走破性により「いろいろなところに行ける」こと。

そうなればやはり、車中泊がしたくなるものだ。

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みんなのコメント

38件
  • え?
    じゃノーマルのヴェゼルって何なの?
  • 最近のホンダ車はどうもデザインが迷走しているような気がする。車として無条件にカッコイイと思える車種が見当たらない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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